公開 :
赤ちゃんを守りたい。妊娠中にリンゴ病の感染リスクに直面した時の体験談

妊娠中に気をつけたい感染症の1つにリンゴ病(伝染性紅斑)があるのを知っていますか?
私は上の子(1歳11ヶ月)を保育園に預けながら2人目を妊娠しているのですが、妊娠9週の頃、リンゴ病の感染リスクに直面し、不安に感じた経験をしました。
家族に保育園に通う子がいると、感染症を持ち帰ってくることもしばしば・・・。
今回は、その時に感じたことや、具体的にどのような行動を取ったのか、お伝えできればと思います。
妊婦健診で聞いた、妊娠中に気をつけるべき感染症
今年1月中旬、娘の保育園では胃腸炎やインフル、コロナなど色々な感染症が流行っていました。
そこで、念のため妊婦健診時に気をつけた方がよい感染症を聞いたところ、「風疹」と「リンゴ病(伝染性紅斑)」との回答が。
※ネットで調べると他感染症もあるようですが、私の場合は医師からこの2つを注意するように言われました。詳しくはご自身の担当医師へ確認いただくのがよいと思います
風疹は1人目の出産後にワクチン接種をしていたので、気にならなかったものの、「リンゴ病・・・なんか聞いたことがある・・・ちょうど先週の保育園内感染者にリンゴ病が出てた!!」ということを思い出し、急に焦り?不安?が込み上げました。
医師に娘の保育園でリンゴ病の感染者が出ていることを伝えたところ、リンゴ病は過去に1度でも罹ったことがあれば、再度感染することはないそうで、約8割の人は子どもの頃に感染しているとの説明を受けました。
ただ、かなり身近に感染者が出ていたので、念のため抗体有無を調べることとなり、急遽血液検査をして帰宅しました。
「約8割の人は既に罹っているなら、きっと私も大丈夫だろう」と軽い気持ちだったのを今でも覚えています・・・。
妊婦がリンゴ病に感染したらどうなる?医師から言われたこと
◎リンゴ病とは、ヒトパルボウイルスB19というウイルスによる感染症で、4〜10歳の子どもが罹りやすい病気であること
◎症状は、微熱、鼻水、咳、頭痛、倦怠感といった風邪のような症状のあと、両頬にりんごのような赤い発疹や、腕や太ももに発疹があらわれるのが特徴であること
◎感染力が強い期間は、頬の発疹が出る7~10日くらい前で、この時期は風邪に似た症状しか出ないのでリンゴ病の判断が難しいということ
◎妊婦が罹ると、胎児にも感染する可能性があり、流産のリスクとなる可能性があること
◎特に妊娠初期(妊娠20週まで)はリスクがかなり高いということ
◎妊婦が感染したからといって、必ずしも胎児も感染するということではないとのこと
医師から電話で「リンゴ病の抗体無し」と告げられる
検査結果は約1週間後に出ると言われていた中、検査実施から3日後に急に産婦人科から電話があり、「抗体はほぼ0という結果。リンゴ病に感染するリスクが十分にあるため、子どもを保育園に預ける際はくれぐれも気をつけるように」と医師から告げられました。
そこから急に怖くなり、検索魔となり、調べれば調べるほど不安に押し潰されそうになりました・・・。
そこから、具体的に行ったこと
保育園に預けないことが一番のリスク回避ではあるものの、共働きの我が家にとっては非現実的な話でもあり、次のことを行いました。
◎保育園に相談
過去に自分と同じような境遇の親子がいなかったかの相談をしました。
結果、そのような例はなかったものの、最近の県や市の感染傾向や園内のこれまでの実績について細かく調べていただき、娘や私が園経由で感染する確率はかなり低いのではないか、とお話いただくことができました。
具体的には、下記について教えていただきました。
・(私が相談した時点での)園内感染者は0名になった点
・直近数週間の県と市の感染者状況を調べた結果、直近の感染者数はかなり減少傾向にあり、流行は落ち着いてきているという点
・園内のこれまでの実績を見ると、リンゴ病の流行は基本3歳児クラス以上で、今年度に限っては娘が所属する0歳児クラスでは1人も感染者が出ていない点
また、しばらくの期間は娘のクラスで風邪症状の子が出た場合は、すぐに知らせていただけることになりました。
あとは当たり前のことですが、下記についてもかなり気をつけたことになります。
◎マスク着用・手洗いうがいの徹底
◎人の多い場所へのお出かけを避ける
最後に
私の場合は幸い、娘の年齢がリンゴ病を発症しやすい年齢に達しておらず、世の中の感染状況も落ち着いてきている段階だったというのもあり、結果的にリンゴ病に感染することなく、無事に妊娠20週を迎えることができました。
育児をしながらの妊婦生活は体力的にも精神的にもハードで、心が折れそうな時もありますが、これはこれで幸せな時間なんだ!と思いながら、育児も妊婦生活も楽しめたらいいなと思っています。
育児しながらの妊婦生活は、1人目の妊婦生活とは違いトラブルも多く、しんどい事も多いですが、これも幸せな貴重な時間なんだ!と思うようにしています!