これでピーマンを克服!シャキシャキ食感がおいしい「肉詰めないピーマン」

これでピーマンを克服!シャキシャキ食感がおいしい「肉詰めないピーマン」

「ピーマンの肉詰め」は作るのが大変…と思うことはありませんか?そこでわが家は、ピーマンに肉を詰めることをやめました!ひき肉を炒め、塩ゆでしたピーマンにのせます。するとピーマンが苦手な娘に大好評。ピーマン嫌いな子にもオススメしたい一品です。

ピーマンに肉は詰めません

「ピーマンの肉詰め」は好きだけど、ひき肉をこねてピーマンに詰める作業が大変…と思うことはありませんか?しかも手間をかけて作ったのに、子どもが食べてくれなかった日にはへこみます。
そこでわが家は、ピーマンに肉を詰めることをやめました。ひき肉を炒め、サッと塩ゆでしたピーマンにのせます。自分でトッピングする楽しさもあり、ピーマンとひき肉のバランスを自分好みに調節できるところもいいなと思っています。

これでピーマンを克服できました

ピーマンは、ビタミン、食物繊維、ミネラルなど栄養豊富。ぜひ日常的に取り入れたい食材ですが、独特の苦みが苦手な子も多いですよね。ピーマンに含まれるクエルシトリンという渋みの成分が、ピーマン特有の香り成分と合わさることで苦味が生じるそうです。


参照:キユーピー 研究レポート「ピーマンの苦味研究で野菜を好きな子どもたちを増やす」


ピーマンの苦味を和らげるには下記の方法があります。


1.繊維を断ち切る方向に切る
2.塩もみをして流水で洗う
3.水にさらして水を変える、という作業を2〜3回行う
4.油通しする


結論からいうと、どれも効果はあります。ただし、苦味と一緒に栄養素も流れ出てしまうというデメリットもあります。ピーマンは加熱しても栄養があまり変わらない野菜といわれているので、さっと油通しするのがいいのかなと思っていました。

子どもにピーマンを食べてもらうには

けれど…大事なのは子どもに食べてもらいたい問題です。娘はピーマンが好きではありませんでした。素揚げしたピーマンも嫌と言います。どうやら苦味だけではなく、へにゃっとした食感も嫌な様子。

そこで、繊維に垂直に細切り(横に切る)にし、塩もみをして10分置き、流水で洗って氷水にさらしてよく冷やし、鶏ガラスープの顆粒、しょうゆ、ごま油とあえたら、「おいしい!」とモリモリ食べてくれました(つまりナムルですね)。シャキシャキ食感と濃い目の味付けが良いのかと思います。

ナムルはほどよいメニューですが、レパートリーを増やしたいし、ピーマンにかける手間も減らしたかったので、他にもいろいろ試してみました。その中で一番好評だったのが、今回紹介する「肉詰めないピーマン」です。ポイントはピーマンのシャキシャキ食感を残すようにサッと加熱することです!

「肉詰めないピーマン」の作り方

材料(2~3人分)

  • ピーマン…3個
  • 豚ひき肉…200g
  • 長ネギ…5cm
  • しょうがすりおろし…小さじ1
  • にんにくすりおろし…小さじ1
  • 塩…少々
  • オイスターソース…大さじ1
  • しょうゆ…大さじ1
  • 米油…大さじ1/2
  • ブラックペッパー…少々(好みで)

作り方

1.ピーマンは半分に切り、ヘタとなかわた、種を取り除き、繊維に垂直に4~5等分に切る。長ネギは小口切りにする

2.小鍋に湯を沸かし、500ccに対し塩(分量外:小さじ1)を加えて、(1)のピーマンを入れ、30秒加熱しザルに取る

3.フライパンに米油を入れ、豚ひき肉を広げて塩を振り、焦げ目がついたらひっくり返しながらほぐす

4.長ネギ、しょうが、にんにくを加えて炒め、

全体がなじんだらオイスターソース、しょうゆを加えて、塩で調味をし、うつわに盛る

好みでブラックペッパーを振る

「肉詰めないピーマン」は、ピーマンにひき肉を詰めるのではなく、ピーマンにひき肉をのせて食べるスタイルです。

シャキシャキ食感のピーマンと、甘じょっぱいひき肉の組み合わせがちょうどいい!娘はさらに白米を合わせてスプーンに盛って、一口で食べています。ピーマンだけポリポリ食べられるくらい、ほんのり塩味のついたピーマンがおいしいので、ぜひ試してみてくださいね。

ライター

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フードスタイリスト 田村佳奈子

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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