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「煙吸っちゃった〜」泣いた体験が教えてくれた防災のリアル

泣いたり、驚いたり。でもしっかり学べた防災センターでのリアルな体験をレポートします。

体験内容
今回私が参加したのは、体験のみのコース(1時間20分)です。
※ホームページには「前日までに要予約」と記載されていますが、当日でも空きがあれば参加可能とのことでした。なお、他の来館者と合同で体験する場合もあります。
以下の4つのブースを連続して、1時間20分で体験します。
1.VR防災体験(火災・地震・風水害の3つの中から1つを選んで体験できます)
2.火災発生時の煙からの避難体験
3.水消火器を使った消火訓練
4.地震体験または強風体験(どちらかを選んで体験できます)
なお、VR防災体験は7歳未満は利用できないため、その時間は館内を見学して過ごしました。




煙からの避難体験
煙体験では、身体に害のない模擬煙が充満した空間に入り、火災時の煙の状況を体感します。姿勢を低くして、口にハンカチを当てながら、誘導灯を頼りに出口まで進みました。
途中で子どもが「煙吸い込んじゃったよ〜」と泣いてしまい、スムーズに移動するのはなかなか大変でした。


水消火器での消火訓練
画面上の火を消す初期消火のシミュレーションです。3歳以上から体験可能です。火が勢いよく広がっていき、残念ながら消火はできませんでしたが、そのときは「逃げろー!」と声を上げて退避しました。

地震体験
固定された机と椅子に座って地震の揺れを体験します。幼稚園での避難訓練では、放送が流れると机の下に頭を隠すという流れがありますが、4歳の娘は実際に地震を経験したことがありません。頭では「地震=揺れるもの」と理解していても、震度5の揺れには驚いたようです。
体験後、「揺れてたらすぐに動けないし、頭隠せないよね。おっとっとってなるよね」と話していて、実際に体感することの大切さを改めて感じました。

防災センターの役割って
災害体験だけでなく、遊びどころ・見どころも満載の防災センター。子どもたちも楽しみながら学べる、貴重な学びの場です。
地震・火災・風水害など、実際に体験して初めて気づくことがあります。映像や疑似体験を通して、災害をよりリアルに感じながら、防災に関する知識や技術を学び、「いざ」というときの行動力を高める大切さを改めて実感しました。
※許可を得て撮影、掲載しています




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