小学館『幼稚園』×くら寿司コラボ付録は「かいてんずし つかみゲーム」!レーンが回転する楽しさ+箸の練習にも

小学館『幼稚園』×くら寿司コラボ付録は「かいてんずし つかみゲーム」!レーンが回転する楽しさ+箸の練習にも

小学館『幼稚園』2025年12月・2026年1月号の付録は、くら寿司とコラボした「おはしで!かいてんずし つかみゲーム」。実は2018年、2021年に続く3回目のコラボで、今回は回転レーンで寿司が回る様子を再現し、箸でつかみ取るゲームとして楽しめます。細部までこだわりぬいた付録の制作秘話を、小学館『幼稚園』編集部の今村祐太さんと、くら寿司の岡本愛理さんに聞きました。

7年前のコラボが企業コラボ付録の原点に

――くら寿司とのコラボが実現した経緯を教えてください

今村さん 実は2018年が最初のコラボで、今回が3回目なんです。小学館『幼稚園』の企業コラボを始めるきっかけとなったのが、このくら寿司さんとのコラボでした。7年前、回転寿司のゲームを付録でやろうということになり、くら寿司さんにお声がけしたところ快諾いただいて。それがすごく読者から好評だったんです。編集部としては「これだ!」となり、そこからいろいろな企業の方とコラボしながら付録を作っていくという歴史が始まりました。

2025年は大阪・関西万博に関連した企業とのコラボが多く、万博の取材でくら寿司さんにもお邪魔したときに「やっぱりくら寿司さんっていいよね」となって。飲食店は親子にとって身近な存在ですが、なかなか企業コラボまで実現できないことが多いんです。飲食系の付録は本当に久しぶりなので、企業コラボ付録の原点であるくら寿司さんともう一度お仕事がしたいと思い、お声がけさせていただきました。

岡本さん 1回目のときは特に『幼稚園』と企業とのコラボ付録が初ということもあって、メディアにもたくさん取り上げられたと聞いています。私は1回目、2回目のときはまだ入社していなくて、万博で小学館さんとのお付き合いが始まりました。

当時の付録を担当していた上司に話を聞いたところ、1回目、2回目ともすごく反響があったとのことで、3回目もぜひ前向きに検討したいと社内に報告したら、「やってみてもいいんじゃないか」とゴーサインをもらえました。

「回転寿司店でお寿司が“回っている”のは今やまれなこと」(今村さん)

――今回、箸でつかむゲームという形になった経緯を教えてください

今村さん お箸でつかむゲームは、実は2018年にもやったんですね。今回は原点回帰という意味でも、それをもう一度やろうということになりました。2021年はレーンでお寿司が流れてくる形でしたが、今回はレーンが回転することにこだわりました。回転寿司なので、やっぱりお寿司が回ったほうがいいよねというのが一番の理由です。

そこで改めて知ったのが、くら寿司さんは抗菌寿司カバーを導入したことで、全店においてお寿司をレーンで回している唯一の大手回転寿司チェーンだということなんです。

岡本さん 最近の回転寿司業界ではコロナ禍などの影響で、回転レーンにお寿司を流さず、注文対応だけになっているのが主流です。でもくら寿司は2011年から抗菌寿司カバー「鮮度くん」を全店に導入しているので、今もお寿司をレーンに流しています。やはりそこにはずっとこだわって、わが社の「強み」として大切にしています。

細部までこだわりぬく姿勢が『幼稚園』付録の大前提

――今回の付録でこだわったポイントを教えてください

今村さん 前回は電動式でしたが、今回はゼンマイ式にしました。ゼンマイを回して、止まるまでにいくつ取れるかというゲームです。電池がなくても遊べるのがポイントですね。

そして、お寿司はすべて写真を撮り直しました。一貫一貫、付録の型も変えているんです。ネタの切り方や繊維の方向によって見え方が違うので、実物のおいしさが伝わるようなフォルムや色味にこだわりました。

――本当ですね!寿司ネタの形が一貫一貫違います

一貫一貫、すべて違う形になっている寿司ネタ

今村さん そうなんです。すごく気合を入れたポイントではあるんですが、2018年や2021年の付録担当に聞くと、「いや、もうそれはやって当然だ」と言われて(笑)。やっぱりこの付録が長く続いている歴史の背景には、そういうこだわりをみんなが持っていたんだなと改めて実感しました。

岡本さん 私からリクエストさせていただいたのは、抗菌寿司カバーの二次元コードタグです。店頭では全部のカバーについているんですが、残念なことにあまり知られていないんです。

この二次元コードタグで商品が流れている時間を管理しているほか、各店舗ごとに、今どの種類のお寿司が何皿流れているかという情報を収集できるんです。今回は二つの二次元コードを作ってもらって、一つはホームページに、もう一つはくら寿司の公式社員YouTuber・イナバさんのYouTubeに飛ぶようになっています。

――二次元コードタグを付録で再現するのは今回が初めてですか?

今村さん 前回も入っていましたが、回転するレーン型の付録で寿司カバーが付いたのは初めてです。くら寿司さんにもここは再現してほしいと最初に言われていたポイントでもあります。紙で作ると中が見えなくなるので、そこだけ透明な素材にしました。

形状も、2021年のときは円柱形だったんですが、今回は実物のドーム状にできるだけ近づけました。

抗菌寿司カバーはフォルムや二次元コードにこだわりが

――ネタのチョイスも子どもに人気のものを意識されているのでしょうか?

岡本さん おっしゃる通りで、茶碗蒸しはサイドメニューの中で一番人気なんです。ポテトもボリュームがあるので、一つ頼んでいただくとみんなでシェアできるサイズ感になっています。そういったファミリーの認知度が高いメニューを選定させていただきました。

――社内の反響はいかがでしたか?

