メディアとどう付き合う?~親子で一緒に考えるスマホ時代の子育て~

メディアとどう付き合う?~親子で一緒に考えるスマホ時代の子育て~

私自身、まだまだ試行錯誤中のメディアとの向き合い方についてまとめてみました。これをヒントにおうちでの過ごし方の参考になれば幸いです。

便利なものの使い方を一緒に学んでいく

一人一台端末が当たり前になり、メディアとの付き合い方に悩むご家庭も多いと思います。実は私自身、過去に「テレビなし育児」を目指していた時期がありました。でも、気付かないうちに自分が苦しくなってしまったのです。テレビには、ほっと一息つける時間をくれたり、歌やダンスを自然に覚えられたりする良さもあります。子どもたちは、これから先ずっとメディアと付き合っていく時代を生きていきます。トラブルに出合うことも、私たちが子どもの頃より多いかもしれません。だからこそ、低学年のうちは大人がそばで見守り、制限しながら「使い方を学んでいく」という意識をもつことが大切だと感じています。

親子で一緒にルールを決めてみる

しかし、親がずっとそばにいることも、現実的には難しいです。端末の持ち帰りがあるかどうかは、学校によってさまざまです。だからこそ、家庭ごとのルールを決めておくことをおすすめします。例えば、一日に使える時間を決めるのは分かりやすい方法です。仮に一日15分だとすると、子どもは15分を使い切ってしまいがちです。

でも、「今日は10分しか使わなかったから、明日の分に5分少し貯金しよう」「平日は短く、土日にまとめて使おう」といった柔らかいルールもあります。大切なのは、一方的に決めるのではなく、親子で話し合うことです。「どうしたら気持ちよく使えるかな」と一緒に考える時間そのものが、子どもにとって大切な学びになります。決めたルールがうまくいかなければ、見直していくことも大切です。他にも、「課題が終われば使ってよい」「特定の曜日は使ってよい」など、ご家庭に合う形を探してみてください。

メディアより楽しい時間を探してみる

メディア以外にも、子どもが夢中になれる楽しい経験はたくさんあります。たとえば、家族で楽しめるボードゲーム。勝ち負けだけでなく、会話をしながら進める時間は、自然と笑顔が増えていきます。また、今は便利な検索が主流ですが、あえて辞書を引いてみるのも一つです。調べた言葉に付箋を貼っていくと、「増えていく楽しさ」に夢中になる子もいます。不便さの中にこそ、考える力や工夫する面白さがあります。メディアを減らすことが目的ではなく、「これも楽しいね」と思える時間を増やしていくことが、結果としてメディアとのよい距離につながっていきます。

進む時代に合わせながら、大切なものを守る

生成AIをはじめ、ICTの進化は本当に速く、ついていくのが難しいと感じることもあります。私自身、まだまだ知らないことだらけです。そして迷いながら今これが1番だと思うことを伝えています。そして、便利な部分は上手に頼りながら生活しています。

一方で、大人でさえスマホに時間を奪われてしまうほど、強い引力があるとも感じています。だからこそ、まずは大人がスマホを置いてみることも大切です。子どもの隣で本を読む、同じ空間で大人も勉強に取り組む。そんな姿を見せることで、子どもは自然と学びます。時代に合わせながらも、親子で過ごす豊かな時間を大切にしていけますように。

ライター

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ママ先生 あすか先生

あすか先生こと池田明日香(いけだあすか)。公立小学校教員、4歳2歳のママ。ママをサポートするための母子手帳トレーナー(乳幼児の発達、ママの心理等)の資格を取得。学級の子どももわが子も学びを楽しみ、幸せに生きていけるように、母になってからも様々なところで学び、コラムを執筆。

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