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漢字の落とし穴!? 「送り仮名」と「訓読み&音読み」


こんにちは、今回は、低学年にはちょっと難しい、「訓読み」と「音読み」、そして「送り仮名」についてご紹介します。
先日、あるママからこう相談されました。
「漢字自体は書けるのに、送り仮名がわからなくてテストで不正解になってしまうんだけど…」
じつは、こういうお話、とてもよく聞きます。
漢字ばかりを練習しても、正しい使い方ができなければ当然テストでは正解できませんよね。漢字は、送り仮名とセットで覚えなくては意味がありません。
送り仮名の練習は…
1.本をたくさん読む
2.書いて練習する
につきると思います。
練習するときのポイントは、慣れて来たらステップアップ問題として、
送り仮名のあるものと送り仮名のないものを混ぜたドリルをやってみること。
たとえば…
とりの いっしょう
いきものの せわをする
いぬの さんぽに いく
けいさつけんは かっこいい
などです。
もう1つ、低学年でつまづきやすいのが「訓読み」と「音読み」でしょう。
ところでママたちは、「訓読み」と「音読み」の違いを説明できますか?
ずばり!
☆「音読み」は 「発音の通り」の読み方。発音通りというのは中国からの伝来の通りに読む方法で、熟語の読み方でもあります。
かたや…
☆「訓読み」は 「意味が通じる」読み方。意味の通る日本語に直した読み方です。たとえば…「土」。
「ド」と読んでも意味はわかりませんが
「つち」と読めば、意味はすぐにわかりますよね・
もうひとつの重要な違いは、
「訓読み」は、送り仮名がつくものがあり、「音読み」には送り仮名がないこと。
どっちの読み方を使ったらいいのか迷ったときは、送り仮名を見るのもひとつの方法です。
「訓読み」「音読み」の違いを学ぶのも、やっぱり本をたくさん読むことだと思います。漢字にふりがながふってある本を選ぶといいですよ。
本選びのコツは、文字がすくないものからはじめることです。いきなり文字がいっぱい書いてある本を与えると、かえって本嫌いになってしまうことも!
しっかり学ばせるためには、少しずつ。子どものペースに合わせてステップアップさせていくことが、すごくすごく大切なんです。
このことを忘れがちなのが、ママなんです。
知育アドバイザー&編集者 いしびき きょうこ