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オブアートでキャラ弁の幅が広がる!誰でも失敗なし
![オブアートでキャラ弁の幅が広がる!誰でも失敗なし](https://enfant.media/wp-content/uploads/2021/01/B654B8A5-49C2-4AC4-8137-379A54143886-600x450-1.jpg)
幼稚園に通う娘のお弁当を毎日作り続けて約3年。料理嫌いな私がモチベーションを保ちながら毎日作ることができたのは、工作を楽しむ感覚で作り続けたキャラ弁だったからです。
これまではキャラおにぎりをメインにしたキャラ弁を作り続けていましたが、最近はあの国民的アニメにハマった娘からそのキャラクターリクエストが…。
キャラおにぎりは人物を作るのはとても難しく、色のバリエーションも少なく食材にも限りがあるためとても悩みました。そこで、トライしてみたのが、SNSで話題の「オブアート」。やってみると思っていた以上に作れるお弁当の幅が広がりました!
そこで、今回は「オブアート」のやり方や使うアイテムを紹介します。
「オブアート」を知っていますか?
「オブアート」に使用する「オブラート」は、日本では一般的にデンプンから作られる水に溶けやすい可食フィルムのことを言います。ドラッグストアなどで購入でき、ネットでも販売されています。
私達の生活の中では、服薬時の苦味を和らげたり、アメやゼリー菓子のベタつきを防いだりするためのものとして使用されていることが多いですよね。
今回紹介する「オブアート」はこのオブラートに食用色素で絵や模様を描くというものです。
トレースするだけ!難しい絵柄も簡単に描ける!
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オブアートの最大の魅力は、どんなに難しい絵柄やキャラクターもトレースして描けるという点です。絵を描くのは苦手だから絶対ムリ…と敬遠してきた人も絶対に上手に描けます!
オブラートの透明感を利用して、写し絵の要領で描くので、見本の絵や画像さえあれば画力や絵心は関係なくキレイに描くことができます。
写真は息子が大好きなパトカーの写真をトレースしたもの。見本の素材はイラストだけでなく写真などでもOKです。
使うアイテムを紹介
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それでは、オブアートに必要なアイテムを紹介します。
・オブラート
袋状ではないもの
・スライスチーズ&ハム
スライスチーズはマスト。スライスチーズの下にハムをつけることで土台がしっかりし乾燥しにくくなります。スライスチーズは乾燥すると端からふにゃふにゃになったり固くなってしまうので、ハムとセットにすると使いやすいです。
・食用色素もしくはフードペン
オブラートに絵や柄を描くインクアイテム。色素の原料は竹炭や野菜などから抽出した天然のものを使用しているそうです。
・筆&パレット(食用色素を使う場合のみ)
個人的にはネイルアート用の筆がオススメ。かなり細かいラインもしっかり描けます。
食用色素を使用する場合は、色素パウダーと水を混ぜて色作りをするときにパレットも必要です(お皿などでも代用可)。
・その他:小さめで薄いまな板とラップやフィルム
タブレットや携帯からキャラクターをトレースする際、画面の上にラップorフィルムを敷き、その上にオブラートを置いて描くと衛生的です。
私はフードペンと食用色素はAmazonで購入しましたが、「富澤商店」などのキッチン用品を扱うお店でも購入可能です。
ネイル用の筆は100均で購入できます。いろいろ試しましたが、個人的には「ダイソー」のものが細かい線が描けておすすめ。
お試しは手軽なフードペンがおすすめ
繊細な細い線で絵を描きたいなら、おすすめはネイルアート用の筆。食用色素を使い、自由自在にリアルなイラストを描けます。
ただ、食用色素はパウダーを水に溶かしたり、何度もインクをつけて塗るという手間がかかります。ただでさえ忙しい朝には結構面倒なので、お試ししやすいのが「フードペン」です。
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その名の通り、食べても問題ない食用ペンで、通常タイプとスキニータイプ(細字)があります。ただし、スキニータイプでも描ける線は、筆に比べると太めなので要注意。ベタ塗りだと色ムラが目立ちます。
おにぎりに動物の顔を描くとか文字を書くというようなちょっと使いにはとても便利なので、持っていて損はナシ。
オブアートに初めてトライする人は、一度フードペンでお試ししてみるといいと思います。
オブアートにトライしてみましょう!
1.見本の画像(液晶画面・写真など何でも)から絵をオブラートに写す。オブラートはとても薄いので何度も同じ場所をなぞるのはNG
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2.イラストの輪郭を写せたら、スライスチーズにオブラートを貼りつける。空気が入りやすいため、顔まわりから丁寧に貼っていくと失敗しません
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3.色づけする場合はスライスチーズにのせてから。何度もなぞると破れてしまう薄いオブラートもスライスチーズにのせることで破れにくくなるので、色をしっかり塗ることができます
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4.絵が完成したらスライスチーズのいらない部分をカットします。ハサミより食用カッターがカットしやすいと思います
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少しの工夫でさらに世界観を広げる!
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オブアートでお弁当を彩ったら、関連するキャラクターのピックなどを刺して飾ってあげるとより一層かわいく、世界観も広がります。
写真のお弁当は、恐竜をオブアートで描いたあと、ウズラの卵を恐竜の卵に見立てたもの。卵のヒビはオブアートで再現しています。
味は?保温器に入れるとどうなる?
「見た目はよくても味は?」と心配になるオブアートですが、基本は土台のチーズやハムの味です。色素の味は個人的には感じられません。
子どもに聞いてもチーズだからおいしいとのこと。どんな色を使用していても味は問題なさそうです。
娘の幼稚園は寒い時期になるとお弁当は登園後に保温器に入れられます。そこで気になるのが「チーズや色素が溶けるのでは」ということ。
しかし、こちらも問題なくチーズが溶けたり色素が色あせたりということはありませんでした。冬場でもオブアートが作れます。
凝った作画は夜のうちに制作、保存も可能
オブアートは凝った作画にする場合、かなり時間を要するため、私は子どもたちが寝てから、夜に作ることが多いです。
ラップや保存袋で密閉して冷蔵庫に入れれば、1日程度の保存は可能です。ただ、その場合にスライスチーズだけだと乾燥で端からそってしまうので注意。ハムをつけると緩和されます。
また、作成前の手洗いや使用するものの消毒など、衛生面に注意してくださいね。
誰でも失敗なくキャラ弁やデコ弁に挑戦できる「オブアート」。思った以上に簡単に子どもにウケるお弁当が作れるのでぜひ一度試してみては?