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てぃ先生に聞いてみよう!「家にないものを食べたい! 夕方遅くに公園に行きたい! 子どもの無理難題なワガママにどう応えるべき?」

現役保育士であり、さまざまなメディアで活躍している「てぃ先生」は、子育て中のファミリーに寄り添う心強い存在。そんなてぃ先生に、読者のお悩みに応えてもらいます。
今回のお悩み:子どもの無理な主張にどう応えればいい?
最近「◯◯したい!」と主張をします。できるだけかなえたいのですが、家にないものを食べたい、夕方遅くに公園へ行きたいなど、難しい要求も多く…。できないと伝えると泣き叫んでしまいます。[年少のママ]
「できない」と理解できるまで繰り返し対話して
大人からすれば当たり前のことですが、子どもは「ないものは食べられない」「夕方は公園に行けない」ということが、分かっていないもの。「食べたい」「行きたい」と言うとどうなるのかを、ママとのやり取りの中で学習中なのです。小さい頃に何度も転びながら歩けるようになったのと同じで、この種の課題も解決まで時間が掛かるもの。「公園に行きたいよね。でももうすぐ晩ご飯だから今日は行けないよ」などと、「できない」ということを理解できるまで、根気強く対話してください。翌日に同じことを言われても、「昨日も同じことを言ったよ」「何で分からないの」などと否定せず、同じ説明を繰り返して。これを日々続ければ、「これは難しいんだな」ということにいずれたどり着き、成長できるでしょう。
また、子どもが泣き叫ぶのは、ママに言うことを聞かせようとしているのではなく、自分の気持ちと現実のギャップに葛藤しているから。泣き叫ぶからといって1回でも公園に行ったら、誤った成功体験になってしまいます。毎週必ずかなえられるといった持続可能なものならいいのですが、そうでないなら「特別な1回」は作らないほうがいいですよ。
ここがPoint!
子どもはママとのやり取りや葛藤を通じて成長しています。「こう言えば聞き分けが良くなる」といった魔法の言葉はないので、根気強く対話しましょう。


























