大勢の前でもうまく話すには?「緊張していないように見せる」技術、しばぴーが教えます

大勢の前でもうまく話すには?「緊張していないように見せる」技術、しばぴーが教えます

芸人300組にネタを提供してきた作家「芝山大補」さんこと「しばぴー」が、お笑い芸人が使っているコミュニケーションの技術を伝授し、お子さんや保護者のコミュニケーションの悩みに答える『教えてしばぴー!人生が楽しくなる「コミュ力」レッスン』。今回のお悩みは…?

case. 今回のお悩み

わが子は人前で話すのが苦手です。普段のお友達とのコミュニケーションは問題ないのですが、大勢の前でもうまく話せる方法があれば教えてください。

人前で話すときに大事なのは「緊張している」と思われないこと

質問ありがとうございます。お友達と話すのは好きなのに、人前で話すことが苦手な人ってすごく多いですよね。まず、人前で話すときに一番大事なのは「緊張している」と思われないことでしょう。

なぜなら、聞いている人に「緊張してるけど大丈夫かな?」と不安にさせてしまうからです。そうなってしまうと話を聞く状態ではなくなってしまいます。だから、嘘でも緊張していないように見せる必要があります。

では、まず「どういう話し方が緊張していると感じるのか」を解説します。

緊張していると感じる3つの話し方と対処法

それはこちらの3つです。

  1. 話すテンポが速くなっている
  2. 声が高くなったり裏返ったりしている
  3. 体の動作が多くなったり動作が速くなっている

1.話すテンポが速くなっている

1のように、速く話している様子は興奮状態の印象を与え「ああ、あの人緊張しているな」と、見る人を不安にさせてしまいます。また、いつもより話すテンポが速くなると、その速さに頭の回転が間に合わなくなり、だんだん自分でも何を言ってるのかわからなくなってしまうんです。これが、一番最悪です。

1の対策として「普段より話の出だしをゆっくり話すこと」を心がけてください。話すテンポをゆっくりにするだけで内容を把握しながら話せます。しかも、落ち着いて話しているようにも見えるので一石二鳥です。

あまりピンとこない人は、試しに自己紹介を早口で録音してみてください。それが終わったら、次はGACKT(ガクト)さんぐらいゆっくり話しましょう。声を聞いてみると、後者のほうが「冷静で落ち着いている」印象を感じるはずです。これだけの意識で、人前でのトークは7割ぐらい改善されます。

「緊張していないように見せる」のは技術で可能

僕は芸人時代、初めてのトーク番組でめちゃくちゃスベったんです。その収録後にマネージャーからこんなことを言われました。「なんでウケなかったかわかる?いつもより話すテンポが速くなってたからだよ。結果を出そうとする芸人はみんなこれが原因でスベる。次からは出だしをゆっくり話しなさい」。

僕は「もっと早く言ってよ(涙)」という言葉を飲み込み、次の収録で同じ話をゆっくり話してみました。すると、これだけでドッカンドッカンウケたんです。

人前に立つときに緊張しなくなることはありません。しかし、「緊張していないように見せる」のは技術で可能なんです。だから、まずは「話の出だしをいつもよりゆっくり話す」というのを心がけてほしいです。人前では、話出しをゆっくり話して落ち着いているように見せましょう。

2.声が高くなったり裏返ったりしている

続いて2ですが、声のキーが高くなっちゃうんですよね。声が高くなると、声が震えていることがバレたり、裏返ったりと良いことがありません。だから、いつもより少し声を低くすることが大事です。それだけで、声の震えや声が裏返るのを抑えられます。

お笑い芸人でも、麒麟の川島さんやケンドーコバヤシさんは声が低いですよね。こういった人のトークは緊張が表に出にくいので安心して聞くことができます。

人前では、「いつもより声を少し低く」を意識してください。

3.体の動作が多くなったり動作が速くなっている

最後の3ですが、無駄に動いたりして落ち着きがなくなってしまいます。だから、まず無駄に動かないようにする。また手を動かして話したい時などはその所作をゆっくりにします。動作もゆっくりすると落ち着いている印象を作ることができるからです。

人前では、無駄に動かない。動く時は動きをゆっくりにしましょう。

難しければ、話すテンポだけでも意識を

この3つを改善できればいいんですが、難しければ1だけで大丈夫です。子どもに「アレしろ!コレしろ!」と言うと悪い方向に向くこともありますからね。それなら一番効果的な1だけを実践するほうがいいです。

あと、説明を聞いてもなかなかできない子には、話す前に「もしもしかめよ、かめさんよ〜」とテンポがゆっくりの「うさぎとかめ」を歌わせてみてください。この歌でゆっくりのテンポを覚え込ませてから話すと、ゆっくり話せることがあります。ぜひ、試してほしいですね。

話す前に「もしもしかめよ、かめさんよ〜」と歌ってみよう

今回のまとめ

では、今回のまとめっ!

【人前で話す時のポイント】

  • 普段より出だしをゆっくり話す
  • 普段より少し声を低く話す
  • あまり動かない、動きはゆっくりにする

【TikTok】こちらの動画も参考にしてみてね!

@shibapi212 #芸人300組のネタ作家 #TikTok教室 #しばぴー #本の紹介 ♬ #あくあ色ぱれっと – 湊あくあ

先月話した筋トレですが継続して筋肉が大きくなりました。
うれしくて遊びに来た甥っ子に筋肉を見せたら「体がムキムキすぎて変なの」と一言。
子どもって時に残酷ですね。
では、また来月お会いしましょう!!

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学び・遊び・教育

ネタ作家 芝山大補

お笑い芸人300組以上のネタ作家を務める人気お笑い講師。2007年NSC大阪校入学。2009年・2011年にはキングオブコント準決勝進出。ネタ作家に転身後は、賞レースのファイナリスト、セミファイナリストなどのネタ制作に携わる。
「笑いの力で人間関係に悩む人を救いたい」という思いから、お笑いの技術を言語化。2022年には「おもしろい話し方 芸人だけが知っているウケる会話の法則」(ダイヤモンド社)を出版し、2024年2月には7万部を達成。現在は大学や企業の講演でも活躍中。その他の著書に「お笑い芸人が教える みんなを笑顔にしちゃう話し方」(えほんの杜)がある。

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