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「マツコの知らない世界」にも出演!2児のママで工場見学マニア・丹羽桃子さんに聞いた「好き」と育児の両立

「マツコの知らない世界」にも出演!2児のママで工場見学マニア・丹羽桃子さんに聞いた「好き」と育児の両立

「&あんふぁん」では、ママ・パパたちの「はじめのいっぽ」についてフォーカス。家事や育児以外で活躍するフィールドを持つママ・パパたちに、「私がチャレンジしていること・チャレンジしたいこと」について教えてもらいます。&あんふぁんのナビゲーターとして活躍する、工場見学マニアの丹羽桃子さんに、マニアになったきっかけや工場見学の魅力、これからの夢についてお話を聞きました。

お話を聞いたのは工場見学マニア・丹羽桃子さん

岐阜県出身。学生時代から工場見学が趣味で、訪問回数は600回を超える。「マツコの知らない世界」「あさイチ」ほか、メディア出演や経済メディアや地域情報誌、企業ホームページなどフリーライターとして活動。「&あんふぁん」では、おでかけカテゴリーのナビゲーターとして、「子連れで楽しむ工場見学」を連載中のほか、「東洋経済オンライン」、「ロケットニュース24」などでも執筆。年長と小学3年生の姉妹の母。台湾・高雄に5年間在住経験あり。

工場見学が好きになったきっかけは?

工場見学にハマり始めたのは大学生の頃。大学の周りに工場が多くあったので、友人とおでかけ先の一つとして訪れていました。当時は「お得だし、楽しいな」くらいの気軽さで遊びに行っていました。

大学を卒業後は食品メーカーに就職し、生産管理などの業務に携わっていました。配属されたのが春巻きの皮を作る部署で、そこで初めて春巻きの皮が製造されていく工程を見て、驚きや感動があったのを覚えています。自社のもの以外にも、製造の工程を見ることに興味が湧きました。ちょうどその頃、仕事がシフト制で平日休みがあったので、土日だと予約が取りづらい施設にも足を運んでいました。

当時は自分の趣味が工場見学だと思っていなかったのですが、多いときは1日に4件ほど見学をすることもあって、人に話すと「それはもう立派な趣味だよ!」と言われて、工場見学が好きなんだなと実感しました。また、これは工場見学の魅力の一つでもありますが、ライフステージが変わっても楽しめるんですよね。子連れでも行けるところが多いですし、子どもが成長して子ども主体になってからも楽しい。世代問わず楽しめる趣味だなと思います。

お子さんと工場見学を楽しむ丹羽さん親子

私の場合は何度か転居していますが、さまざまな地方にも工場見学できる施設があります。夫の駐在で台湾に住んでいた頃も、現地の工場見学へ行きました。「パイナップルケーキ」や「トウチジャン」の施設を訪れましたが、わりと向こうはミュージアムのように入場料を支払うスタイルが多くて、日本はほとんどが無料でコンテンツもとても充実しているところが多いので、なんてありがたいんだろう、と改めてすごさを感じました。

累計600回以上工場見学をした丹羽さんが選ぶ、子連れにおすすめしたいスポット

おそらく、私が今までで一番訪れている「江崎グリコ」の工場見学は、何度行っても楽しめるコンテンツがたくさんあります。体験型コンテンツも充実していますし、私の中では工場見学をレジャーに匹敵するほどの施設に昇格させたパイオニアでは!? と思っています。

「グリコピア・イースト」

特に埼玉県にある「グリコピア・イースト」は、最後にクイズ大会があるのですが、毎度私は白熱しています。用意されている問題数も多くて、何度行っても飽きない工夫がされているんですよね。子どもたちも何度も行っていますが、毎回楽しんでくれます。工場見学できる施設は「グリコピア・イースト」(埼玉県北本市)のほか、「グリコピアCHIBA」(千葉県野田市)、「グリコピア神戸」(兵庫県神戸市)の3カ所あるので、近くにおでかけの際や旅行のときに行ってみてほしいです。

工場見学の一番の魅力は「製造ライン」

工場見学は試飲・試食ができたり、かわいいフォトスポットがあったり、お土産があったりなど楽しめるポイントはいろいろありますが、私が一番魅力に感じているのは「製造ライン」です。商品ができあがっていく過程を眺めるのが何よりも大好き。家族で工場見学によく行くのですが、「もうちょっと見たいから、車で昼寝して待ってて!」と夫や子どもにお願いするほど(笑)。

