てぃ先生に聞いてみよう!「叱られると自分を責めてしまう」

現役保育士であり、さまざまなメディアで活躍している「てぃ先生」は、子育て中のファミリーに寄り添う心強い存在。そんなてぃ先生に、読者のお悩みに応えてもらいます。

今回のお悩み:叱られると自分を責めてしまう

息子は叱られたとき、必要以上に自分自身を責める傾向があります。親として叱らなければいけないときでも、その姿を想像するとちゅうちょしてしまうことも。言い方や伝え方がとても難しいです。[4歳のママ]

「叱り方」よりも「叱った後の愛情表現」に意識を

自分を責めることについては、本人がそれくらいの反省が必要だと感じての行動なら否定しないでいいでしょう。必要以上に責めるのは「ちゃんと反省している」というアピールの可能性もありますが、自分が悪いことしたと認めているからこその行動であれば、特に問題はないと思います。

よい叱り方というのは、子どもがやったことによって変わるので例を示すのは難しいのですが、本人の人格を否定するような叱り方でなければ、まずはそのままでもいいと思います。むしろ、叱った後にできることに意識を向けてみませんか。なぜなら自分を責める行為には、「許してもらいたい」という反省の気持ちに加えて「叱られてしまったけど、ママはぼくのことを認めてくれているのかな」と親の反応を試す気持ちも含まれているように感じるからです。

叱った後は「今は叱ったけど、○○くんのことが大好きだよ」とハグして安心させてあげて。または、一緒に何かをしようと誘ってみるのもいいですね。子どもは「さっきは叱られたけど、一緒に遊んでくれたからもう大丈夫」と安心でき、必要以上に責めることも減ってくると思いますよ。

ここがPoint!

「一緒に何かをする」ことは、ハグなど直接的な愛情表現が難しいときにおすすめ。2人の距離が縮まります。おもちゃで遊ぶ、おやつを食べるなどでOKです。

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学び・遊び・教育

現役保育士 てぃ先生

現役保育士16年目。SNSの総フォロワーは180万人を超えるインフルエンサーとして活躍。現在はSNSだけでなく、報道番組からバラエティー番組まで幅広いジャンルのテレビにも出演し、「いま一番相談したい保育士」と紹介されることも。

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