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「お勉強は一切しません」方針の幼稚園に通っていた兄弟が、小学校に入学してみたら

幼児期の大切な時間を、レッジョエミリア教育の元、大自然の中でやりたいことに明け暮れた日々は、息子たちの人生の宝物になったはず! 「お勉強は一切しません」という園の方針が気に入って、駅前の自宅から、あえて山の中の幼稚園を選択できた私たち夫婦は、かなりナイスだったと思っています。
小学校に入学してみると
ところが小学校に入学してみると、お勉強してきた子との差が歴然!
例えば入学式当日、自席に座って手をお膝に置き、先生の目を見てじっと座っている子が大半の中、息子は手を机の上に置き、先生のお話半分、ママの方を見てニタニタ…。
また、大半の子がひらがなの読み書きができている中、息子にとっては初めてきちんとひらがなを習う状態。息子に「授業どう?」と聞くと「みんな、ひらがなプリント終わらせるのが早過ぎるから、オレは大変!」と勉強も遅れている様子。
さらに4月末の授業参観では、授業中にフラリと立ち歩く姿まで、バッチリと見学してきました。
ちなみに上記は、現在小1の次男の姿を想いうかべながら記載しているのですが、実は現在小4の長男が小1の時も、ほぼほぼ同じ状態でした。こんな現状をお伝えしてしまうと「少しでも学習時間のある幼稚園に行った方が良いわね」と思われてしまうかもしれませんが、私自身はこの状況をあまり心配していません。
好きなことがあれば大丈夫
現在小4になった長男を見ていて思うのは、小1の時点で授業中にジッと座っていられなくても、小1の時点で勉強が苦手でも、好きなことや得意なことがあれば大丈夫ということ。
幼児期に思いっきり遊んできた息子は「遊ぶのが本当に上手」と先生に褒められるほどで、休み時間はいつも輪の中心!生活の授業で行った昔遊びでは、けん玉や駒回しで、みんなのお手本として活躍していたのだそう。また、図工の時間に描いた絵は、学年の代表として選ばれて美術館に飾られるほど!
さらに、1年生の頃はほぼ0点だった漢字テストも、2年生になってからはほぼ満点。

また3年生から始まった理科の授業でも、するどい考察力を評価され続けているし、理科のテストは100点以外とったことはありません。大自然の中でやりたいことに明け暮れた日々は、自然と理科の知識を深めると同時に、息子の自己効力感を高め、諦めずに前向きに取り組む力を育んでくれていたように思います。4年生になってからは、学級委員に立候補するまでに成長しています。
「お勉強は一切しません」方針の幼稚園に通っていた兄弟が、小学校に入学してみたら
わが家のように「お勉強は一切しません」という園の方針が気に入って入園する場合もあれば、自宅から近い園が「お勉強は一切しません」という方針の園だったから入園せざるを得ないという場合もあると思います。わが家の息子たちの現状になりますが、「お勉強は一切しません」方針の幼稚園に通っていた兄弟が、小学校に入学してみたら、、、
楽しくやっているようです!