「今はまだ」でも大丈夫!給食が苦手な子を支えるまなざし

前回までは学習のサポートをメインに記事にしていましたが、今回は給食が苦手な子に向けたサポート方法をまとめました。少しでも参考になれば幸いです。
給食が苦手な子に寄り添うために…
勉強が苦手な子がいるように、給食が苦手な子もいます。偏食や少食など、その理由は本当にさまざまです。私自身、子どもの頃は偏食が強く、給食の時間に何度も涙を流しました。1人で昼休みに残って食べるたびに、なぜおいしいと思えないんだろう、と悔しい気持ちになったことを覚えています。けれど高校生の頃、ある出来事をきっかけに、少しずつ「おいしい」と感じられる食べ物が増えていきました。大切なのは「今すぐ食べられるようにさせなきゃ」と焦らないことです。「いつか食べられるようになるかもしれない」と長い目で見て、安心できる環境で支えていくことが、子どもの心と体の成長につながっていくのだと思います
子どもの味覚の発達を大人が知ることの大切さ
子どもの味覚は、まだ成長の途中にあります。特に酸味や苦味に対しては、本能的に「嫌だ」と感じやすいと言われています。酸味は「腐っている」、苦味は「毒かもしれない」と体が判断するためです。子どもの頃から、わさびや苦い野菜をおいしいと感じられた人は、きっと少ないでしょう。私は今でも炭酸飲料は苦手です。味覚はまだまだ発達途中なんだな、と思うようにしています。こうして考えると、「食べられない」のではなく「まだ慣れていない」だけなのかもしれません。子どもの味覚の発達を知ることで、大人の見方が変わり、「無理に食べさせなくてもいい」と心に余裕をもつことができるようになります。
「おいしい」と感じるのは脳が関係している
「おいしい」と感じる気持ちは、舌だけでなく脳とも深く関係しています。まずは「苦手なんだね」と、その気持ちを受け止めることが大切です。家の中は安心できる場所であってほしいと思います。そして、大人が「おいしいね」と笑顔で食べる姿を見せることも、何よりのサポートです。無理に食べさせるより、「一口食べられたね」「挑戦できたね」とできたことを認めていくことで、子どもの中に少しずつ「食べられた」という達成感が育っていきます。安心と肯定の積み重ねが、味わう心を育てていきます。
食べること以外の「楽しい」を家庭で作っていく
給食の時間は、ただ食べるだけの時間ではありません。給食は、もともと明治時代に、子どもたちの健康と成長を支える目的で始まりました。今は食べ物があふれ、空腹を感じる機会も減っています。その分、「ありがたみ」や「食べたい気持ち」を感じにくくなることもあるのかもしれません。家では、食事の準備を一緒にしたり、会話を楽しんだりすることも大切です。食事の手伝いをして、家族に認められることで喜びを感じられる子もいると思います。「食事って楽しい」と感じられる経験が増えることで、給食への苦手意識も少しずつ和らいでいくこともあります。
毎日の食事時間が、子どもにとって温かい思い出になりますように。そしてその気持ちが給食にもつながっていくことを願っています。



























