夏のお弁当作りはここに注意!傷みにくい調理法と夏向けおかず3種

夏のお弁当作りはここに注意!傷みにくい調理法と夏向けおかず3種

気温や湿度が高くなる夏は、食材が傷みやすい季節。お弁当作りに悩むママも多いのではないでしょうか。
夏場のお弁当作りで注意すべきポイントをはじめ、傷みにくいお弁当のごはんとおかずを紹介します。

夏場のお弁当作りで気をつけるポイント

夏場のお弁当作りで注意すべきポイントは、主に3つあります。
1つ目は、「清潔にすること」。
・調理前の手洗いをしっかり行う
・お弁当箱や調理器具をしっかり洗い(可能なら、熱湯消毒まで)、乾燥させる
・盛りつけ時には清潔な箸を使用し、直接手でごはんやおかずに触れない
など、すべてにおいて清潔であることが大切です。

2つ目は、「よく冷ますこと」。
ごはんやおかずを温かいままでお弁当箱に詰めてフタをすると、菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。
うちわであおぐ、保冷剤でまわりを冷やすなどをして、ごはんやおかずを冷ましましょう。
この時期は、時間に余裕をもって早めに作ることをおすすめします。

3つ目は、「再加熱すること」。
食材が傷みやすい夏場には、前日などに残ったおかずを使わず、作りたてが望ましいとされていますが、朝からすべてを作るのは大変ですよね。
もし冷蔵庫にストックしておいたおかずを使うときには、再加熱をしっかり行うことで加熱殺菌をし、よく冷ましてからお弁当箱に詰めるようにします。
このとき、中途半端な加熱は逆効果になるので、湯気がでる程度までしっかり加熱することが必要です。
冷凍食品を加熱するときも同様で、食材の中まで完全に温まるようにします。

お弁当用のごはんは「酢」で炊くと傷みにくい

昔からの知恵として、ごはんの上に梅干しをのせると傷みにくくなると言われていますが、小さな子どもは酸味の強い梅干しが苦手なことも多いと思います。
その場合は、ごはんを炊くときに「酢」を少量入れる方法がおすすめです。

お米1合に対して、酢は小さじ1程度が目安の量です。炊きあがったごはんには、ほぼ酸味を感じませんよ。

夏のお弁当に避けたほうがよいおかずは?

夏のお弁当おかずに向かないおかずは下記の通りです。

・汁けの多いもの、水分の多いもの…煮物など
・火が完全に通っていないもの…半熟卵など
・生野菜やフルーツ
・加熱していない加工食品や練り物…ハム、カニカマ、ちくわなど
お弁当のスキマ埋めに便利な加工食品も傷みやすい食材のひとつ。夏場には加熱してから使用するのが無難です。

夏におすすめのお弁当おかずはこちら!

夏におすすめのお弁当おかずは、ふだんよりも少し濃いめの味つけ、しっかり加熱されたもの、抗菌作用のある食材を使用したものがベスト。わが家の定番! 傷みにくく、子どもも食べやすいおかずを3品紹介します。

■【生姜焼き】子どもも食べやすいハチミツ入り

<材料>(お弁当用3~4食分程度)
・豚ロース肉(生姜焼き用)…100g
・タマネギ…1/4個
・しょうゆ、酒、みりん…各大さじ1/2(★)
・おろしショウガ…大さじ1/2(★)
・ハチミツ…大さじ1/2(★)
・片栗粉…適量
・塩コショウ…少々
・サラダ油…適量

<作り方>
1. 子どもが食べやすい大きさに切った豚肉に塩コショウをし、片栗粉を全体にまぶします
2.タマネギは薄くスライスします
3.熱したフライパンに油をひいて豚肉を炒め、火が通ったらタマネギを加えてしんなりするまで炒めます
4.★印の調味料を入れ、汁けがなくなるまで炒めます

ハチミツ入りで子どもも食べやすい味つけに。おかずカップに入れ、冷凍ストックしておくと便利です。
※お弁当に詰めるときは、しっかり加熱してください

■【ピーマンとカニカマのめんつゆ炒め】彩りのよい簡単おかず

<材料>
・ピーマン…1個
・カニカマ…2本
・めんつゆ(3倍希釈)…小さじ1
・サラダ油…適量

<作り方>
1. ピーマンとカニカマを食べやすい大きさに切ります
2.熱したフライパンに油をひいて1を炒め、めんつゆを加えて汁けがなくなるまで炒めます

赤と緑で彩りがよいおかずです。苦みをほとんど感じないので、ピーマンが苦手な子どもにもおすすめ。
旬のピーマンをおいしく食べることができます。

■【卵焼きのハムサンド】子どもウケ抜群のかわいい見た目

<材料>
・卵…1個
・ハム…2枚
・マヨネーズ…小さじ2
・塩…少々
・サラダ油…適量

<作り方>
1. ボウルに卵を割り入れ、白身と黄身が完全に混ざるようによく溶き、マヨネーズと塩を加えます
2.フライパンを熱して油をひき、中火よりの弱火でハムを焼きます
3.火力を中火にし、焼いたハムの上に1を流しいれ、卵がハムの上にのるようにまとめていきます
4.ハムを二つ折りにし、卵の中まで完全に火が通り、ハムの両面に軽く焼き目がつくまで焼きます
5.粗熱がとれたら、半分に切ります

お弁当おかずに重宝するハムを夏仕様に加熱しつつ、子どもウケするかわいい見た目に。食べやすさも抜群です。

今回紹介したおかずを入れた息子のお弁当です。赤・緑・黄色を使うと鮮やかにまとまるのでおすすめです。
夏場のお弁当作りは注意することが多く、大変だと思いますが、傷みにくいおかずのポイントを押さえておくことで解決できます。暑さで体力を奪われがちな夏こそ、子どもにしっかり食べて元気に動いてもらえるよう、お弁当作りを楽しんでくださいね。

※傷みにくい、傷みやすいは、気温や室温、湿度などの環境によって変わります。
お弁当の保管場所はなるべく涼しいところで、持ち運ぶときには保冷剤を使用するなどの対策をとってください

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