特にお気に入りの美しい製造ラインがある施設

栃木県那須市にある那須高原の銘菓「御用邸の月」の製造ラインが特に美しくてお気に入りです。大量のお菓子が流れていくラインを見ていると、運ばれてくるお菓子たちがなんだか健気に見えて、応援したくなるんです(笑)。「マツコの知らない世界」に出演した際にもお話しているのですが、その様子がまるで子どもの成長を見ているような気分に。製造ラインが運動場のトラックのように見えて、「がんばれー!」と心の中で流れていくお菓子を応援しています。

「御用邸の月」の製造ライン(丹羽さんのInstagramより)

特に製造ラインの立ち上げの瞬間は感動ものです。「これから(商品の)大行進が始まるぞー!」とわくわくします。例えるなら、皆さんが絶景を観るとか、パワースポットを訪れるときの感覚に近いかなと思います。

食品に限らず、ごみ処理センターや物流センターのラインを見るのも好きです。広島県に「広島市環境局中工場(エコリアム)」というごみ処理場があって、「美しいごみ処理場」と言われているんです。近いうちに行く予定があるのでとても楽しみにしています。

子どもに工場見学を体験させることのメリット

今はInstagramなどで事前にどんな場所か、写真や動画で情報を見ることができると思うのですが、私はあえて、工場見学に行く際は下調べをし過ぎずに行くようにしていて、その場所の第一印象や、わくわくする気持ちを優先しています。だから子どもにも、行ったからこそ感じられる、そのときの臨場感を大切にしてほしいなと思っています。

工場見学は「なんでだろう?」と疑問を引き出すのにも最適な機会なんですよね。疑問に思って、自分なりに考えたり、施設の人に質問してみたり、答えを自分で探したり、そういう体験を積み重ねられる場所だと思っています。私自身、子どもの頃から質問の多い子だと言われていましたが(笑)、「どうなっているんだろう?」と引きつけられる魅力が工場見学にはあるんですよね。

また、何か一つのものができあがっていく工程を見ることで、さまざまな職業があることを知るきっかけにもなります。最近は「SDGs」の取り組みについて詳しく展示や紹介をしているので、SDGsについて身近に、分かりやすく学べる場所でもあるなと感じています。

千葉県野田市にあるキッコーマン「もの知りしょうゆ館」で学ぶ、丹羽さんの長女

工場見学マニアとしての夢

漫画で工場見学の体験をコミックエッセイのようにしてまとめた本を作ってみたいです。私視点での工場見学の魅力を感じるポイントのようなものをまとめて、工場見学の魅力が伝わる一冊を作りたいですね。または、生産の裏側が分かるような、ビジネス視点での本も出してみたいです。「工場見学」をテーマに、消費者の目線や企業側の視点など、切り口を変えて、書籍が出せたらいいなと思っています。

また、今後新しくできる工場見学施設にも注目しています。私の地元、岐阜県に「湖池屋」の施設が昨年できたのですが、今年の春から工場見学ができるようになる予定なので楽しみにしています。「JFEスチール」の施設は年齢制限があるのですが、春には下の子も小学生になって、この条件を満たすので子連れで行きたいなと思っています。

「好き」が見つかると人生が豊かに

子育て中は「自分の趣味がない」「好きなものが分からない」というネガティブな気持ちに陥りがちだと思いますが、そんな中でも自分の「好き」を見つけられたら強いと思っていて、自分がわくわくすることにアンテナを張れると「好き」が見つかるんじゃないかなと思っています。

興味がないことでも「それちょっと面白いかも?」と思うようにしてみたり、ママ友など周りの人の「好き」を聞いたりしてみると、人の好きなものをきっかけに、自分の好きなものが見つかるかもしれません。

「好き」が見つかると、同じ趣味や熱量を持った人同士で仲良くなれることもあります。私はメディアでの発信を通して、ブログに「私も工場見学好きなんです!」とメッセージをもらって、一緒に工場見学へ行くほどの仲になった人もいます。「好き」がつなげてくれる、さまざまな縁があると思っています。

私は「工場見学マニア」としてメディアに出演していますが、「何がなんでも行きたい」「すべての施設を網羅したい」「他の人にマニアの座を奪われたらどうしよう」など、そこまで「マニア」であることに執着しているわけではないんです。自分の今の優先順位としては、やはり子育てが大切だし、ライターとしての仕事も大切にしているので、工場見学が何よりも優先というわけではなく、自分ができる範囲で楽しんでいます。

細々とでもいいから「好き」な気持ちを見失わず、家庭とのバランスを大切に。そんな風に工場見学を楽しむのが、今の私のモットーです。

ライター

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こどもりびんぐ &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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