小1と4歳のママ・鈴木あきえさん「雨の日はバスタオル1枚でもアイデア次第で十分遊べます」

小1と4歳のママ・鈴木あきえさん「雨の日はバスタオル1枚でもアイデア次第で十分遊べます」

タレント・リポーターとして活躍しながら、2児のママとしても奮闘中の鈴木あきえさんによる連載コラム。今回は、梅雨の季節を前向きに過ごすヒントが満載!親子で楽しめる室内遊びのアイデアや、便利なレイングッズについて教えてもらいました。

子どもが夢中になる室内遊び

デコパーツで工作あそびにハマっています!

おうち遊びのグッズやおもちゃは、いろいろ工夫を重ねてきたのですが、最近のわが家のブームは「デコ(デコレーション)」です。娘がとてもハマっていて、少ない予算でたっぷり遊べるので、かなりおすすめです。

デコパーツはネットや手芸屋さんで手に入りますし、100円ショップでミニチュアのお皿やコップも買えるので、それらを使ってデコ遊びを楽しんでいます。100円ショップのデコレーションクリームを使って、お皿の上にパンのパーツをのせてデコったり、歯ブラシの持ち手にお気に入りのパーツをつけたりするのがブームです。お兄ちゃんも一緒になって楽しんでいて、オリジナル歯ブラシを作るようになってから、すすんで歯みがきをするようになりました。

鈴木あきえさんのInstagramより

想像力を刺激するおもちゃ「KAPLA」

うちの子どもたちが長年ハマっている室内遊びのおもちゃが「KAPLA(カプラ)」です。もともとは幼稚園で遊んで気に入ったのがきっかけです。少し値が張るので購入を迷っていたのですが、今となっては元が取れるくらい遊び倒していて(笑)、本当に買ってよかったと思っています。


KAPLAは、年齢に関係なく長く楽しめるのがいいんですよね。積み重ねるだけでもいいし、車や基地を作ってごっこ遊びをしたり、ドミノみたいに並べたりと、遊び方は無限大。最近も雨の日に子どもたちが「天井まで積みたい!」と言い出して、どうしたら倒れないかを考えながら、一生懸命組み立てました。最後は肩車をして、上のほうまで積み上げていきました。高くなるにつれて「倒れないかな〜」と、親もドキドキしながら見守って、一緒に盛り上がりました。家族みんなで一体になって遊べるのも、KAPLAの魅力だと思います。

外で遊べなくても大丈夫!おうち時間が楽しくなるアイデア

お手伝いでおうちお仕事体験

きっかけはある雨の日に早めにお風呂に入ろうとしたら、息子が「掃除するから、アルバイトしていい?」と言い出したんです(笑)。そこから「おうちお仕事」ごっこがスタートしました。その日はきょうだいで掃除の場所を分担してもらったのですが、ふたりともキャッキャ言いながら楽しそうに取り組んでくれて、しかもお風呂がめちゃくちゃきれいになるという一石二鳥ぶり! 床のピンク汚れを指さして「これは汚れだから、こうすると落ちるんだよ」と教えると、それも新鮮だったようで、夢中になって掃除をしてくれました。


掃除が終わったら「アルバイトのお給料ね」と言って50円ずつ渡して。すると「次はどんな仕事があるの?」とやる気満々。「じゃあ、ごはんの時間だからレタスを洗ってくれる?」なんて言いながら、家事がどんどん“お仕事”になっていくんです。ただの家の手伝いも、「お仕事モード」に切り替えるだけで子どもたちにとっては楽しい遊びに。しかも親としては、本当に助かります。

小さい頃はバスタオル1枚で室内遊び

わが子たちが1歳くらいの頃は、「バスタオル」を使った遊びがブームでした。たとえば、親が二人でバスタオルの端と端を持ってタオルをハンモックのようにしたり、子どもをバスタオルの上に座らせて、すみっこを“ハンドル”のように握らせてジェットコースターごっこをしたり。魔法のじゅうたんに乗っているような気分にさせてずるずると引っぱってみたりと、アイデア次第で遊び方はどんどん広がります。


もう少し子どもが大きくなってからは、バスタオルを床に敷いて一本橋に見立て、「落ちたらワニがいるから気をつけて〜!」なんて言いながら、子どもたちはキャッキャと大はしゃぎしました。

室内でもワクワクできる!おすすめおでかけスポット

子どもが遊べる施設が入っているショッピングモールは、雨の日に本当に助かりますよね。子どもも親もそれぞれやりたいことができるから、よく行きます。

あとは東京周辺になってしまいますが、雨の日のお出かけにおすすめなのが、クリップです。築地とさいたま市に店舗があるのですが、入るとまず、子どもたちはスモッグのようなものに着替えます。そこでは、手も足も全身使って思いっきり作品づくりができるんです。絵の具や粘土はもちろん、トンカチやノコギリで木工も体験できちゃいます。

施設には「親御さんへ」という注意書きがあって、「子どもの作品に『これは何?』と聞かないでください」と書いてあるんです。確かに、子どもが一生懸命作ったものに正解を求める声かけは、芸術心にはあんまりよくないんだなということを学びました。


それから麻布台ヒルズにはComme’N KIDS(コム・ン キッズ)という子どもだけが入れるパン屋さんがあって、こちらもユニークな場所です。入口が小さなトンネルみたいになっていて、そこから先は子どもしか入れません。親は外で待っていて、子どもたちは自分で好きなパンを選んで、会計も自分たちで済ませてくるんです。最初は不安そうにしていますが帰ってくるときは、誇らしげな顔で戻ってくるんですよ。その表情が見られるだけで親は大満足です。

雨の日も快適に過ごせる便利なアイテム

私のお気に入りのレイングッズは、スライドカバー付きの傘です。傘の先にキャップのようなものがついていて、傘を閉じたあとにそれをスライドさせると、全体がカバーされる仕組みなんです。これが本当に便利で、スーパーなどで買い物をするときにぬれた傘をビニール袋に入れなくて済むし、電車や車で移動するときにも周りがぬれずに済むので、ストレスフリーです。


子ども向けのおすすめアイテムは、息子が小学生になったので雨の日用に「サンドセル(ランドセル用着脱式サイドポケット)」を購入しました。ランドセルに“サンド”するように取りつけるもので、サイド部分が荷物入れになるんです。雨の日は傘を持って手提げ袋を持ってしまうと両手がふさがるので、これがあると本当に便利。カポッとはめるだけで簡単に使えるので、傘が持ちやすくなっておすすめです。

私は、雨の日が苦手でテンションが下がりがち(笑)。便利なアイテムを取り入れたり、おうち時間を充実させる工夫をしたりしながら、楽しく過ごしていけたらと思います。

取材・文/やまさきけいこ

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タレント 鈴木あきえ

1987年、東京都生まれ。タレント、リポーターとして活躍。2004年に芸能界に入り、今年20周年を迎える。2007年~2017年までTBS『王様のブランチ』でリポーターを務め、2019年から5年間にわたりNHK『すくすく子育て』の司会を担当した。チャイルドマインダー、ベビーサインアドバイザーの資格を所有。現在6歳と4歳の子育て中。

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