産前は「テニスボールいつ使うの?」と思ったけれど…タイミングは本能でわかった!
いきみ逃しの「テニスボール」
出産準備リストのなかに、必ずと言っていいほど書かれている「テニスボール」。
「陣痛中のいきみ逃しの時に肛門にテニスボールを押し付ける」という情報はありましたが、いまいちピンときていませんでした。
ほんとにいるのかなあ、どのタイミングで使うんだろう
でも不思議なもので、いざ陣痛も佳境に差し掛かると「今だ!肛門にテニスボールを!」と本能的にテニスボールを求めたのです。
陣痛室で付き添ってくれていた夫は「ついに出番だ!」とばかりにテニスボールで肛門を押してくれました。
陣痛の波が来るたびに全力で押してくれるのですが、だんだんと夫の力が弱くなってきました。「もうだめだ!手がプルプルして力が入らない」
でも夫が力を弱めると、わたしの腰が砕け散りそうになります。「弱い!もっと強く!」わたしも自然と命令口調に。
すると夫がおもむろに体勢を変え、いきなりまた力が入るようになりました。そして「手の力で押してもだめだ。スクラムを組む要領で全身の力を伝達するんだ」と陣痛の合間に解説してくれました。
その後、子宮口が全開になるまで何時間もかかったのですが、おかげで無事に出産することができました。元ラグビー部の夫とテニスボールに感謝しています。