時間がない!というママに、自分時間を増やし私らしさを取り戻す生活の工夫

時間がない!というママに、自分時間を増やし私らしさを取り戻す生活の工夫

朝は子どもの支度と自分の準備でバタバタ、帰宅後は家事や宿題チェック、洗濯…気づけば夜。小学校1年生の保護者の日々は想像するだけで尊敬です。私自身が時間の使い方について工夫してきたことをコラムにすることで、日々の生活のちょっとしたヒントになればいいなと、今回は時間をテーマにして書いていきます。

子どもと一緒にいろいろなことを進めてみる

専業主婦・主夫の方には、家事を「子どもといっしょ」にやるのがおすすめです。たとえば夕飯の下ごしらえをお願いしたり、洗濯物をたたむ代わりに「仕分け係」をお願いしたり。少し時間はかかりますが、その分おしゃべりが増えて、子どもも「できた!」と自信をつけていきます。毎日の家事が、小さな学びや経験の時間に変わっていきます。完璧を目指さなくて大丈夫です。「ちょっと手伝ってくれる?」と気軽に声をかけることで「ありがとう」と言えるきっかけにもなります。私は、育休中は苦手な家事を子どもが起きている時間になるべく行うことで、苦手な時間を「楽しい」時間に変えるようにしていました。

考えなくても動ける仕組みを作ってみる

共働きのご家庭には、「考えなくても動ける仕組み」があると楽になります。たとえば洗濯物はたたまず仕分けしてかごへ直行、ボディソープは毎回同じものにしてまとめて買い、買い物は土曜の午前中に済ませる…など、ちょっとした仕組みを作ることで家事がスムーズになります。全部を一度にやるのではなく、まずは一つだけ試してみるのがおすすめです。少しずつ仕組みが回るようになると、空いた時間を子どもと遊んだり、自分の仕事や趣味に使えたりしてきます。

大切にしたいことの優先順位をつける

「何を大切にしたいか」がわかると、時間が増えていきます。最初に、子どもと一緒に家事をする、と書きましたが、働き始めてからの私は、家事の優先順位はかなり低いです。頼れる人にお願いしています。近場に頼れる人がいない場合、今は作り置きサービスなど、いろいろな選択肢があります。私の中で大切な「仕事」と「育児」に時間を使わせてもらえるようになりました。「全部自分でやらなきゃ」という気持ちを手放すと、本当に大切なことにエネルギーを使えるようになります。

さらに、誰かにお願いしているため自然と感謝の気持ちがわいてきます。家事も育児も仕事も、完璧じゃなくていいんです。自分が笑顔でいられる時間を選ぶためにも、まずは自分の中で「何を大切にしたいか」ということを決めることが大切だと感じています。

人と比べる前に今ある時間に目を向ける

働き始めてからでは、同じ一日でも時間の使い方はまるで違います。ついSNSや周りの人と比べてしまう瞬間もあります。けれど、大切なのは「今の自分にある時間」をどう使っていくかを考え、今のベストだと思って過ごせることだと思います。専業主婦の時は「子どもと一緒」に時間をかけながら家事をして、空いた時間に自分の時間を過ごすことに幸せを感じていましたが、現在はできるだけ家事の時間を減らし、できた時間に子どものやりたいことに寄り添うことに幸せを感じています。

時間のやりくりに正解はありません。ある家庭にぴったりの方法も、別の家庭では合わないこともあります。そして子どもの成長とともに変化していくものだと実感しています。だからこそ、「わが家のやり方」を見つけていくことが大切です。忙しい中でも、このページを読んで「何かやってみようかな」と思ってくれたあなたは、もう十分にわが子と向き合っている方です。私もわが子の成長とともに悩みながら、子どもの前では笑顔の時間を増やしたいと日々を過ごす一人の母親です。お子さんと一緒に、少しずつ自分たちの時間の使い方を見つけていけますように。そして、その過程すら楽しめる日々になりますよう願っています。

ライター

ママ先生あすか先生の画像

ママ先生 あすか先生

あすか先生こと池田明日香(いけだあすか)。公立小学校教員、4歳2歳のママ。ママをサポートするための母子手帳トレーナー(乳幼児の発達、ママの心理等)の資格を取得。学級の子どももわが子も学びを楽しみ、幸せに生きていけるように、母になってからも様々なところで学び、コラムを執筆。

学び・遊び・教育:新着記事

電子書籍

幼稚園児とママ・パパの情報誌

親子の保育園生活を応援する情報誌