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子どもが笑顔になる冒険。パース中心部で出会える『野生のカンガルー』

※この記事は、子連れパース旅行シリーズ第4
回です。
第1回では【格安航空搭乗の時のオススメの時間帯と持ち物】、
第2回では、【旅行にかかった費用とスケジュール】、
第3回では【カバシャム・ワイルドライフ・パークでの動物ふれあい体験】についてご紹介しました。
今回は、パース中心部からすぐの場所で、野生のカンガルーと出会えるスポットをご紹介します!
パース中心部からすぐの場所で、野生のカンガルーと出会える自然保護区があるのをご存じですか?
それが「ヘイリッソン・アイランド・カンガルー自然保護区(Heirisson Island)」です。
観光地というより、静かで自然あふれる『隠れた穴場』のような場所。子連れでも気軽に訪れられて、オーストラリアらしい体験ができる、そんな素敵な時間を過ごしてきました。

アクセス:パース駅からの行き方
ヘイリッソン・アイランドは、スワン川の中に浮かぶ小さな島で、パースの市街地からとても近く、子連れでもアクセスしやすいのが魅力です。
【アクセス方法(公共交通機関の場合)】
• パース駅から無料のCATバス(赤ルート)に前のドアから乗車(一部、有料の日あり。)
• 「Victoria Park Drive(ビクトリアパーク・ドライブ)」バス停で下車
• 徒歩5分ほどで自然保護区の入り口に到着
※バスは約10〜15分おきに運行していて便利です。ベビーカーの乗車も可能でした。

自然保護区だからこそ、事前に子どもたちとカンガルーについてお話ししたこと
野生のカンガルーに接する自然保護区。
数日前の動物園と違いについて以下のことを含めて子どもたちに説明しました。
餌を与えない
→可愛いカンガルーに、ついつい餌などを与えたくなりますが、
野生動物に餌付けするのは自然の生態系を壊す原因に。また、人間の食べ物はカンガルーにとって毒な場合もあります。
静かに行動する
→大声を出したり急に動いたりすると、カンガルーを驚かせてしまうことがあります。静かに、落ち着いて行動しよう。
攻撃のサインに注意する
→カンガルーが立ち上がる、しっぽで体を支える、前足を上げるなどの行動は「攻撃の準備」を意味します。このようなサインを見たら、すぐに後退しましょう。
ちなみに、カンガルーは時速約50〜70kmで走ることができます!
「遠くからどんな速さかカンガルーと一緒に走ってみたいね」と子どもたちとお話ししました。

自然保護区の広さと雰囲気
ヘイリッソン・アイランドは、島全体が自然保護エリアになっており、遊歩道が整備された散策コースのようなつくりになっています。
ぐるりと1周するのに大人の足でゆっくり歩いて30〜40分ほど。
園内は、人工物が少なく、木々や草地がそのまま残されていて、まさに「The・自然」。鳥のさえずりや風の音を聞きながら、子どもたちは草の上を思いきり走り回って、自然と一体になった遊び時間を楽しんでいました。

カンガルーはどこに…?なかなか見つからないドキドキ感
今回、私たちも子どもたちと一緒に「カンガルー探しの冒険」をスタートしましたが…
正直、最初は全然見つからず、ちょっと不安に。
「ほんとにいるのかな…?」と思いながらも、広い草むらや林の奥を歩きながら探すこと約30分。
最後の最後に、ついにカンガルー発見!

野生のカンガルーに至近距離で会える感動体験
見つけたカンガルーは数頭で、草むらの中でのんびりと他の観光客と写真撮影するなどして過ごしていました。
人間に慣れているのか、こちらが静かにしていれば逃げることもなく、
かなり近くまで寄ることができて写真もバッチリ撮影できました!
この距離感には正直ビックリしました。

子どもたちの楽しみ方と思い出
子どもたちはというと、もう大はしゃぎ。
カンガルーを見つけると追いかけてみたり、草の上で追いかけっこをしたり、自然の中を思いっきり走り回る姿が印象的でした。
ただの観光スポットではなく、「遊び場」として楽しめたことが、家族にとっては何よりの収穫だったかもしれません。

注意点・あると便利なもの
カンガルーは自然の中で生活しているため、必ず見られるとは限りません。
日陰が少ない場所もあるので、帽子・水分補給・虫よけ対策はしっかりと!
島内には売店やトイレがほとんどないため、事前に準備してから行くのがおすすめです。
ヘイリッソン・アイランドは、
アクセスしやすく
無料で楽しめて
野生動物との距離がとても近い
という、子連れ旅行にぴったりのスポット。
“観光地らしさ”はありませんが、だからこそ味わえる静かでのびのびした時間がここにはありました。
「カンガルー探し」のちょっとした冒険も含めて、家族の心に残る一日になりました。

手軽に行ける
自然体験の宝箱だよ!