岡本さん やっぱりかわいいですし、クオリティもとても高くて再現性もあるので、みんなテンションが上がっていました。実際にみんなで一緒に遊びましたよ。「意外と回転が速いね」と言って盛り上がっていましたね。

キャラクターとの出会いも楽しみの一つ

――本誌との連動で見どころはありますか?

今村さん 本誌では、くら寿司さんの「ビッくらポン」でもおなじみのキャラクターたちをふんだんに使わせていただきました。「ぐんかんにゃんこ」とか「むてん丸」とか、それぞれに名前があるのも驚きましたが、イラストパターンがとても豊富なんです!いろいろな表情を誌面や書店店頭で使うポップにも使わせていただきました。書店のポップにくら寿司さんのキャラクターたちがいるという不思議さというか、面白さみたいなものを出せたと思っています。

岡本さん 前回は社員YouTuberのイナバさんに登場してもらったんですが、かわいらしいキャラクターは、より読者の方々に親しみがあるかなと思い、今回はキャラクターをたくさん使っていただきました。ビッくらポンの景品や、タッチパネルの画面にも出てくるので、ご来店いただいた際に「『幼稚園』で見たやつだ」となったらうれしいですね。

ビッくらポンでお馴染みのキャラクターたちが登場

今村さん 今回の記事では、お寿司ってそもそもどういう歴史があるのかや、くら寿司さんが実はこういうことをやっているんだよという豆知識やトリビアを前面に出しています。気軽に行ける場所だからこそ、行った時により楽しくなってもらえるような情報をたくさん盛り込みました。

――新しく導入されたプレゼントシステムも誌面で紹介されていますね

今村さん レーンに流れてくるパレードのようなプレゼントシステムは、回転レーンを使った特徴的なものなので、誌面には絶対に入れたいと思って撮影させていただきました。

岡本さん 今は約70店舗に導入しているんですが、注文していただくと、下の回転レーンからパレードのような音楽と共にキラキラの装飾が流れてくる仕組みになっています。「おめでとう」と「ありがとう」の2つのメッセージを選択でき、サプライズでお祝いや日頃の感謝を伝えられるサービスです。

これはうれしい!パレードのようにレーンを流れてくるプレゼントシステム

「回転レーンでお寿司が流れてくることも大切にしているエンターテインメント性の1つ」(岡本さん)

――今回の付録をどのように楽しんでもらいたいですか?

今村さん 本当に久しぶりの食べ物の付録で、くら寿司さんの実際のお皿の柄やお寿司の写真など、本物さながらに再現しました。『幼稚園』が目指している、「ままごと遊び」ではなく、「究極のなりきり」を存分に楽しんでもらえるのではないかと思います。

お箸でつかむ難易度もネタによって変わるようにしてありますから、しっかりお箸の練習もできるんです。子どもたちだけでなく、親子でも楽しみながらお箸の練習をしてもらえるのではないでしょうか。

そして実際にくら寿司に行った時に「じゃあ今日はお箸でお寿司を食べてみよう」と思ってもらえるとうれしいですね。ただ、これはあくまでゲームなので、実際の店舗ではレーンからお皿を取ってから、お箸で食べてくださいね!

岡本さん くら寿司のコンセプトは「安心・美味しい・安い」ですが、それにプラスで、ワクワク感やエンターテインメント性をすごく重視しています。ビッくらポンや、回転レーンでお寿司が流れてくることも大事なエンタメの1つなんです。常にお客様に来店していただく時の楽しさを考えて、いろいろな取り組みを行っています。

最近では、お寿司の回転レーンを生かして、「スマイルチャレンジ」というものを導入し始めました。回転レーンに泣き顔の猫が表示されたタッチパネルが流れてくるのですが、そのカメラに笑顔を向けてもらうと、その笑顔の度合いによって表示された猫が中笑いと大笑いの二段階で笑顔になっていくミニゲームです。

お食事をしながらみんなで笑顔で楽しめるゲームを取り入れているので、今後もそういった回転レーンを使った楽しい取り組みは強化していきたいと思っています。

今回の付録も、エンターテインメント性の一つだと思うので、ご家族で楽しく遊んでもらって、あわよくば「お寿司食べたいな、くら寿司行きたいな」と思って、お昼や夜に家族みんなでくら寿司に来ていただけたらうれしいですね(笑)。

今村さん そうですね、再現したお寿司の色味が良すぎて、僕自身も制作中に何度も「お寿司食べに行こうかな」という気持ちになりました(笑)。読者のみなさんもそういう気持ちになってくれたらうれしいですね。久々の飲食の付録で、しかもすぐに行けるお店なので、店舗との連動感も楽しんでもらえるとうれしいです。

PROFILE

岡本愛理さん(写真上)
くら寿司 広報部 主任。今回の付録を担当。

今村祐太さん(写真下)
小学館 幼児誌編集室幼稚園編集。『幼稚園』の付録を担当。

企画・編集/&あんふぁん編集部、取材・文/山田朋子

くら寿司社員YouTuberのイナバさんのYoutubeも見てね!

『幼稚園』2025年12月・2026年1月号 特別価格1480円

ユニークな企業コラボ付録で話題の幼児雑誌。4・5・6歳の好奇心をくすぐる、遊びと学びが詰まった一冊。

購入はこちらから

※記事中のリンクから商品を購入すると、売上の一部が当社に還元される場合があります

学び・遊び・教育:新着記事

電子書籍

幼稚園児とママ・パパの情報誌

親子の保育園生活を応援する情報誌