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子ども達の朝ごはん「3つのやめた」で満足度が激変した話
子どもが産まれてから、ママ友と「朝ごはん何食べている?」と話題になることが多くなりました。
「子どもたちが1日元気に活動できるような、栄養のある朝ごはんをきちんと食べさせたい!」と考えるパパママは多いのではないでしょうか。しかし朝から手の込んだものを作るのは大変だし、作っても残されてしまっては意味がない。子どもが楽しくおいしく食べてくれる、栄養満点な朝ごはんを簡単に作れたらうれしいですよね。
私自身、ずっと悩んできた「子どもの朝ごはん問題」でしたが、最近ようやく解決しました。それは正解と思って取り組んできた3つのことを、思い切ってバッサリやめたことがきっかけでした。
「作り置き」をバッサリやめた
慌ただしい朝ごはんを手軽に準備するために始めたのが、作り置きおかずでした。
子ども達は、それらのおかずを作りたてのときはおいしそうに食べるのですが、冷凍や冷蔵で保存したあとに出すと、「おいしくなーい」と言って食べなくなります。私自身も作りたてのときに比べ、日がたつとおいしさが半減しているように感じました。
私の意識としては「作り置きおかず」でしたが、家族にとっては「残り物」と変わらないと感じていたのだと思います。
また保存時間が長くなるほど、大切な栄養素を失う場合もあると知り、思い切って作り置きをやめることにしました。
そんな私が、作り置きの代わりにはじめたのが「仕込み置き」。食材を切っておいたり、肉や魚を塩こうじに漬けて保存しておくことで調理の手間をカットしています。
「手抜き簡単検索」をバッサリやめた
子どもたちにたくさんの種類の料理を食べてもらいたいという思いがあるものの、料理のレパートリーが少ない私。もっぱら「冷蔵庫にある食材・子ども・簡単」で検索していました。
しかし、ある時ふと思ったのです。私は子どもたちに、冷蔵庫にある食材で「簡単な手抜き料理を食べさせたいワケではない! 私は子どもたちに、冷蔵庫にある食材の栄養をたくさん吸収してほしいのだ!」と。
そこで「手抜き簡単検索」の代わりに「食材がもっとも栄養価が高く食べられる調理方法」を調べることを習慣化しました。するとこれが大正解! なんと「手抜き簡単検索」で調べていたものよりも、お手軽な調理方法ばかりがヒットしたのです。
例えば
・ブロッコリーは電子レンジ調理がよい
・シイタケは30分間日光をあてるだけでビタミンDが10倍になる
・ピーマンは横切りよりも縦切りのほうが栄養素が残りやすい
・魚は生で食べるのがベスト
など。これらの素材の栄養価を存分に発揮してくれる、とても簡単な調理方法により、栄養価が高いものを手軽に準備できるようになりました。
「食費の節約」をバッサリやめた
これまでは、食材を安く手に入れることを意識していました。しかし、1日の始まりだから、みんなが楽しくモリモリ食べられるように朝食は節約を度外視することに。素材そのものの製法や育て方(農薬の量)、保存法などにどことんこだわり、食費の節約はバッサリとやめることにしました。そして気づいたのは、それらのこだわり食材は、シンプルに焼いて塩をかけるだけでごちそうになるということ! 野菜に関していうと、生で食べてもおいしいのです。
また、彩りがあると子どもがよく食べることを発見したので、少々お高くてもフルーツは欠かさないことにしました。
すべてを一気に変えるのが難しい場合は、お子さんの苦手な食材に絞ってこだわってみるだけで、新しいおいしさに気づき、苦手意識を軽減できるかもしれません。
過去の朝食、現在の朝食
過去の朝食
前日の残りごはんで作ったおにぎりと作り置きおかずと味噌汁が定番。作り置きおかずは、ゆでたり煮詰めたりすることが多くなりがちで、茶系に仕上がってしまい、彩りも残念。また水溶性のビタミンB群やビタミンCも失われがちだったと思います。
現在の朝食
洗っただけの食材、焼いただけ食材を盛り合わせた、ワンプレートごはんが定番。ほとんど調理に手間をかけず、彩りを考えた盛り付けに。
現在の朝食プレートへ変更してから1か月半ほどたったわが家ですが、目に見えて大きな変化が現れはじめました。
朝、起こすまで寝ていた子どもたちが、6時には朝食を楽しみに自ら起きてくるようになったのです! そのため朝からのひとときがゆっくり楽しく過ごせています。夫も「朝からごちそう!ママすごいね、嬉しいね~」と子どもたちと話してくれています。
いかがでしたか? 日ごろの当たり前を少しだけ見直すだけで、満足度の高い食事時間になるかもしれません。