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てぃ先生に聞いてみよう!「自分自身が外面を気にしてしまう」
現役保育士であり、さまざまなメディアで活躍している「てぃ先生」は、子育て中のファミリーに寄り添う心強い存在。そんなてぃ先生に、読者のお悩みに応えてもらいます。
今回のお悩み:自分自身が外面を気にしてしまう
私は子どもと2人だけでいるときは穏やかにいろいろ許せるのに、他人の前では「いい子」を強要してしまいます。そんな自分が情けなく、子どもに申し訳なく思って落ち込んでしまいます。[4歳のママ]
身だしなみを整えることと同じ! 悪く思わないで
他人の前でいい子を強要してしまうのは、「きちんと子育てをしている家庭」と思われたい気持ちが少なからずあるからでは。それを「悪いこと」と捉えているようですが、「他人に良く見られたい」と外面を気にすることは、身だしなみを整えたりおしゃれしたりするのと同じで、何も悪いことではありません。そう考え方を変えれば心に余裕が生まれ、子どもに強要することも減るのではないでしょうか。
また、いい子を強要してしまうのは、子どもと他の子を比べてしまっている部分があるのだと思います。比較すること自体は悪いことではありませんが、「うちの子はあの子と比べて○○ができないな」と気付くことがあっても、それを子どもに伝えるのは避けてください。子どもそれぞれの発達やしつけに関することは、その場ですぐに改善するのは難しいもの。外で解決しようと思わない方がいいでしょう。
代わりに、「うちの中では、どうできるかな」と考えるようにしてみてください。そうすれば、「この場でちゃんとさせなきゃ」という焦りも減り、強要することもなくなっていくと思いますよ。
ここがPoint!
例えば「うちの子は着替えるのが遅いな」と思ったときは、「今度、家で着替えるとき、早く着替えるコツを教えてあげよう」と考えてみてください。