友達に嫌なことを言われた!気持ちを伝えて仲直りする3つのポイントをしばぴーが教えます

友達に嫌なことを言われた!気持ちを伝えて仲直りする3つのポイントをしばぴーが教えます

芸人300組にネタを提供してきた作家「芝山大補」さんこと「しばぴー」が、お笑い芸人が使っているコミュニケーションの技術を伝授し、お子さんや保護者のコミュニケーションの悩みに答える『教えてしばぴー!人生が楽しくなる「コミュ力」レッスン』。今回のお悩みは…?

case. 今回のお悩み

子どもが友達に嫌なことを言われたようで、怒って帰ってきました。仲直りをするにしても、嫌だった気持ちは伝えたいのですが、どうすればよいでしょうか。

質問ありがとうございます。

おっしゃる通り、仲直りするときには再発防止のため「何がどう嫌だったのか」を相手に伝えたほうがいいですね。ただ伝え方を間違えるとまたケンカになりかねないので、伝え方には工夫が必要です。今回はその伝え方で気をつけるべきポイントを教えていきましょう。

ポイント1.へりくだると相手は素直になる

まず最初に覚えておくと良いのが、へりくだると相手は素直な気持ちになり、上から偉そうに言うと反発が生まれやすいということ。

例えば、「あの時、マジでムカついたんだよね。謝ってもらっていい?」なんて上から言おうものなら、相手の心に「謝りたくない」という反発心が芽生えてしまいます。

でも、こんな伝え方だったらどうでしょう。

「急にこんな話をしてごめんなんだけど。実はあの時、嫌な気持ちになったんだよね。だから次からはやめてほしいんだ」。

これなら相手も「いやいや、そもそもこっちが悪いから」なんて言いながら素直に受け止めてくれるはず。ポイントは、その不快になった出来事以外に自分が謝れる部分を見つけて、それに対して「ごめん」と言ってから話すことです。

少し難しいと思うのですが、例えば「ごめん。私がもっと早く言えばよかったんだけどね。私〇〇って言われるのが嫌なんだ。だからもう言わないでほしい」。

こんなふうに「早く言わなかった自分に落ち度がある」と謝れる部分を言ってから伝えます。もちろん本当に悪いなんて思わなくてもいいです。あくまでも相手が素直に受け取れるようにするためですからね。なので、「ごめん」と謝りながら謙虚な姿勢で伝えてみてください。

ここでしばぴーの名言!

「人の気持ちはあまのじゃく。自分が悪くないと思った時こそ下から言え!」

この言葉が書かれた掛け軸を作り、部屋に飾っておきましょう。※家族から白い目で見られてもしばぴーは責任を取りません!

ポイント2.相手の言い訳は聞く

続いての気をつけたいポイントですが、「相手の言い訳は聞く」です。注意すると、たまに相手がプールの授業後ぐらい眠たくなる言い訳を放ってくるときがあります。そういうときは「言い訳しないで」なんて言いたくなると思いますが、一旦その言葉を飲み込んでください。

なぜなら、相手の反発心を煽ってしまうからです。そうなってしまうとまた話は振り出しに戻ります。一番大切なのは「二度とその行為をさせないこと」です。

なので、相手の言い訳にも「そうだったんだね。」と仏の心で聞いてあげましょう。言い訳がめちゃくちゃ長い場合に限り、「この人ダルッ」という表情をして良い許可を出します。なるべくバレないようにすることを心がけてください。

ポイント3.強い言葉は擬音で伝える

最後のポイントは「強い言葉は擬音で伝える」です。コミュニケーションでも、「この人デキるっ!」って思う人はもれなくこの方法を使っています。

こちらをご覧ください。

■普通の伝え方

①「さっきの言葉、ムカつくのでやめて」

②「さっきの態度、失礼だよ」

③「今の行動はショックだな」

このような言葉を次のように擬音にするとどうでしょうか。

■擬音を入れた伝え方

①「さっきの言葉は心にチクッときたよ」

②「さっきの態度、ドキッとしたよ」

③「今の行動はウッ!ってなったよ」

こんな感じで擬音を使うと表現がマイルドになり、相手は言葉を受け取りやすくなるんです。他にも使える擬音はまだまだあると思うので、ぜひ探してみてほしいです。

この3つのポイントに気をつけて、仲直りしてくださいね。

「ごめん」と謝りながら、謙虚な姿勢で伝えてみよう

今回のまとめ

では、今回のまとめっ!

  • 「ごめん」と謝りながら、謙虚な姿勢で伝える
  • 相手の言い訳もしっかり聞いてあげる
  • 強い言葉は擬音でマイルドに伝える

だいぶ筋トレでムキムキになってきました。
もうすぐ僕のムキムキチェキ会をしようと思うので、
みなさん準備の方よろしくお願いします。(ウソウソ!)
では、また来月お会いしましょう!!

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ネタ作家 芝山大補

お笑い芸人300組以上のネタ作家を務める人気お笑い講師。2007年NSC大阪校入学。2009年・2011年にはキングオブコント準決勝進出。ネタ作家に転身後は、賞レースのファイナリスト、セミファイナリストなどのネタ制作に携わる。
「笑いの力で人間関係に悩む人を救いたい」という思いから、お笑いの技術を言語化。2022年には「おもしろい話し方 芸人だけが知っているウケる会話の法則」(ダイヤモンド社)を出版し、2024年2月には7万部を達成。現在は大学や企業の講演でも活躍中。その他の著書に「お笑い芸人が教える みんなを笑顔にしちゃう話し方」(えほんの杜)がある。

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