オイルが決め手!「台湾カステラ」を失敗なく簡単に手作りする方法

オイルが決め手!「台湾カステラ」を失敗なく簡単に手作りする方法

フワフワでプルプル、シュワシュワとした口どけが話題のスイーツ「台湾カステラ」。
「台湾カステラ」は、台湾の港町・淡水地域の名物でもあり、現地では「現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)」と呼ばれ、『焼きたてのケーキ』という意味を持ちます(※1)。
シフォンケーキのような大きなカステラで手でちぎるとシュワシュワと音が聞こえます。口に入れると、きめ細かくフワフワ、プルプルの食感が絶妙! 翌日は口の中でしっとり溶けていき、焼きたてとは違うおいしさを楽しめます。
実はこの「台湾カステラ」、自宅でも簡単に、あるコツで“失敗なく”作れます!

フワフワ・プルプル・シュワシュワ…不思議な食感の秘密

この食感の秘密は、「温めたオイルと牛乳」、「メレンゲ」、「湯煎焼き」にあります。
油と牛乳を温めてから薄力粉に混ぜることで、薄力粉のでんぷんが糊化し水分を抱えこみます。これがスポンジのふくらみを助け、しっとりとした口当たりにしてくれるのです。また粘りも出るのでプルプルに。そして湯煎焼きすることで軽いカステラに仕上がります。

焼くまでの作業は20分!材料は5つ!

「台湾カステラ」は焼くまでの作業は20分! しかもコツさえつかめば失敗なく作れます。
今回はパウンド型を使い、家庭で食べきれるサイズのレシピを紹介します。

【材料】パウンド型20cm
オリーブオイル 30ml
薄力粉 30g
牛乳 30ml
卵 2個
砂糖(今回はてんさい糖を使用) 30g
※今回はオリーブオイルを使用していますが、サラダ油もOK

【下準備】
・パウンド型に型より高めにクッキングシートを敷いておく
・薄力粉はふるいにかけておく
・卵は卵黄と卵白にわけて、卵白は冷蔵庫に冷やしておく
・オリーブオイルを70℃に温める(レンジ600Wで1分程度)
・牛乳を40℃に温める(レンジ600Wで30秒程度)

【作り方】
1. 薄力粉に温めておいたオリーブオイルを加え、よく混ぜる
2. 1に温めておいた牛乳を加え、軽く混ぜる
3. 2に卵黄を加えよく混ぜる
4. 別のボウルに卵白と砂糖を入れてハンドミキサーで泡立てる
※ツヤがありキメが細かくゆるめのメレンゲをつくるのがコツ!
5. ゴムベラでメレンゲをひとすくいして、3の卵黄に混ぜる
6. 5の卵黄を4のメレンゲに流し込みなめらかになるまで混ぜる
7. 6をパウンド型に流し込む
8. 天板いっぱいに50℃の湯煎をはり、7を置き、150℃40分ほど焼く
※竹串を刺し、生地がつかなくなったら焼き上がり
9. 型から外し、クッキングシートを剥がし、お好きな大きさに切ってできあがり!

失敗しないためのコツは

台湾カステラを焼いた時にパウンドケーキのように、表面がパックリひび割れてしまう、または、時間が経つとしぼんでしまう大きな原因は3つあります。
・卵白の泡立てすぎ
ツノがのんびりとおじぎをするくらいのゆるめのメレンゲを作りましょう
・湯煎焼きの際に、天板に入れるお湯の温度が高すぎる
50℃くらいのぬるめのお湯を使用してください
・ヘラを使った生地は別の容器で焼く
パウンド型に生地を流し込んだ後、ボールに残った生地をヘラを使いパウンド型に加えるとしぼみの原因になります。ヘラでとった生地は、パウンド型に加えず、別の容器に入れて焼くようにしましょう

また焼き色がつかない場合は、余熱を170℃で、焼く時に150℃に下げるとよいです。
ご使用のオーブンによって焼き加減が変わるので、各家庭のオーブンにあった焼き時間を見つけてくださいね。

アレンジ!「マリトッツォ風台湾カステラ」

【材料 3個分】
台湾カステラ パウンドケーキ20cm型 1本
ホイップクリーム 50ml
お好みのフルーツなど 適量
アイシングパウダー 適量

【あると便利な道具】
・セルクル
※100円ショップで購入できます
・茶こし

【作り方】
1. 台湾カステラをセルクルでくりぬく
※セルクルが無い場合は包丁で丸くくりぬく

2. 台湾カステラの真ん中を切り、ホイップクリームを塗り、台湾カステラでフタをする
3. フルーツをデコレーションし、茶こしを使ってアイシングパウダーを振りかけてできあがり

台湾カステラをくりぬく時に崩れやすいですが、最後にアイシングパウダーを振りかけると気にならなくなります。

レーズン入りスフレチーズケーキ風台湾カステラ

【材料】
オリーブオイル 30ml
薄力粉 30g
牛乳 50ml
卵 2個
砂糖(今回はてんさい糖を使用)
クリームチーズ 50g
レーズン 30g

【下準備】
上記の台湾カステラと同じ

【作り方】
1. パウンド型にレーズンを散らしておく。

2. 牛乳とクリームチーズ耐熱容器をボールに入れレンジで600Wで1分温めて、よく混ぜて溶かす
3. 薄力粉に温めておいたオリーブオイルを加え、よく混ぜる
4. 3に2を加え軽く混ぜる
5. 上記の台湾カステラの作り方3から順に行う

わが家では、台湾カステラを作ると、口に入れたときのシュワシュワ感に子どもたちは大喜びであっという間に完食!
ほかのスポンジケーキと違い、台湾カステラは「メレンゲの泡を消さない」こと神経質にならなくてよいので子どもたちもメレンゲ作りに挑戦できて大満足でした。
コツさえつかんでしまえば、思ったよりも簡単で、失敗しない台湾カステラをぜひ家庭で作ってみてくださいね。


参照 ふわふわカステラの本 主婦と生活社

ライター

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&あんふぁん編集部 &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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