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小学校の勉強が不安…そんなときに役立った「絵本学習」

小学校に入ると、いよいよ勉強が本格的に始まります。でも、いざ授業が始まると「むずかしい」「学校に行きたくない」と感じる子もいるかもしれません。わが家の長男(小3)も、1年生のころに同じように勉強でつまずきました。そんなときに助けられたのが「絵本」でした。
「絵本学習」を取り入れた理由
保育園や幼稚園を卒園したばかりの1年生にとって、いきなりドリルや問題集に取り組むのはハードルが高いもの。長男もそうで、ドリルを開くとすぐに飽きてしまい、机に向かうのが苦痛になっていました。でも、絵本なら話は別。読み聞かせが好きだったこともあり、学びの要素がある絵本には自然と興味を示してくれました。実際に役立った絵本たちはこちらです。
1. 遠山敬『さんすうだいすき』
算数に苦手意識を持たせたくないと思っていたときに出会ったシリーズ。計算問題ではなく、数の仕組みや考え方がイラスト入りでわかりやすく解説されており、遊び感覚で学べます。長男も「これってこういうことだったんだ!」と、足し算・引き算のイメージがつかめたようでした。
2. 荒井真紀『あさがお』
1年生の生活科で定番の「あさがお」の栽培。この絵本を読んだことで、種まきから花が咲き、種ができるまでの流れがイメージしやすくなり、観察が楽しくなったようです。

3. 鹿島和夫『一年一組せんせいあのね』
勉強とは少し離れますが、小学校生活に慣れるきっかけになった一冊。「せんせいあのね」ノートに書かれた子どもたちの言葉にふれ、「学校ってこういう場所なんだ」と、安心できたようでした。
勉強は、絵本から始めてもいい
絵本を通じて、長男の中で「勉強はむずかしいもの」から「ちょっとおもしろいもの」へと気持ちが変わっていきました。机に向かって文字や数字を書くことだけが勉強ではありません。絵本の中にも、学びのきっかけはたくさんあります。学校の勉強に不安を感じているお子さんがいたら、こんな方法もあるという体験談として、参考になればうれしいです。

「勉強って楽しいかも」と思えるきっかけが、身近な絵本の中にありました