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【絵本】大ピンチずかんから学ぶ超ポジティブ!ピンチ回避法

子どもたちに大人気の絵本、【大ピンチずかん】!4月に最新刊【大ピンチずかん3】が発売されました!数々の日常に起こりうるピンチたちを図鑑にしちゃった、なんともユニークな絵本。これが我が家の子どもたちも大ハマり!大人が見てもクスっと笑える面白い絵本!楽しいだけじゃなく、学びもあり、保育士の私も園児たちの「ピンチ」に備えて学ばせてもらっています!
つい手に取ってしまう表紙!
【大ピンチずかん】のインパクトある表紙に思わず手に取らずにはいられない!私もその一人です。書店でひと際目立つコーナーに並んでいるこの絵本。男の子がパックの牛乳をコップに注いでいるのですが、ダバダバとこぼれていて、男の子が「ハッ!」としている、まさに「大ピンチ」の場面。この後どうなる?と思わせるる表紙に引き込まれ、つい手に取り、気づいたらパラパラとめくっていました!

大ピンチずかんって?
「大ピンチずかん」の著者は、鈴木のりたけさん。2022年に刊行され、今や大人気作品に!子どもが日常生活を送るうえで起こりうる数々の「大ピンチ」を紹介している絵本です。
最初の刊の表紙に描かれている牛乳をこぼすシーン、実際に著者の子どもにあった失敗なんだとか!その後の対処の様子がこの絵本を作るきっかけになったそうです。
子どもウケ抜群のワケ
私が書店で手に取り読んでいると、娘がやってきて、「えっ??なにこれ!めっちゃおもしろいんだけど!」と。「ね!これ面白いね!」と意気投合!その日から「大ピンチずかん」ネタばかり話すようになりました。
作品に描かれる場面は誰しもが大人になるまでに1度は経験するんじゃないかな?というピンチが多数載っていて、思わず「あるある」と頷きながら読んでしまいます。娘たちも「これ、なったことある!」と自分の経験に重ねながら読んでいました!
ずかんの中ではピンチの度合いをレベルで表現しているのですが、それもまた【なるほど!】と納得の評価がなされていて、面白さ倍増!つい日常生活で【ピンチ】に遭遇すると「今のはレベル20くらいか~」とつぶやいてしまうくらい娘もハマってしまいました!

ピンチに対するいろいろな見解がまた楽しい!
ピンチが起こった時の対処法や、起こっても大丈夫だよ!という記述があるのもこのずかんのいいところ!さらに筆者自身が「こうしていたよ!」という回避術が載っていたりして、起こりうるピンチに対して、ポジティブに書かれているのも読んでいて気持ちがいいです。また、反対にこうしたらさらにヤバいことになるぞ!といった警告や、さらにレベルが上がって【大ピンチ】に発展してしまった例の紹介も書かれています。
一つの【ピンチ】に対していろいろな角度から見られていて、すごいと思いました。
私自身も仕事柄「先生、〇〇になっちゃった!どうしよう!」とSOSを受けることがあるので、「こうしてみたらどう?」とずかんのネタから引き出しが増やせるな~なんて思っています!
ピンチによっては、「こうならなくてよかったね!こうなったらもっと大変だったね!」とおおらかに受け止められる声掛けができたらと思います!

ポジティブになれる絵本
ピンチに対する回避法ももちろんですが、みんなあるよな~、自分だけじゃないんだな、こんなピンチにあっても、なんか楽しい!という気持ちになれる前向きな絵本。この絵本のタッチがなんとも面白く、子ども心だけでなく大人心もくすぐります!
気づいたら我が家には最新刊も含め3冊揃いました。子どもと一緒になって笑いながら読む時間がまた最高の時間に。ぜひ、騙されたと思って読んでみてください!
お子さんよりハマってしまうかもしれません!

大ピンチずかん
作/鈴木のりたけ
小学館
価格:1650円
大ピンチに遭遇した時、「〇〇ちゃん/くんならどうする?」と質問しながら読むともっと盛り上がります!子どもの驚く回避術に笑わされますよ~