夏休みの工作に!ハーバリウムの作り方。ベビーオイル&100均アイテムで手軽にできる

夏休みの工作に!ハーバリウムの作り方。ベビーオイル&100均アイテムで手軽にできる

大流行中のアイテム「ハーバリウム」。欲しいけどちょっと高い、好みのものが見つからない…そんなときは手作り!専用のオイルや高価なプリザーブドフラワーを使わなくても、100円ショップとドラッグストアにある「アレ」で代用できるんです。

「ハーバリウム」とは?

数年前からじわじわと人気が出はじめ、今も流行中のハーバリウム。最近ではいたるところで見かけるので、知っている人も多いかと思います。

question そもそもハーバリウムってなに?

もともと「ハーバリウム(Herbarium)」という単語は「植物標本」を意味しています

日本では気軽にお花を楽しめるおしゃれなインテリアアイテムとして人気です。ドライフラワーやプリザーブドフラワーをボトルに入れて、ハーバリウム専用のオイルで封じ込めます。
そんなおしゃれインテリアアイテムのハーバリウムですが、小さな物でも買うと結構お高い!(インテリアショップに並んでいるものは安くても2000~3000円します)
ならば自分で作ろう!と思ったのですが…

そもそも材料が結構お高い

という悲しい事実が発覚しました(そりゃ売ってるものも高いわけだ…)。

一般的なハーバリウムに使用されている、プリザーブドフラワー(生花や葉を特殊液の中に沈めて、水分を抜いた枯れないお花)と専用のオイルが高価なのです。しかも、田舎にはなかなか材料が売っていない。必要な材料がセットになったキットだと自分好みに作れない。

セリアにハーバリウムの専用オイルが売っているとの情報も入手しましたが、店舗に問い合わせたところ大人気すぎて長期欠品中(取り寄せても1カ月近くかかる)そうです。

そこで、本物のハーバリウムに必要な材料を少しずつアレンジして、近くの100円ショップやドラッグストア、ホームセンターなどでそろうアイテムで作ってみました!

正直、お花の発色や色もちなどの面では市販品に少し劣るところもありますが、ちょっと試しに作ってみたい、夏休みの工作で子どもと作りたい、と思っているパパ・ママの参考になればうれしいです。

材料・道具

子どもと作るときはボトルの口が狭すぎないものを!

□好みのボトル(写真のものは全てセリアで購入)


□好みの花材(造花・ドライフラワー・プリザーブドフラワー等)


□ベビーオイル(主成分がミネラルオイルのもの、ドラッグストアで購入)


□貝殻や海の砂など、一緒に入れたいもの(今回はセリアで購入)


□リボン等


□はさみ


□あればピンセット

作り方

1.ボトルを消毒する

まずは使用するボトルを決めて、アルコールスプレーや熱湯で消毒します。この工程は飛ばしても良いですが、消毒することにより雑菌の繁殖やカビを(完全にではないですが)防ぐことができるそうです。

ボトルを消毒する

2.ボトルの「前」を決めて、入れるものと構図を考える

ボトルの前を決めるとは、どこから眺めるか決めるということです。それにより、お花の配置や向きなども決まってきます。今回は「夏休みの思い出」というタイトルで、ひまわりと海で拾った(という設定の)貝殻を入れることにしました。

3.ボトルの中に砂を入れ、花や貝を配置する

消毒したボトルの中にそっと砂を入れていきます。浅すぎず深すぎずを意識して。

わざわざ買わなくても砂浜から取ってきた砂でOK

その後、花や貝を置いていきます。ワイヤー入りの造花は向きを固定しやすいのでおすすめ。
小さな造花やドライフラワー、プリザーブドフラワーを入れる場合はオイルを入れた時に浮いてきてしまうことがあるので、砂に一部を埋めて固定したり、重さのある貝に絡ませたりすると浮きを防ぐことができます。

まずは貝をおいてみました
そして造花を入れていきます

4.ベビーオイルを入れる


中身の配置が完了したら、ベビーオイルをボトルに入れていきます。
本来は、ここでハーバリウム専用のオイルを使いたいところですが、高価な上に売っている場所も限られるので、今回は専用オイルと同じ「ミネラルオイル」が主成分のベビーオイルを代用品として使用します。
ドボドボ入れるとせっかく配置した花が動いてしまうので、少しずつ静かに、浸透させるイメージで入れていきましょう(ボトルのふちギリギリまで入れてOKです)。

ボトルのふちに当てると静かに入れられます
ベビーオイルは主成分がミネラルオイルのものを選んで

5.ふたをして完成!

ボトルのふたをしっかりと閉めて、最後にお好みでリボンなどを飾れば完成です!多少のコツはいりますが、作り方自体はとっても簡単ですね。

オリジナルのハーバリウムの完成です

ハーバリウムを作るときのコツ

□ボトルの口径と花材の大きさをよく吟味する(細長いボトルだと長~いピンセットが必要です)
□ボトルの容量とオイルの量を確認しておく(大きなボトルはオイルも大量に使用します)
□オイルを入れると花材が浮いてくることを想定しながら花材を配置する(浮遊感を楽しみたい場合は花材を詰めすぎない)
□オイルを入れると花の色が変わることを想定しながら花材の色を選ぶ(オイルが染み込むと色が濃くなります)

全てセリアで、左2つは食品用のガラス瓶、一番右がハーバリウム用ボトル(プラスチック)
細長いボトルに入れる時はボトルを傾けると花材が入れやすい

いくつか作って並べてみました

左から
□造花+砂&貝殻+ベビーオイル
□造花+ベビーオイル
□プリザーブドフラワー+ベビーオイル
□プリザーブドフラワー+ハーバリウム専用オイル

右端のものは以前専用オイルで作ったものです

窓際に並べると太陽光が差し込んでとてもきれいです。ベビーオイルと専用オイルも、パッと見では違いがわかりませんね。

花材については好みが分かれるところですが、造花ははっきり発色で色あせしづらいところ、プリザーブドフラワーは繊細な透け感があって本来の「植物標本」ぽさが魅力です。

まとめ

今回実際に作ってみて、「100円ショップの造花+ベビーオイル」でも十分ハーバリウムが作れることがわかりました。子どもが夏休みの工作として挑戦する場合は、花と一緒にお出かけ先で拾った貝殻やきれいな石などを入れると、楽しかった思い出も一緒に保存できると思います。
ママやパパの癒やしアイテムとしてはもちろん、おじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼントにも最適です。お子さんと一緒に楽しく作ってみてくださいね。


 

ライター

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&あんふぁん編集部 &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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