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夏休み明けに向けて子どもにしてあげたい3つのサポート

まもなく、夏休みが終わります。今回は、夏休み明けに、スムーズな登校ができるようになる、ご家庭でできるサポートについてです。
1 生活リズムを取り戻す
夏休み、ご家庭によっては普段の生活リズムとは異なる生活をしていると思います。脳はルーティンを好む、と言われています。いつも通りの方が安心して過ごせるのです。学校生活は、想像以上に慌ただしい日々です。さらに、まだまだ登下校の猛暑も続きます。そんな中で、いきなり学校が始まると心にも体にも疲れが溜まりやすくなります。2学期が始まる1週間〜3日前くらいから、通常生活と同じような生活リズムに戻すことをおすすめします。家庭でのリズムは変わらない中でせわしない学校生活が始まっても、負担が少なく日々を過ごせることにつながります。
2 子どもと一緒に大掃除
わが家で毎年長期休みに行っていることが大掃除です。私が子育てをしながら日々感じていることが「時間を増やしたい」ということです。物が増えるだけで、「どこにしまってあるんだっけ?」と探す時間が必要になったり、片づけに時間がかかったりします。また、部屋の乱れは心の乱れとも言われています。ただでさえ、自分のこと以外にわが子のことで考えることが多い親にとって、頭と心をすっきりとさせることはとても大切なのです。そこで、こうした節目の時には物の整理をしましょう。ここでのポイントは子どもと一緒に行うことです。
3 1学期のものの整理整頓で部屋を整え、心を整える
1学期を振り返っても、多くのプリントや作品を持ち帰ってきたり、使用しなくなったドリルがあったりすると思います。わが家の場合は入学前なので、大量の作品が1学期でたまりました。作品は1つの箱に入る量だけ、子どもが自分で決めて取っておくようにしています。「捨てる」と聞くともったいないように感じる方もいるかもしれませんが、使わないものを置いておくことで物が増えてしまい、心の乱れにもつながります。ドリル類は学年が終わるまでは復習に使う可能性がありますが、プリントや作品は写真に収めてお別れをするなど、ものを減らすことを子どものころから身に付けることで、思考を整理する習慣もついていきます。また、その時間に私自身の片づけも行うことで、時間短縮にもつながっています。部屋も心も整えて2学期を迎えることで、すっきりとした気持ちで2学期に向かうことができます。
完璧を目指さず、自分を労いながら歩んでいきましょう!
保護者の方にとっては「長い夏休みだった〜! 無事終わった〜!」という方もいらっしゃると思います。毎日の給食がなくなり、毎日昼食を作ったりお弁当を作ったりと日々大変だったと思います。かくいう私も、きっと夏休み明け、生活リズムを取り戻すのは大変です。
夏休みに入ったタイミングでも、保育の仕方が変わる園だったため生活リズムを整えていたにも関わらず、我が子の行き渋りがありました。そのたびに子どもの話を聴いたり、時に大泣きするわが子を抱きしめたりと、向き合っています。また片づけても片付けても、またなぜか物が増えてしまい、散らかったままになってしまうこともあります。
このコラムを読んでくださっている方は、すでに子どものためにと行動されている方です。完璧を目指さずに、「夏休み、頑張ったね、自分」と自分にも労いの声をかけながら、2学期も1日1日を大切に過ごせますように!と願っています。