具材は自由!楽しい!おうち「おでん」レシピ

具材は自由!楽しい!おうち「おでん」レシピ

新米の季節、ごはんのお供と言えば何ですか?肉好きの娘が挙げたおかずは、焼肉、ハンバーグ、チンジャオロースでした。そこで今回はその中の一つをご紹介したいと思います。

寒くなると食べたくなる「おでん」

おでんは寒い日に食べたいものトップ5に入るのではないだろうか?とは言え、作るには時間がかかるし、、と迷ってしまう料理でもあると思います(私はそうです)。ですが、重い腰をあげて作ってみると、作ってよかった!と必ず思うのがおでんなのです。お店で買うのも良いですが、あまり好きではないものが入っていたり、好きなものをもっといっぱい食べたかったり。その点おうちで作ると、好きな具材を思いのままに入れることができます。具材は家族と話し合って、好きなものばかりの”わが家のおでん”を作ります。それが家庭で作るおでんの最大の魅力ではないでしょうか。

おでんを美味しく作るポイント

おでんを美味しく作るポイント
3つあります。
1.だしは濃いめに取る
昆布とかつおで濃いめのだしをとると、ぐっと本格的な味になります!
2.下茹でをする
だし汁で煮る前に下茹ですることで味がしみ込みやすくなります。下茹ですると良い具材は大根、こんにゃく、じゃがいも(メークインがおすすめ)や里芋などの芋類。
3.煮込む順番
じっくりと味を含ませたいもの、長く煮ても煮崩れしにくい具材から煮込み、練り物は後から加えます。練り物は長く煮すぎると味が抜けたり、つゆの味に影響してしまうので時間差で加えると良いですよ。

「おでん」の作り方

材料(2~3人分)

  • 大根…1/2本
  • こんにゃく…1枚
  • 結び昆布…4~5本
  • 厚揚げ…1枚
  • ソーセージ…5~6本
  • A牛すじ…350~400g
  • Aしょうが…1/2かけ
  • A長ネギの青い部分…1本分
  • B油揚げ…2枚
  • B餅…2個
  • <だし>
  • ・水…1.5ℓ
  • ・昆布…10~15g
  • ・かつおぶし…30~40g
  • <おでんのつゆ>
  • ・だし…1ℓ
  • ・しょうゆ…50㏄
  • ・みりん…30㏄
  • ・きび砂糖…大さじ1/2
  • ・塩…小さじ1/4

作り方

1.だしを取る

・.水に昆布を入れ30分から一晩漬けておく

・鍋に(1)を入れ中火にかけ沸騰直前に昆布を取り出し、煮立ったらかつおぶしを入れ弱火で5分ほどしっかり煮出してから濾す

2.大根を下茹でする

・時短のため少し薄めの1.5~2センチ厚に切り厚めに皮をむき、味が染み込みやすいよう片面に5ミリほどの深さで十字に切り込みを入れる

・鍋に米のとぎ汁または水と大さじ1の米を入れ、大根を並べ火にかけ、沸騰したら弱火にして竹串がスーッと通るまで15~20分ほど茹でる

*大根は水だけで茹でるより米のとぎ汁または水に米を加えて茹でることで、大根のにおいやアクを和らげることができます

・さっと流水で洗ったら水に浸ける

*このひと手間で、大根の臭みが抜けます

3.こんにゃくと厚揚げ、油揚げはサッと

・こんにゃくは片面に格子状に切り込みを入れ三角に切る、またはスプーンで一口大にちぎる

・熱湯で1~2分茹で、ザルにあげる

・厚揚げと油揚げはザルにのせ、熱湯を回しかけて油抜きする

・油揚げは中を開いて餅を半分に切って入れ、つまようじで口を閉じる

4.牛すじ肉を下茹でする
・鍋に牛すじ肉、ひたひたの水を入れて火にかけ、

1分ほど沸騰させザルに取り、流水でアクを洗い流し鍋も湯を捨てサッと洗う


・再び鍋に牛すじ肉とヒタヒタの水、しょうがの薄切り、長ネギの青い部分を入れて加熱し、沸騰したら弱火にして1時間~1時間半ほど茹でる


*水分が少なくなったら水を足しながら茹でましょう
・やわらかくなったら食べやすい大きさに切り、串にさす

5.じっくりと味を含ませたいもの、長く煮ても煮崩れしにくい具材から煮込む

大きなお鍋におでんのつゆの材料を合わせたら、大根、厚揚げ、こんにゃく、結び昆布を入れ、沸騰したら極弱火で45~60分火にかける

*その他ジャガイモ(メークイーン)ゆで卵などもこのタイミングで入れましょう

6.残りの具材を追加する
牛すじ肉、餅きんちゃく、ソーセージを加え15分程加熱し、味を見て薄ければ塩を足し火を止める


*その他練り物、里芋など。はんぺんは火を止める2~3分前に追加すると良いです!
*餅きんちゃくは破れて餅が流れ出ると結構大変なので、一旦取り出し個別でおでんだしにつけておくと安心です

7.冷まして加熱する
・1時間~半日ほど置き、味を含ませる

・食べる直前に温め、うつわに盛る
*煮汁が冷める時に具材に味がしみ込みます

「おでんは懐が深いのでだいたい何を入れても美味しい」というのは持論ですが、結構チャレンジ具材も失敗なく出来ています。最近美味しかったのは、買ってきたからあげや焼き鳥のレバー(塩)、もずく、素麺。

どれも最後に加えて温める程度でOK!素麺は茹でて流水で良く洗い、おでんの出汁をかけて食べます。様々な具材を試して”わが家のおでん”を作ってみてはいかがでしょうか!

ライター

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フードスタイリスト 田村佳奈子

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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