子どもが朝ごはんを
食べてくれない、
時間がかかってイライラ

お子さんの朝食で気になることや、困っていることは？

miiさん：娘は好き嫌いが多く、量もそんなに食べないので、朝ごはんはパンとフルーツ、ヨーグルトドリンクというメニューが定番。しかも本当に食べるのが遅くて、食べ終わるのに30分以上かかります。

hiromiさん：うちの子もやっぱり朝は時間がかかります。それに同じ野菜ばかりを出すことが多く、これでいいのかな？と悩んでいます。

yukariさん：わが家の朝食は、ご飯のほかにウインナーと大学芋や豆腐といった内容で、栄養の偏りが心配です。

管理栄養士・早崎さん：まずはダラダラ食べる、食がすすまない原因を確認しておきたいですね。眠くて食べられない、お腹がすいていないなどいろいろあると思います。前日の夕食が消化されていないとお腹がすかず、朝食が食べられないこともあるので生活のリズムを整えましょう。

それから食事内容はバランスを意識したいです。おにぎりやチーズ、ミニトマトなど、朝の忙しい時間でもサッと出せるものを常備しておくと便利です。

またシリアルをうまく活用するのもよいです。今のシリアルはさまざまな栄養素が含まれているので、足りない栄養を補うこともできますし、何より味がおいしいので、子どもも食べてくれやすいです。

重要な働きをするにも関わらず、子どもに不足しがちな栄養素は鉄分、カルシウム、ビタミンDなので、これらは特に意識してとってほしいです（1）（2）。

オンライン座談会の様子（2月18日実施）

とにかく忙しい朝！
でも、ママこそ
鉄分・カルシウム摂取が大事！

ママ自身はどんな朝食を
とっていますか？

yukariさん：週5で娘達のお弁当を作っているので、その残りや切れ端などを、台所でつまんで済ますことが多いです。自分の分は特に用意しないですね。

miiさん：私もお弁当の残りをつまんだり、何もなければコーヒーで済ませることが多いです。

管理栄養士・早崎さん：朝は本当に忙しいので仕方がないと思うのですが、朝食は3食の中でも一番大切な食事です。朝ごはんを食べない人は、頭がぼーっとするなどのほかに、太りやすくなったり、将来の生活習慣病につながるという研究結果もあります（3）。

また女性も「鉄分」「カルシウム」「ビタミンD」は積極的にとったほうがいい栄養素です。「鉄分」は酸素を体中に運ぶ役割をしている物質の材料となるので、不足すると疲れやすくなったり、コラーゲンを作るためにも必要なので、お肌や髪などにも影響してきます。「カルシウム」は骨粗しょう症の予防、「ビタミンD」はカルシウムの吸収に必要です（4）。

とはいえ、これらすべてを食事からとるのは大変ですよね。管理栄養士の私ですら大変だと思います。そんなときにはシリアルなど栄養が簡単にとれるものをうまく活用して、毎日楽しく過ごせるといいですね。