更新 :
お弁当足りてる?多すぎ?年齢別 量の徹底比較と見極めポイント
幼稚園のお弁当づくりの中で、多くのママが悩むことのひとつが、お弁当の「ボリューム」。
少ないと帰宅までもたなさそうだし、多いと時間内に食べきれなさそうだし…ちょうどいい量を見極めるのは難しい課題です。
そこで、各サイズのお弁当箱に入るごはんとおかずの量の目安と、ちょうどいい量の見極め方、量を調整するための解決策や食べやすくする工夫を紹介します。
年齢別 幼稚園のお弁当の一般的なサイズは?
身体の大きさや、よく食べる、あまり食べないなどの個性によって変わりますが、幼稚園児のお弁当の一般的なサイズは、
・年少(3~4歳)280ml
・年中(4~5歳)360ml
・年長(5~6歳)450ml
だといわれています。
全部食べきれた!の自信が大事
年少のはじめは、「全部食べきれた!」と自信をもってもらうことも大切なので、280mlからスタートするのがいいと思います。
ただ、小さなお弁当箱にはおかずカップが入れにくいのが難点。わが家は比較的すぐに360mlのお弁当箱に買い替えました。
おかずカップを使用することが多い場合は、年少でも360mlのお弁当箱を使い、量を少なめに入れてもよいかもしれません。
各サイズに入るごはんの量とおかずの量の目安
各サイズのお弁当箱に入るごはんの量とおかずの量を確認してみました。
【ごはんの量(上までめいっぱいに入れた目安)】
・280ml…80g
・360ml…120g
・450ml…140g
【おかずの量(目安)】
冷凍食品の唐揚げ、卵焼き、タコさんウインナー、ブロッコリーの4種類を詰めたところ、
・280ml…唐揚げ1個分、卵焼き1切れ、ウインナー1本、ブロッコリー
・360ml…唐揚げ1.5個分、卵焼き2切れ、ウインナー1本、ブロッコリー
・450ml…唐揚げ2個分、卵焼き2切れ、ウインナー2本、ブロッコリー
お弁当箱の容量(ml)は、お弁当のエネルギー(kcal)とほぼ同じだといわれています。
以上を参考に、ごはんとおかずのバランスを考えて量を決めてくださいね。
お弁当のちょうどいい量を見極める3つのポイント
幼稚園生、特に年少くらいの子どもは、自分のお弁当の量が多いのか少ないのか、意思表示が難しいと思います。
そこで、ちょうどいい量を見極める方法として、3つのポイントが挙げられます。
・お弁当の時間の様子を先生に聞いてみる
家では、ゆっくりと時間をかけて食べるタイプの次男(年少)。お弁当は毎日完食してきてくれますが、園で決められている時間内に食べ終わっているのかが気になり、先生に様子を聞いてみることにしました。
先生からは「時間よりも少し早めに食べ終わっているので、今の量でちょうどいいのだと思いますよ」とのこと。
お弁当の量が適量だったことがわかったうえに、のんびり屋さんの次男が園では一生懸命に頑張っているのだなと、成長がうれしくなりました。
時間内に食べきれる量を把握するには、経験上、先生に確認する方法がベストだと思います。
・自宅でも、いつものお弁当を食べさせてみる
先生からの情報に加えて、お弁当の適量を判断する方法は、自宅でもお弁当を食べてもらうこと。
ふだん園に持って行くお弁当箱にいつものように詰め、30分程度(園のお弁当時間)で食べきれるかどうかを確認します。
また、量だけではなく、どこに時間がかかって食べるのに苦労しているかもあわせてチェックしておくと、今後のお弁当づくりの参考になりますよ。
・帰宅後のおやつタイムを観察する
「お弁当の量が足りなくなってきたのかな?」と気づくきっかけになるのは、園から帰宅した後のおやつタイムです。
いつも食べる量のおやつ以上に食べたがったり、おやつを食べても夕食までにお腹がもたず、「早くごはんにしよう~!」などの声をよく耳にするようになったら、お弁当の量を少し増やしてもいい時期にきてるのかもしれません。
お弁当の量を調整する、食べやすくする解決策は?
当たり前のことばかりにはなりますが、お弁当の量を調整するための解決策は下記のとおりです。
食べやすくする工夫も、時間内に食べきるポイントになります。
■多くて時間内に食べきれないとき(食べる量<お弁当の量)
・ごはんは上まで敷き詰めず、薄めに入れる。または、小さめにしたおにぎりにして食べやすくする
・おかずはひと口サイズにして量を減らし、食べやすくする。たとえば、1つの唐揚げを4等分に切り、いつもはすべて詰めていたところを3/4のみ入れるなど
・おかずカップに入れることで、見た目を少なく見せずにボリュームを落とします。ピックOKの園なら、ピックで食べやすくするのも効果的です。
■少なくてお腹が空くとき(食べる量>お弁当の量)
・お弁当箱のサイズアップを検討する
・きんぴらなどの歯ごたえのあるものや、さつまいもなどの腹持ちのよいおかずを入れる
・大きめのおにぎりにしてご飯の量を増やし、お弁当箱に入らない場合は別にする
園生活の中で、子どもが楽しみにしているお弁当の時間。たくさん動いて遊んでもらうためにも、ちょうどいい量を知っておきたいですね。
お弁当箱のサイズはもちろん、中身の内容や入れ方も工夫をしてみてください。