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旬の「赤紫蘇」丸ごと使い切りレシピ!しそジュース・ふりかけ・サラダまで
6月初旬~7月中頃が旬の赤紫蘇は、1年を通して約2か月弱の間しか手に入らない貴重な食材です。今回はわが家の子ども達が毎年待ちわびているしそジュースをはじめ、赤紫蘇を丸ごと使い切るレシピを紹介します。
今が旬の赤紫蘇の栄養価は?
この期間限定の赤紫蘇、見た目にインパクトのある赤紫色にはポリフェノールの仲間である「アントシアニン」がたくさん! ポリフェノールと言えば、強い抗酸化作用を持っことで知られていて、美容の観点からも注目を集めています。
また、手に取ったときに感じる紫蘇独特の爽快な香りから和製ハーブとも呼ばることもあり、この香りの元はペリルアルデヒドという成分で、リラックス作用があるそうです。赤しそを調理すると穏やかな気持ちになるのは、その香りにも秘密があるのですね。
さらに赤紫蘇の栄養成分を見てみると、βカロテン、ビタミンB郡、ビタミンEやK、カリウム、カルシウム、鉄、葉酸などたくさんの栄養素が! 生活習慣病の予防や免疫力の向上のほか、貧血や夏バテ予防など、たくさんの効果が期待できそうです(※)。
赤紫蘇の保存方法
スーパーなどで購入した赤紫蘇は、短期間であれば冷蔵庫の野菜室で保存ができます。しかし、時間が経つごとに赤紫蘇特有のよい香りが抜けてしまうので、購入したらなるべく早めに調理することをおすすめします。
赤紫蘇を長く楽しみたいのであれば、ジュースやふりかけなどに加工して冷蔵・冷凍保存をすると長持ちします。
赤紫蘇を使い尽くすレシピ3選
赤紫蘇はえぐみがあるので生食ではなく調理をしていただきましょう。赤紫蘇の栄養素を絞り出す「しそジュース」、その出がらしで作る「万能赤紫蘇ふりかけ」、そしてそのふりかけをアレンジしたサラダを紹介します。
・子どもから大人まで楽しめる「しそジュース」
赤紫蘇といえばコレ!とわが家の子ども達が毎年楽しみにしているひとつ。赤紫蘇の栄養素がぎゅっと詰まったジュースは、水で割ったり炭酸で割ったり、かき氷のシロップにしたりと、いろいろなアレンジで楽しめます。
【材料】
・赤紫蘇・・・500g
・水・・・2l
・砂糖・・・200〜500g
・りんご酢(酢)・・・60ml
【作り方】
1.赤紫蘇を2~3回、水をかえながらたっぷりの水でしっかりと洗い、ザルで水気をきる
2.赤紫蘇に枝がついていたら枝を取り除く(葉のみ使用)
3.大きめの鍋に水と2を入れて、中火にかけ20分ほど煮る
4.火を止めて、漉して赤紫蘇を取り除く(この赤紫蘇の出がらしは捨てずに使います)
5.4の液体が温かいうちに砂糖を入れてよく混ぜて溶かす
6.5の粗熱が取れたらりんご酢を加えて完成
砂糖とりんご酢の量はお好みで調整してください。今回はりんご酢を使いましたが、ほかの酢やレモン汁でもOK。
できあがったものは水や炭酸で割って飲んでください。さわやかな甘酸っぱさが口いっぱいにひろがる、元気になれる夏向きのドリンクになりますよ。
・使い勝手バツグン「万能赤紫蘇ふりかけ」
ジュースに使った赤紫蘇の出がらしは捨てないで料理に活用します。今回作る「赤紫蘇ふりかけ」はいろいろな料理に合うのでとても便利。清潔な瓶に詰めて冷蔵保存すると1か月ほど日持ちします。
【材料】
・煮出した赤紫蘇の出がらし・・・60g
・塩・・・3g
・酢・・・小さじ1
【作り方】
1.煮出した赤紫蘇に塩を加えて揉みこみ、出てきた水分を取り除く
2.1をオーブンに広げて、100度20分くらいで乾燥させる
3.2をミキサーやミルなどで粉末状にする
ミキサーやミルがない場合は、すり鉢などですりつぶしてもOK。できあがりを味見して塩気が足りない場合は塩を足してください。サラダ、チャーハン、パスタなどいろいろなものに使えます。
・初夏の定番さっぱり「赤紫蘇サラダ」
【材料】
・大根・・・400g(約1/3本)
・キュウリ・・・1本
・ツナ缶(油漬け)・・・1缶
・「万能赤紫蘇ふりかけ」・・・適量
【作り方】
1.大根とキュウリを千切りにする
2.1にツナ缶と「万能赤紫蘇ふりかけ」を加える
お好みで鰹節、のり、ごま、大葉などを加えるとさらにおいしく! マヨネーズを入れるとまた違った味わいになります。
しそジュース作りは親子の恒例行事
一年に一度、私は赤紫蘇が出回る今の時期をとても楽しみにしています。わが家では、子どもと一緒にしそジュースを作ることが恒例行事になっていて、梅雨の頃になると子どもが「そろそろしそジュース?」と言い出すほど。雨の日のおうち時間の過ごし方としてもおすすめです。
ぜひこの時期だけの赤紫蘇を楽しんでみてくださいね。
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