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ADHD偏食息子が1品克服!食べられるようになったものとは?

わが家の息子は赤ちゃんの時から偏食がすごかったです。第一子で育児の右も左もわからない中食べてくれない原因もわからず、私は離乳食本を沢山買って読んでは作り、吐き出されたり投げ捨てられたりしては別のものを作りと、本当に試行錯誤の繰り返しでした。
発達障がいの疑いがあると分かった1歳半ごろ、今までの肩の力がすーっと抜けていく感じがしました。「そっか。この子には生まれつきの原因があったんだ。今まで色々と頑張って食べさせようとして、本当にごめんね。」そう息子に思い、そこから食べさせなきゃと毎食1時間以上かけていた食事の時間に力を入れなくなりました。
だからいい意味で、私は早くから息子の発達障がいを知れて良かったと思っています。
子どもが大好きなアレ!
食べられるようになったもの、それは『アイスクリーム』です。
アイスを初めて食べさせようとしたのは特性があると分かってから。2歳前くらいだったと思います。勝手に子どもはみーんなアイスが好きだと予想して、出かけ先で息子が好きなきな粉がかかったソフトクリームを買っていざあげようとしたらその時一口しか食べませんでした。
私は「え、甘くておいしいアイスもういらないの?」とちょっとビックリでした。ですが初見のものは食べない事がほとんどだった息子。一口でも食べた!よっし!と、その場でそれ以上勧めることはありませんでした。
その後少し成長して4歳になりたての頃、フードコートのアイス屋さんでチョコアイスをすすめてみたところ「食べてみる!」と言ってくれたので再びアイスに挑戦!結果、カップに入ったチョコアイスを半分ほど食べる事が出来ました!
食べられるアイスはチョコ味限定
チョコアイスを食べられるようになったので、自分たちが買った別の味のアイスも食べるかな?と機会があるたび勧めてみると、それはやっぱり食べません。もう一種類ぐらい食べれるようになったらいいのにな~、そう思っていたところで1ついい作戦を思いつきました。
息子は1歳頃からおでかけの際、食事にもおやつにも飲むジュレをよくあげていました。パウチタイプで自分でチューチュー吸うことができる野菜や果物が入ったジュレです。親子ともに手軽さやおいしさが気に入っていたため、結局5歳頃まで飲んでいました。そして作戦というのは、そのジュレと同じようにパウチタイプで吸うアイスなら興味をもって口にしてくれるかも!というものでした。
そしてバニラ味のパウチタイプアイスを買って渡したところ、作戦成功!!チョコ味でなくともアイスを口にしてくれ、ほぼほぼ完食できました!そこから息子はバニラという味もおいしいという事がわかり、成長した現在小学生ではバニラ+チョコ=でクッキー&クリーム味も大好きです。
食べられるように、無理なくきっかけを探していく
特性のある子は偏食もある子が多いと聞きます。ただただ味が好きではないので食べない、そういう理由ではなく視覚的だったり舌ざわりだったりで食べられない子も沢山います。なので、同じようにもし自分のお子さんが小さい頃から色々とスムーズに食べてくれない場合は、同じような原因があるかもしれません。
けれど、大丈夫です!成長と共に、小さなきっかけで少しずつですが食べられるバリエーションが増えていきます。現在小学3年生になった息子がそうでした。あせらずに、子どものペースで。無理をしても親子ともにしんどいし食事の時間じたいを嫌いになる可能性だってあります。
なので大人になるまでにいつかは食べてくれるだろう、と気長に待つのがポイントです。その待っているなかでヒントを見つけて今回のように一歩踏み出しやすいきっかけを作ってみる、というのが私のおすすめです。
食べられるものが極端に少なくても、体重が増えて元気に成長していたら大丈夫!自信をもってください。