そういえば、アレって何…?身近な“謎”を大調査!『大人も知らない みのまわりの謎大全』でぜんぶわかる

そういえば、アレって何…?身近な“謎”を大調査!『大人も知らない みのまわりの謎大全』でぜんぶわかる

毎日の暮らしの中で、ふと気になる「あれって何?」に答えてくれる一冊『大人も知らない みのまわりの謎大全』(ダイヤモンド社)が話題を集めています。身近なモノや現象の「正体」を、図鑑形式でイラストたっぷりにやさしく解説。さまざまなメディアでも取り上げられ、発売からわずか1カ月で5万部を突破しました。親子でページをめくれば、いつもの日常がもっとおもしろく、もっと不思議に見えてくるはず。今回は、そんな人気の一冊から、気になる内容の一部をご紹介します。

宇宙人コンビがナビゲート「ふつうの街」にひそむ謎を大調査!

ゆるくてシュールなイラストもクセになる!宇宙人のマチオとシラベが、地球の「ふつうの街」をあちこち歩きながら、身近な謎を次々と解き明かしていきます。たとえば、アンテナを魚の骨と勘違いしたりと、2人の豊かな想像力はなんともユニークで、思わずツッコミを入れたくなります。読んでいるうちに、「そういえば、これってなんでだろう?」という好奇心がどんどん湧いてくる一冊です。

本書で紹介されているのは、日常でよく目にするものばかり。なんとなくわかったつもりでも、実は知らないことだらけ!図鑑形式のイラスト付きでわかりやすく、すべてにふりがながあるので、子どもだけでも楽しく読めます。

いつも見てる「あれ」の意外なヒミツ!

外を覗くため?「すかしブロック」の役割とは…

塀に「すかしブロック」がはめ込まれているのを見て、今まで「そういうデザインなのかな?」と深く考えたことはありませんでした。でも、あらためて「なぜ?」と考えてみると、ブロックの隙間から犬が顔をのぞかせていたりすることもあって、防犯対策なのかも…など、いろいろな理由が思い浮かんできます。

実は、すかしブロックって、見た目のおしゃれな「かざり」だけじゃないんです。通気性をよくして、庭に湿気がこもりにくくするという、ちゃんとした役割があるんですよ。さらに、コンクリートブロック塀には安全のための「設計基準」や「規定」がしっかりと決まっていて、すかしブロックの積み方にもルールがあるそう。地震が来たときに倒れにくくするためなど、ちゃんと考えられていて、「なるほど〜!」と思わず感心してしまいます。

緑の怪物が現れた!?ツタの謎

街を歩いていて、ふと目に入るツタに包まれた建物。雰囲気のある喫茶店の壁なんかに、きれいにツタが広がっているのを見ると、「どうしてこんなふうに育つんだろう?やっぱり、ちゃんと手をかけてるのかな?」なんて、なんとなく気になりますよね。でも、わざわざ調べるほどでもなくて、そのまま通り過ぎてしまう…。とはいえ、やっぱりちょっと気になる存在です。

ツタは、自分の力だけでは立ち上がれない植物。だから、ほかのものに寄りかかりながら、自分の居場所をどんどん広げていきます。寄りかかった先を、あっという間におおいつくしてしまうのも、ツタのすごいところ。ときどき、自転車やバイクがツタに飲み込まれていくような光景を見かけることもありますよね。あれ、なんであんなにピタッとはりつくんだろう…?と思っていたら、そこには「吸盤」の秘密がありました。ツタは壁にくっつくとき、粘着性のある物質を出して、その吸盤でしっかり固定するんです。しかもその吸盤、なんと自分の重さの250倍にも耐えられるというから、びっくり!
それに、ツタは自立しないぶん、茎を太く・強くする必要がありません。だからその分のエネルギーを、茎をぐんぐん伸ばすほうにまわせるんですね。高いところまで伸びて、日光をたっぷり浴びて、どんどん成長していくのです。

謎の組織に支配されているのか?ビルの入口にある石板の謎

いろんな建物の入口に、ひっそりとついている「定礎(ていそ)」と書かれた石板。見かけたことはあるけれど、これって一体、何のためにあるんでしょう?そう言われてみると…考えたこと、ありますか?

実はこの「定礎」、正式には「定礎石」といいます。石板には建物が完成した日付が記されていて、その中には「定礎箱」と呼ばれる箱が収められているんです。その箱の中には、定礎銘板(工事関係者の名前や建設の意義などが書かれたもの)をはじめ、建築図面、建設当日の新聞、氏神様のお札、貨幣、会社のパンフレット、建物の模型写真などが入っていることも。
つまり、建物が建てられたときの“記録”を、未来に残すタイムカプセルのような役割を果たしているんですね。もともとは西洋の習慣で、ビルをつくる技術とともに日本にも伝わり、定着したといわれています。その歴史はとても古く、なんと約7000年前のメソポタミア南部でも「定礎埋蔵物」が見つかっているのだとか!建物の片隅に、こんなにもたくさんの物語と歴史が詰まっているなんて…ちょっとロマンを感じますよね。

図鑑形式のイラスト付きでわかりやすく解説してくれます

「これって何だろう?」がいっぱい!親子で楽しむ“まちの小さな発見”

本書では、そのほかにも「屋上のクレーンはどうやって運ぶの?」「電線にとまっている鳥は、なぜ感電しないの?」「線路の石って何のためにあるの?」など、身近にあるちょっと気になる51の謎を紹介しています。ふだんは気にもとめていなかったことも、ちょっと意識して見てみると、実は知らないことだらけ。「えっ、そうだったの!?」と驚いたり、「こんなに身の回りに不思議があったんだな」と思ったり…新しい視点や発見を与えてくれます。
いつもの散歩道や、家のまわりを歩きながら、子どもと一緒に「これ、なんだろうね?」と“謎探し”をしてみるのも楽しそう。「宇宙人が見たら、これってどう見えるんだろう?」なんて想像してみるのも、おもしろいかもしれません。この本は、好奇心をくすぐりながら、「知るって楽しい!」を感じさせてくれる一冊です。

やばさが伝わる…?この本の編集者、金井弓子さんのX(旧Twitter)はこちら

『大人も知らない みのまわりの謎大全』

発行:ダイヤモンド社
著者:ネルノダイスキ
定価:1650円

大人も知らない みのまわりの謎大全

企画・編集/&あんふぁん編集部、文/やまさきけいこ

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