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2児ママ・衛藤美彩さんが明かす“ラクしておいしい”秋の食卓・食育事情

2019年にアイドルグループ「乃木坂46」を卒業後、女性ファッション誌のモデル等で活躍している衛藤美彩さん、現在2児のママ。今回は、衛藤美彩さんが実践している“無理せずおいしく”をかなえるご飯の工夫や、秋の食卓事情についてお話を聞きました。
食欲の秋、楽しみにしている旬の食べ物とは?
「食欲の秋」と言っても、いつでも食欲があるのですが(笑)、今は“秋”って、一瞬で終わって冬になってしまう印象がありますよね。短い中でも秋をちゃんと楽しみたいなと思っています。
日頃は子どもが幼稚園に行っている間に一人で買い物に行っていたのですが、夏休み中に子どもを連れてスーパーへ行くことが多かったので、子どもも一緒に「実際に食材を見る」機会は大切だなと改めて思いました。
食べ物についてはおままごとのおもちゃや絵本を通して覚えることが多いのですが、スーパーへ行って、実際の食材を見て、リアルに学ぶことも大事ですよね。毎回は大変ですが、時々2人をスーパーに連れて行く機会をつくるようにしています。季節の変わり目には、特に体験させてあげたいですね。
子どもたちは米派?それとも麺派?
息子はお米が大好き。娘はうどんなどの麺類が好きです。息子は大人並みの量を食べられるようになり、何なら私より食べますよ。最近、息子がハマっている食べ方は、ご飯にゆで卵をのせて食べること!まるで卵かけご飯のように、ご飯にゆで卵をのせてほぐして、少し麺つゆをかけると、あっという間に完食します。ゆで卵ひとつで楽しくおいしくご飯を食べてくれるので、ラクです(笑)。
あと「野菜スティック」は2人ともモリモリ食べますね。特にブロッコリーが好きで毎日1房ゆでて食べています。みそとマヨネーズを混ぜて付けながら食べたり、市販の明太マヨネーズを付けて食べたり、簡単にアレンジができるのもいいですよね。調味料に「かぼす」を混ぜると、さわやかになるので大人には特におすすめです。
素材の味を楽しめる「せいろ」にハマり中
季節の野菜、さつまいもやかぼちゃを楽しむのに「せいろ蒸し」も好きです。せいろを使ったことがない人からすると、ハードルが高く感じられるかもしれないのですが、カットした野菜やお肉を入れるだけで済むのでとってもおすすめ。野菜をお肉で巻く、肉巻きもいいですね。タレで味付けを変えれば飽きないですし、これ1つで立派なおかずが完成します。
せいろって意外と簡単なんですよ、ゆで卵も蒸して作っていますし、冷やご飯もせいろで蒸すと芯まで温まるので、レンジで温めるよりもふっくらします。

せいろで蒸したとうもろこし

お肉や野菜、卵など
子どもと一緒にご飯を“よそう”と食べる意識が芽生える
文化鍋もわが家の定番アイテム
お米は炊飯器ではなく、文化鍋で炊いていてます。お米の一粒一粒が際立って、おいしく炊けるんです。「せいろを使っている」とか「お鍋でご飯炊く」と言うと、ちゃんとしてると思われがちですが、意外とこういうアイテムを使った方がラクなんです。丁寧な暮らしと思いきや、実はほったらかし調理です。炒めたり、味付けをいろいろと考えたりしなくても、せいろならラクだしヘルシーでおいしくできるので、使わない手はない!と思っています。
子どもの反応もいいですよ。せいろや鍋を、そのままテーブルへ持っていって、ふたを開けると湯気が立ちますよね。そういう「できたて」を目で見て感じられますし、そこから自分でお茶碗やお皿によそうと、どんどん自分でよそって食べてくれるようになりました。よそうだけでも、一緒にご飯を作っている、参加できている感じが出るんですかね。
娘は今、食にムラがありますが、上の子の時もあったので、昔は悩んでいたけれど、今はそこまで深刻になるような問題ではないかなと、どんと構えられるようになりました。おなかが減ったらいつかは食べる、と割り切っています。いい意味で子どもに任せるようにしていますが、上の子と同じ対策をしても食べないので、ちょっとやり方を考えねば、とは思っています。

母から受けたアドバイス
母に言われたアドバイスとしては、「食べないからと言って、ずっと食卓に出さないと、本当に食べられない子になってしまう。残されてもいいから、出して、目に入れてあげるといい」と言われたので、毎日とは言えませんが、余裕があるときには食卓に出しています。
息子は今スパイダーマンが好きで、「これを食べたらスパイダーマンになれるかもよ」と言うと、乗って食べてくれるんですが、娘にはそれが通用しません。一筋縄ではいかないのが女の子ならではなのかな?と息子との違いを感じますが、いろいろ楽しみながら試行錯誤しています。
私が思うラクできるメニューは「オムライス」
子どもがよく食べてくれて、私もラクにスピーディーに作れる料理は「オムライス」!冷凍のミックスベジタブルを使うと、本当に簡単に作れますし、子どもも気持ちいいくらいよく食べてくれます。

あとは、秋だと「きのこの混ぜご飯」もよく作りますね。具材とお米を一緒に炊くのもいいのですが、ご飯を食べる分だけよそって、そこにしめじやまいたけなどバターで炒めて味付けしたものを、自分のお茶碗の中で混ぜるとよく食べます。プラス、具だくさんのみそ汁でもう立派な夕食です。
この秋は、おいしいお米をお鍋で炊いて、秋の野菜をせいろで蒸して…子どもと秋の食卓を楽しみたいと思います。
取材・文/森岡陽子


























