夏休みの自由研究に!料理の実験からお金の知識まで、“親子で楽しめる”おすすめ本3選

夏休みの自由研究のネタ探しに悩んでいるご家庭も多いのでは?今回は、おうちで手軽に楽しめて、子どもたちの「なんで?」「やってみたい!」を引き出すおすすめの本を紹介します。低学年から挑戦しやすい!食べられる実験や金融教育まで、どれも親子で一緒に取り組めて、自由研究にもぴったり。小学4年生の娘と実際に本の内容を試してみたレビューとあわせてお届けします。
『3歳から親子でできる! もっとおうち実験&あそび』

SNSフォロワー13万人、元理科教員による大人気シリーズ第2弾。まるでマジックのように色が広がる「まほうのミルク」や、雲ができるペットボトル実験、ぶくぶく噴き出すフルーツポンチなど、子どもが思わず夢中になる31の実験とあそびを収録しています。使う材料はおうちにあるものや100円ショップでそろう身近な材料ばかり。遊び感覚で取り組める内容ながら、自然と考える力や好奇心が育まれ、自由研究のテーマにもぴったりです。家の中で、手軽にワクワクと学びを体験できる一冊です。
【あっ!という間にできるチーズ】

温めた牛乳に酢を入れて混ぜると、もやもやとした個体と液体に分かれます。ボウルの上にざるを重ねてキッチンペーパーを敷き、そこに流し入れると、透明な液体と白い個体にしっかり分かれてびっくり!「なんでこうなるの!? すごく不思議だね」と、娘も興味津々。

あっという間にチーズが完成!じつはこれ、牛乳に含まれるたんぱく質が酢の力で固まり、合体してできたチーズなんです。やさしい味わいのチーズは、パンにのせてはちみつをかけると、とってもおいしい!食べられる実験は、おいしさも楽しさも味わえるので、何度でも試したくなります。
『3歳から親子でできる! もっとおうち実験&あそび』(ワニブックス)
『自家製はエンタメだ。』

子どもだけでなく大人も!?自由研究にもぴったりな『自家製はエンタメだ。』は、「買うのが当たり前」と思っていた食品を、おうちで手づくりする楽しさを教えてくれる一冊です。著者は食オタクのイラストレーター。味噌やウインナー、チーズやアイスまで、全210品を自ら体当たりで挑戦!
専門家の取材で、失敗しやすいポイントやおいしく作るコツもわかりやすく紹介されています。眺めるだけでも楽しいイラスト満載で、食の実験に夢中になれること間違いなしです。
自由研究にもおすすめ!手作り「生パスタ」

家にある材料で簡単に作れる「生パスタ」は、自由研究にもぴったり。小麦粉や卵を使って、子どもと一緒に計量からスタートし、生地をこねてのばす工程はまるで粘土遊びのよう。楽しみながら手を動かし、食への関心や達成感も育めます。包丁を使わずにできるので、安全に取り組めるのもうれしいポイント。完成したら一緒に調理して味わえる、学んで楽しいおいしい体験です。
かたちを変えてアレンジしてみよう!

パスタといっても、いろいろな種類があります。太さや形がちがうだけで、呼び方や料理の印象がガラッと変わるのもおもしろいところ。自分だけのオリジナルパスタを作ってみるのもいいですね。太いパスタと細いパスタ、平たいパスタやねじれた形など、かたちや調理法によってどんなふうに味や食感が変わるのか、比べて調べてみるなど、工夫次第で学びがどんどん広がりますよ。
他にも、包丁を使わず混ぜたり固めたりするだけで簡単に作れるアイスクリームやバターなどは、小学校低学年や小さなお子さんにおすすめです。
『パックンの森のお金塾 こども投資』

10歳から新聞配達をして家計を支え、ハーバード大学を卒業したパックンが、お金や投資の基本をやさしく解説。パックンと森の仲間たちの楽しい会話を通して、子どもたちが自然と金融リテラシーを身につけられる一冊です。証券口座の開設方法など、知識ゼロからでも投資を始められるハウツーも紹介されていて、自由研究で金融について調べるのにもおすすめ。
Q&A形式では「ご褒美にお金を渡すのはOK?」「教育資金はどう準備する?」といった保護者の疑問にも答えてくれます。親子で読みながら、これからのお金との向き合い方を考えるきっかけになる一冊です。

子どもも「日常で使うものにはお金がかかる」ということはなんとなく分かっていますが、どれくらいかかっているのかまでは、なかなかピンとこないようです。この本では、お金の基本をわかりやすく学ぶことができ、自由研究のヒントもたくさん得られます。
たとえば、「夏休みのお金の使い方を記録する」「投資について調べる」「節約の方法や節約できた金額をまとめる」など、さまざまなテーマが思い浮かびます。わが家の小学4年生の娘は投資に興味を持ったようで、夏休みに親子でこの本を使いながら、お金についてしっかり学んでみようと思います。
子どもの「どうして?」「やってみたい!」という自ら学ぶ力を引き出す本
どの本にも共通していたのは、「子どもの興味や関心を引き出し、親子で一緒に楽しめる」という点です。特別な準備がなくても、おうちにある身近な材料で始められる実験や学びがたくさんありました。自由研究は「何をやったらいいの?」と悩みがちですが、まずは子どもの「やってみたい!」という気持ちを引き出すきっかけを見つけることが大切かもしれません。
今年の夏は、今回紹介した本をきっかけに、親子で楽しく学びながら自由研究に取り組んでみてはいかがでしょうか?
企画・編集/&あんふぁん編集部、文/やまさきけいこ
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