米粉の魅力を広め、アレルギーや文化も関係なく一緒の食事を楽しんでもらいたい！簡単＆おいしい米粉レシピの紹介も

日本産米粉で日本の食のミライを明るくする！|TEAM EXPO 2025 | CHALLENGE

グリコ栄養食品は、食品の原料などを製造販売している会社です。

突然ですが、みなさん、パンはお好きですか？
基本的にパンは小麦からできますが、日本での小麦の収穫はごくわずか。
そのほとんどが外国からの輸入で成り立っています。
なので、万一、輸入ができなくなったら、、、と考えると恐ろしいですよね。

一方、昔から日本人が主食として食べてきた米の自給率はほぼ100％です。
ただ近年、その米が余ってしまっていることをご存知でしょうか？
欧米の食文化の普及によって、日本人の米の消費量が減少したのが主な原因になります。

そこで、農林水産省では2000年代から米を米粉として活用するプロジェクトがスタート。
グリコ栄養食品もそれに合わせて、米粉の事業を始めたそうです。

目指すは日本の食料自給率のUP！日本の農家の皆さんを笑顔にしたい

今回取材にご協力いただいたのは、グリコ栄養食品株式会社技術営業部営業戦略室の本田めぐみさん。
本田さんに共創チャレンジを始めたきっかけを聞きました。

「米の消費量の減少にともない、田畑を手放さざるを得ない日本の米農家が増えてしまっています。それが田畑の荒廃にもつながっていて…。米粉をもっと普及させることでその状況をくい止めたい、米粉の魅力をもっと広めていきたい、そんな思いから共創チャレンジを企画しました。おいしい米粉製品が気軽に買えるようになれば、日本の農家のみなさんのサポートになりますし、日本の食料自給率のアップにもつながります」

また、最近食物アレルギーを持つ子どもたちが増加しています。

「食物アレルギー特定原材料等28品目に該当せず、食物アレルギーを持つ子どもたちも口にすることができる食材の一つが“米粉”なんですよね。ある関西の保育園では月一回、食物アレルギーを持った子どもたちも一緒に食べることができるビーガン給食を提供しており、当社もこめの香で協賛しているのですが、とてもよろこんでもらっています。“みんなで一緒に食べられる”のがうれしいみたいで、数日前からワクワク楽しみにしてくださっているそうです」

今後の万博共創チャレンジの意気込みを聞きました。

「万博の共創チャレンジを通して、世界中に米粉を広めたいと思っています。食物アレルギーを持っている人、宗教上の理由で食生活に制限がある人など、みんなが同じ食材・米粉を使ったメニューで食卓を囲めるようになれたら…。米粉を使った日本をPRするお菓子なども作れたらいいですね！」