「人生を振り返ったときにきっと思い出す、特別な1年でした」第3子を妊娠中の鈴木あきえさん2025年を振り返る

第3子を妊娠中の鈴木あきえさん。クリスマスや年末年始も「今年はいちばんのんびり過ごす予定です」と話します。ツリーやごはん、大掃除、移動の工夫など、妊娠中でも無理せず快適に過ごすためのヒントを伺いました。
クリスマスも大掃除も頑張りすぎない!妊娠中の年末年始は“のんびりモード”にシフト
予定を入れず、のんびり過ごす年末
イベントごとは家族みんなで張り切って予定を立てるタイプですが、今年は本当に、今まででいちばんのんびり過ごす年末年始になりそうです。双方の実家への帰省は毎年の恒例行事なので今年も行く予定ですが、それとは別の旅行の計画としては、「電車で行ける関東近郊で1泊できたらいいかな、でも行けなくてもいいよね」くらいのゆるさで、あくまで“仮”の予定です。静かに、のんびりとしたお正月になりそうです。
手間をかけない“ラクなクリスマス”の選択
今年のクリスマスは、食事は買ってきたもので気楽にパーティーをしようと思っています。飾りつけに使うツリーは、出して→組み立てて→飾って→落ちた葉を掃除して→片付ける…までの一連の作業がとても大変なので、今年は出さずに風船で作るツリーにしました。軽いし移動も簡単、片付けもほとんどなし。妊娠中の今は、無理せず気軽に楽しめる方法を取り入れようと思っています。
大掃除をしないための年2回の“最低限セット”
私は「大掃除をしないことを目標に、日頃からこまめに掃除をする」タイプなんです。年に2回、6月と12月に“最低限セット”の場所はやると決めていて、それはキッチンの換気扇、お風呂場の換気口まわり、空気清浄機のフィルター。この3つだけは必ずやります。今年は6月の段階で丁寧に掃除しておいたので、年末は本当に“ちょっと手を入れるだけ”で済む予定です。
日常の工夫としては、モップ付きスリッパを毎日履いて、気づいた時にサッと動けるようにしています。それから階段用のワイパーも使っていて、これは娘に“階段掃除のお仕事”としてお願いしているのですが、そのおかげで階段がいつもきれいなんです。
さらに、定期的に来客の予定を入れると自然と片付けるようになるので(笑)、これも大掃除いらずの大きなポイントです。年末は寒くてやる気が出にくいので、6月にしっかり掃除しておき、12月はちゃちゃっと仕上げる。このスタイルが私には合っているなと感じています。
妊娠中の体と心を整えるための工夫と家族のサポート
旅行も含め、帰省のときは子どもと少し距離を置かせてもらう時間をつくるようにしています。これは旅行に限らず、普段の土日も同じで、夫のサポートがあってこそできていることです。妊娠中は、いつもなら見守れることでも「今日はちょっとイライラしちゃう」という日があって…。その変化に、夫も近くで気づいてくれているんですよね。
この前の週末も、夫が1日子どもたちを連れ出してくれて、私は横になってしっかり休む時間をもらいました。夫の実家に帰省すると、夫と義父が2人で子どもたちを見てくれるので、女性陣はゆっくり過ごせるんです。
体がラクになると、気持ちもラクになる。妊娠中の今は、そんな環境づくりを家族に助けてもらっています。
朝時間で整える“妊娠中のメンタルケア”
意識しているのは、早寝早起き・朝ごはん・朝ストレッチの3つです。夜眠れない日もありますが、それでもいったん早起きして朝ごはんを食べ、軽くストレッチをすると、体も気持ちも“いつもの自分”に戻ってくる感じがします。妊娠中は特に朝の過ごし方が大事だと実感しています。
気分転換はルイボスティー。いろいろな味を飲み比べ
コーヒーが大好きなのですが、つわり中に飲めなくなってしまって…。その代わりにハマったのが「ルイボスティー」です。お店やメーカーによって香りや甘みが全然違うので、いろいろと飲み比べをしています。甘いものが欲しいときは、“ストロベリーミルクルイボスティー”のようなフレーバー系を選ぶと、気持ちがほっとしてストレスもふっと軽くなります。
2025年の振り返りと来年に向けての思い
忘れられない“最高の1年”
今年1年を振り返ると、本当に“忘れられない、最高の1年だったな”と思います。第3子が来てくれて、ずっと「3人の親になりたい」と願っていた気持ちがかなうこと。仕事や体調、上の子たちの状況、そして夫の協力など、いろいろなタイミングが重なって、今年は特に感謝の気持ちが大きい一年でした。「いつか自分の人生を振り返った時に、きっと今年のことを思い出すだろうな」と思うほど、うれしさと温かさが詰まった1年だったと感じています。
来年は“力を抜いて過ごす1年”に
来年は家族が増えて5人家族になり、また新しい日々が始まります。3人目だからこそ、余裕をもって子育てできるんじゃないかという気持ちもあれば、逆に今まで以上にピリピリしてしまうかもしれない…という不安も少しあります。
でも私は、力を入れれば入れるほど、育児も仕事もうまくいかなくなるタイプなので、とにかく“力を抜くこと”を大切にしたいです。肩の力をすっと抜ける時間を自分でつくっていく。ルイボスティーを飲んだり、1人時間を少しもらったり、そういう小さな工夫を続けながら、無理なく過ごしていきたいと思っています。
今年も“よく頑張ったね”の気持ちをみんなで分かち合えたら
いつもこのコラムを読んでくれているみなさんには、「この1年も読んでくださって、本当にありがとうございます」という感謝の気持ちをお伝えしたいです。そして何より、今年1年を生き抜いた私たち全員に、はなまるをあげたいと思っています。仕事が忙しかったり、家のことでいっぱいいっぱいになったり、思うようにできない時期もあったり…。それでも毎日ちゃんと乗り越えてきた。そのこと自体に「今日もよく頑張ったね」と言いたい気持ちです。
子育てって本当に“悩みが週替わり”で変わっていくものだと私自身も実感しています。落ち込んだり、ちょっと孤独を感じたり、「自分だけできていないのかな」と思う瞬間もあります。でも、&あんふぁんのようなママ・パパが集まるコミュニティに触れると、「これでいいんだ」と思わせてもらえることがたくさんあって、私自身とても励まされています。
きっと来年も悩みは定期的にやってくると思います。でも困った時はこの場所にまた来てほしい。ここに来れば、また“大丈夫!”と思える力をもらえるはずです。来年も一緒に、ゆっくり進んでいきましょう。
取材・文/やまさきけいこ


























