【花粉・ハウスダスト】アレルギー症状から子どもを守るには?この季節に取り入れたい、プロおすすめの家電3選

近年花粉症になる子どもが急激に増えているのをご存知でしょうか。日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会が2019年に行った調査によると、5−9歳の有病率は約30%で、20年前のなんと約4倍になっているのです(※)。さらにダニやペットのフケなどを原因としたハウスダストも、アレルギー性鼻炎の大きな要因に。今回は、これらの対策になる家電を3つご紹介しましょう。
※日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会「アレルギー性鼻炎ガイド2021年版」より
大人だって辛い花粉症、お子さんには味わってほしくない、と思いますよね。でも現実は、花粉症を発症する年齢は年々下がっており、特に小学生の有病率が顕著に増加しているのです。さらにハウスダストによるアレルギー症状も、ダニが大きな要因となっているので、おうちの中では、できるだけこれらのアレルゲンに晒されない対策をしましょう。
大風量の「空気清浄機」でアレルゲンを取り除く
花粉やハウスダスト対策といえば、やはり空気清浄機です。空気清浄機は、部屋の空気を吸い込み、空気中に含まれる汚染物質を取り除き、きれいな空気のみを部屋の中に戻す働きをしていますので、まさにアレルゲンを取り除くための家電なのです。
花粉・ハウスダスト対策として選ぶ際にチェックしたいのは、やはり清浄スピード。空気清浄機には「30分間で空気を清浄できる畳数」の目安として適用床面積が表アレルゲンは1秒でも早く取り除いたほうが安心ですので、購入時は、実際の部屋の大きさより2-3倍の適用床面積のものを選ぶといいですね。さらにセンサーが花粉やハウスダストを見分け、多く検知すると自動で風量を上げてくれるタイプがおすすめです。
玄関にも1台置くとベター
余裕があれば、玄関にも1台置きたいですね。とにかく花粉は家に持ち込まないのが鉄則ですから、玄関から家に入る前に一度洋服についた花粉を払い落とすのは大前提。さらに空気清浄機で取り除けば、家への侵入をだいぶ阻止できるでしょう。今はコンパクトでも大風量なものが増えているので、嫌な花粉は玄関で一気に取り除いちゃいましょう。
就寝時は寝室に移動させて
たとえ花粉症になっても、花粉がなければ症状は出ないわけですから、人の居場所に常に空気清浄機があるのが理想です。安眠のためには寝室にも一台置きましょう。というのも寝室は、花粉だけでなくハウスダストも多く潜んでいる場所。特に布団は格好のダニの住処とされていますので、ベッドメイキングをするときなど、ホコリに交じってダニアレルゲンが空中を舞っている可能性大なんです。でも空気清浄機は何台も置けない、という人は就寝時にほかも部屋から移動させて使うのもいいと思います。
【おすすめ】ブルーエア「BLue Max」シリーズ

シンプルなデザインながら、0.1μm以上の微粒子を99.97%除去でき、しかもパワフル。フィルターを定期的に交換するタイプなのでお手入れの手間が少なく、常に高い性能を保ちます。ミニサイズから48畳タイプまで4サイズラインナップ。
「水拭き掃除機」で床に落ちたアレルゲンを一掃
さて家に入り込んでしまった花粉ですが、花粉は空気中に含まれる有害物質の中では大きくて重いため、無風の空間では1-2分程度で床に落ちてしまうといわれています。ですから床に落ちた花粉を取り除くために、掃除もしっかり行いましょう。掃除機がけもいいですが、水拭きすると花粉がさらに重くなって再浮遊が抑えられるのでおすすめ。近年ラインナップが増えている電動モップや、水拭きもできるロボット掃除機があると、こまめな掃除も苦になりませんよ。
ロボット掃除機で朝起きる前に掃除完了!
特におすすめしたい掃除のタイミングは、”朝一番”です。花粉だけでなく、空気中のホコリも一晩かけて床に落ちるそうですので、そのタイミングで一網打尽するのが効率的でしょう。たとえばロボット掃除機のタイマーをセットしておき、朝起きる前に床掃除を完了させておけば、気持ちのいい朝を迎えられますよね。ただし機種によっては音が気になる場合もありますので、静音性の高いモデルを選ぶのがおすすめです(最近は静音モードを搭載しているものも多いです)。
【おすすめ】アクア「WIPEL」

吸引しながら水拭きできるコードレスタイプの水拭きフロアワイパー。固形物も吸えるので、ちょっとした食べこぼしも一度で掃除できます。60℃以下のお湯が使えるので、より衛生的に保ちたい場所の掃除にも。充電台でモップ洗浄も可能です。
ふとんのダニは「ふとん乾燥機」で一網打尽!
ハウスダストの大きな要因となっているダニそのものを減らすことも大切です。ダニといえば、ふとんに多く潜んでいるイメージがありますが、ほかにも布製ソファやカーペット、クッション、ぬいぐるみなど、とにかく温かくて、ダニのエサになる皮脂やフケなどがあるところどこでも寝ぐらとしてしまいます。もしダニアレルゲン対策をしたいなら、布製ソファは革製(合革)に変える、カーペットは取り除くなど、可能な限り減らしたほうがいいですね。
その上でふとんなどは定期的に、ダニ対策をしましょう。ダニは熱に弱く、50℃の熱で30分間、60℃の熱では一瞬で死滅するといわれています。多くのふとん乾燥機には50℃以上の温風でふとんを温める「ダニモード」が搭載されていますので、定期的に使うといいですね。特にじめじめした時期のダニの繁殖スピードは半端ないので、少し油断するとあっという間に増えてしまいますよ。
ちなみにラグやクッション、ぬいぐるみなどのダニ対策として、スチームクリーナーや衣類スチーマーなどの高温スチームを当てるという方法もありますね(対象物の耐熱温度の確認を)。
ふとん掃除機でダニアレルゲンを取り除くのを忘れずに
たとえダニを死滅させても、ダニアレルゲンの脅威がなくなったわけではなりません。実はダニは生きているときはアレルゲンにはならず、死がいが粉々になったときに体内に取り込みやすくなり、アレルゲンになってしまうのです。そのためふとん乾燥機でやっつけたあとは、ふとん掃除機でダニの死がいをしっかり取り除きましょう。
【おすすめ】レイコップのふとん乾燥機モナミ

いまはコンパクトタイプが人気ですが、ダニ対策でいえば、ふとんクリーナーでも一世を風靡したレイコップを一押し。最高温度75℃でダニを死滅できるので、ふとんケアが効率的に終わります。アタッチメントをつければ靴乾燥機としても活躍。
家電を上手に取り入れて家の中を快適に保とう
一口にアレルギーと言ってもさまざまな種類がありますが、やはり原因からできるだけ遠ざけることが、家庭でできるシンプルかつ効果的な方法です。せめて家の中は気持ちよく過ごせる場所にしてあげるためにも、お子さんが小さいうちから対策しておくことをおすすめします。
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