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【冷凍庫活用術】わが家であえて冷凍保存しているもの10種

みなさんのお宅の冷凍庫の中身と言えば何ですか。
パッと思い浮かぶのは、氷、アイスクリーム、作り置きのおかず、お肉や冷凍食品でしょうか。
しかし、実は冷凍保存が可能な食品はたくさんあるんです。しかも冷凍保存によっておいしさや風味が増したり、時短料理がかなったり、節電につながったり…冷凍庫を上手に活用することはいいことづくめ!
今回は知らないと損する冷凍庫の活用術を紹介します。

え、これも?冷凍庫保存がおすすめな食品

一見意外なものでも、冷凍保存が適している食材は多いんです。

【キノコ類】
キノコは冷凍保存することによって旨味成分が増加するそうです。特におすすめは食感が変わりづらいナメコ。使うときもさっと洗ってから普段通りに加熱調理するだけです。
シメジ、エリンギ、シイタケ、マッシュルームもおいしさが増し、煮物として使用するのにおすすめ。
しかし、炒め物にするときはびちゃっとした食感になり不向き。キノコ類は冷凍しても不思議とガチガチに固く凍らないので、冷凍庫から出してすぐに調理に取りかかれるのもおすすめポイントです。特売の日に買って冷凍保存しておけばお財布にも優しい!

【味噌】
味噌は空気に触れることで風味が悪くなり、一般的な味噌の賞味期限は本来開封後1か月なんだそう。とはいえ、なかなか家族で1パックの味噌を毎月食べきっている家庭は多くないのでは?
そこで、冷凍保存です。冷凍しても空気には触れますが、風味の劣化の進行スピードが遅くなります。味噌は冷凍庫に入れても固まらないので、今までと同じように使えます。

【チーズ】
開封後に冷蔵庫に入れて保存しておくと、あっという間にカビが…。チーズも冷凍庫で保存することでカビの発生を遅くすることができます。
スライスチーズはそのまま、シュレッドチーズは袋の中に薄く広げて冷凍すると、使うときにパキパキと割って使うことができるのでラクです。お徳用のチーズを買ったときは特におすすめしたい保存法です。

【おから】
これはお豆腐屋さんにおすすめされました。卯の花炒り煮やハンバーグに入れても余ってしまったおから。
消費期限が長くないので「冷凍しておけば1か月もつよ」とのことです。ただ念のため、私は冷凍したおからは加熱調理に使うようにしています。

【チョコレート】
これはショコラティエをしていた友人から聞きました。プロのように上手に温度管理できないなら、冷凍保存して食べる前に自然解凍するとチョコレートをおいしい状態で食べられるそうです。
夏場は室温保存しておくとチョコレートが溶けてしまいますよね。でも冷凍庫に入れて置けばそんな心配はいりません。わが家はチョコレートは常に冷凍保存しています。

【生麺類】
これ、本当におすすめです! 買ったはいいけれど、つい忘れて消費期限が迫ってしまう生麺類。買ってきたらそのまま冷凍庫に入れるだけで消費期限が延びます。
茹でるときは普段より長めの時間茹でるか、レンジで30秒~1分程度温めてから茹でてください。冷凍しても味や食感は変わりません。

【パン類】
こちらはパン屋さんに教えてもらいました。パン屋さんのパンは基本的に当日中または翌日に食べきってほしいとのことですが、食べきれない場合は冷凍保存が向いているそうです。
ラップに包み、ジップロックに入れて冷凍し、食べるときはトースターやオーブンで焼くか、レンジにかけて食べてもふわふわになります。しっかり香りも残っていますし、そのまま置きっ放しにしたパサパサ感もなく、もちろんカビの発生もないのでおすすめです。

【トマト】
トマトは冷凍保存によって湯むきの手間を省けます。きれいに洗い、3カ所程度切れ目を入れてから丸ごと冷凍しておくと、水で洗ったときにつるんと皮がむけます。ミニトマトでも同様に皮がむけます。
トマト缶を常備しておかなくても、冷凍庫にトマトを冷凍しておけばいつでも使えてとても便利です。
一口大にカットしてから冷凍しておけばちょっとした間食にもなりますよ。

【フルーツ】
一口大にカットして冷凍しておくと、手軽に食べられるデザートに。アイスクリームよりヘルシーで、子どもと食べる暑い日のおやつにもおすすめです。また、スムージーやミックスジュースを作るときにも使えますね。

捨てないで!それ、使えます!

【肉のゆで汁・煮物の煮汁】

使い道がないから…そうやって捨ててしまっているものの中にも、冷凍保存しておけば再利用できるものがあります。
その代表的なものがお肉のゆで汁や煮物の煮汁。
お肉を下ゆでしたときに出る茹で汁のあら熱をとってから冷凍庫に入れて置けば、スープが飲みたいときに解凍するだけですぐにいいお出汁になります。
この茹で汁と野菜などを組み合わせて味付けをすれば簡単にとてもおいしいスープができあがります。
時間がないときは、スープを解凍して乾燥ワカメとごまと調味料を入れるだけで簡単中華スープに。包丁も鍋も必要ないので大助かりです。
また、自宅でラーメンを作るときの出汁として使うのにも便利です。

サバの味噌煮や豚の角煮、肉じゃがなどの代表的な和食も煮汁が余りがちですよね。
かといって少ない煮汁で作ろうとすると味がまんべんなくつかなくなってしまいます。この場合も余った煮汁を冷凍保存しておき、次に煮物を作るときに使うようにするとムダがなく作れますよ。

もっともっと活用するべき冷凍庫

いろいろと冷凍していると冷凍庫がギュウギュウに…。でもご心配なく。
冷凍庫は満タンであればあるほど消費電力も少なくすみ、万が一の停電時にもダメージを抑えることができます。
ただ、冷凍庫に入れた食材を使い切れずに捨ててしまうことのないよう、「日曜日は冷凍庫チェックの日」「ランチは冷凍庫の食材を使う」といったマイルールを決めておくとより活用できると思います。
そして、冷凍庫に入れることで食品の劣化のスピードは遅くなりますが、本来の賞味期限の1.5~2倍を目安に食べきりましょう。

この記事を書いたライター

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さくらい ゆかさん

5歳息子と0歳娘の母/管理栄養士です。 現在はオンラインお料理教室講師、専門学校講師、レシピ開発などをしています。 Instagram@ycdaco【子どもと食べるおうちごはん】

ライター

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こどもりびんぐ &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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