【かぼちゃ】クセになるおいしさ!ヘビロテ決定4つの簡単レシピ

【かぼちゃ】クセになるおいしさ!ヘビロテ決定4つの簡単レシピ

かぼちゃの旬は6~9月ごろ。今が一番甘くてホクホクしています。
今回は保育園で栄養士として働く伊藤蓉子さんに教えてもらった子どもと一緒に調理できる簡単レシピを紹介します!

注目の成分は?

抗酸化作用のあるβカロテンに加えて、かぼちゃのビタミンEは野菜の中でもトップクラスです。
紫外線を過剰に浴びると、体内で活性酸素が過剰に発生し、老化促進の要因になります。ビタミンEはこの活性酸素の働きを抑制してくれます。活性酸素が原因の病気は、現代病の9割を占めると言われているので、活性酸素を抑制することが、今注目を集めています。
特徴的な黄色の色素は、かぼちゃ自体が紫外線から身を守るためのβカロテンに由来するもの。人間の体にも効果的に働き、日焼けやシミなどの予防に効果があると言われています。また、冷え性の解消や血行促進、肌荒れ防止なども期待できます。

調理のコツは?

栄養的に優れているのは西洋かぼちゃ。脂溶性のβカロテン吸収率をアップさせるには、油で調理するのが最適ですが、野菜の中でデンプンが多くエネルギーが高めなので、油や砂糖の使い過ぎには注意してくださいね。
余談ですが、煎ったかぼちゃの種は、コレステロール値上昇抑制効果があるリノール酸が多く、また骨の発育を助けるマンガン、味覚正常に保つ亜鉛も含んだ栄養豊富な食品。ぜひ捨てずに活用してみてください!

カレー風味がクセになる【かぼちゃのサモサ】

春巻きの皮を折り紙のように折って作るサモサ。パリッとした皮の中身は、ほんのりカレー風味の甘いカボチャ。甘じょっぱさが後を引くおいしさです。
三角形だけでなく、正方形、長方形やクルクルと巻いてみたり、形を臨機応変に変化させて、お子さんと一緒に作ってみてくださいね。

【材料(12個分)】
かぼちゃ 1/4個(180g)
玉ねぎ 1/2個
ベーコン 25g
カレー粉 少々
塩 少々
ピザ用チーズ 15g
春巻きの皮 正方形のものを1/3にカットしたもの12枚
小麦粉のり(小麦粉+水:春巻きの皮をくっつける用)
油 適量

【作り方】
1.かぼちゃは、種を取って皮を少しむき、一口大にカット
2.玉ねぎは半分に切ってスライス、ベーコンを5mm幅に切ります
3.1と2を油を敷いた鍋で炒めます。カレー粉と塩で味をつけ火が通ったら、熱を冷まします
※かぼちゃが崩れてしまっても大丈夫です。この後春巻きの皮で包むので柔らかい方が包みやすいです
※お子さんがいる場合は、カレー粉や味が濃くなりすぎないように調節をしてください
4.春巻きの皮は、半分(長方形)に切ります
5.<小麦粉のり>の小麦粉に水を少しずつ加えながらのり状に練ります
6.春巻きの皮の1/3の部分に4の具をのせチーズを上に置き、三角に巻いていきます

7.巻き終わりの部分に5を塗って折り畳み、しっかり留めます

8.オーブンを180℃で余熱しておきます。8の表面に油を塗り、クッキングシートを敷いた鉄板に並べます
9.オーブン180℃で、10~13分間加熱してできあがり

ゆかりとの組み合わせが斬新【かぼちゃのグリル】

時間がない時にパパッと作れて便利な一品。かぼちゃの甘さとゆかりの塩気がマッチして、パクパクと食べ進めてしまいます。
ゆかりとの相性は◎ですが、ほかにもすりごまや青のり、おかか、胡椒、七味、粉チーズなど、味のバリエーションを変えて楽しむのもおすすめ。

【材料】
かぼちゃ(お好みの量)
有塩バター(又はオリーブ油)
ゆかりふりかけ(カルシウム入り) 適量
水 150cc

【作り方】
1.かぼちゃの種をとって、ひと口大の大きさにします
2.鍋にバターとかぼちゃを入れ加熱し、表面を軽く炒めたら、水を150cc入れ、中火にしてフタをして蒸らします
3.全体に火が通ったのを確認したら水気を一気に強火で飛ばします。お皿に盛りつけて、ゆかりをふりかけます

生で食べられるかぼちゃ!【コリンキースティック】

「コリンキー」を知っていますか? まるでマンゴーのような見た目と、キュウリのようなシャキシャキ感のある生で食べられるかぼちゃなんです。生が気になる場合はレンジで20秒ほど加熱してもシャキシャキ感が楽しめます。
サイコロ状に切って、サラダやそうめん、パスタ、タコスに入れてもおいしい! 浅漬けや塩麹漬け、炒め物にも使えるなど、料理のバリエーションも豊富です。スーパーで見かけたら、ぜひ試してみてくださいね。

【材料】
コリンキー 1個
【作り方】
1.コリンキーの種を取り出し、皮をむいて薄くスライスします
2.お皿に盛りつけて、みそやバーニャカウダソースで食べてみてください。オリーブオイルをかけて岩塩をふるのもおすすめ

かぼちゃの水まんじゅう


見た目にも涼しげなデザートは、ツルッと食べられて、食欲がない時にもぴったりです。甘酒が優しい甘さをプラスしてくれます。

【材料】
かぼちゃ 1/4個(180g)
甘酒 125ml
☆水 100ml
☆片栗粉 大さじ1
☆粉寒天 4g
☆きび砂糖 6g

【作り方】
1.かぼちゃのタネを取り、皮をむいてサイコロ状に切ります
2.鍋で甘酒とかぼちゃを柔らかくなるまで煮詰め、そのまま冷まします
3.鍋に☆を入れて、弱火で加熱しながらよく混ぜます。透明になりのり状に変化したら火を止めます
4.コップに大きめにラップを敷き、3を入れ、その上に2をのせます。包むようにして輪ゴムで留めます
5.冷蔵庫で冷やし、固まったら、ラップを外してできあがりです
*アルミホイルやカップに入れてもOK。

お話を伺った伊藤さんは、保育園で働く前はエキュート品川がオープンする際に、出店したお店のオープンキッチンにて厨房スタッフに選ばれ経験を積んだのだそう。現在は、食育活動を通して子ども達に接しながら、クッキングや実験を通して、想像力や五感を豊かにする活動を行っています。
「五感をフル活用していくには、料理は一番の教材です。ぜひ、ご家族といっしょに楽しみながら試してみてください」とメッセージをいただきました!

【監修】伊藤蓉子(いとうようこ)さん
現在は横浜市金沢区にある「ひかりとたねの保育園」にて栄養士として勤務。
20代の頃には、銀座の日本料理店で3年料理の基礎を修行。その後、4年間栄養士としての勉学に励み、神奈川県の循環器呼吸器病センターにて栄養士として6年勤務。2年前から、保育園での勤務をスタートしています。

ライター

よこもの画像

よこも

2児の母。外資系製薬会社勤務後、児童英語講師の資格を取り、現在はライフワークとして6か月〜のベビーとママに英語を遊びながら教えています。新しいものを見つけるのが大好き。その中から本当にいいもの、役立つことを発信していけたらと思います。リビング特派員としても活動中。

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