『ベビーブックFirst』で英語とふれよう!0・1・2歳からはじめる英語教育
年齢別のアドバイスつき はじめての英語遊びのポイント
0・1・2歳の子どもたちが英語に親しめるようにするには、「英語遊び」として楽しく取り組むことが大切です。子どもの発達段階に合わせたおすすめの関わり方を紹介します!
積極的な声かけで 身につく力がぐんとアップ!
子どもはおうちの方とのコミュニケーションを通じて、言葉を獲得していきます。これは日本語だけではなく英語についても同様で、英語のCDやDVDを聞き流すだけでは言葉は定着しにくく、おうちの方と一緒に英語を言ってみたり、簡単なやり取りをしてみたりすることで、使える単語やフレーズが増えていきます。
DVDや動画コンテンツを見せるときは、できるだけおうちの方も一緒に見るようにして、英語の歌を子どもと一緒に歌ったり、出てきたフレーズを一緒に言ってみたりしましょう。おうちの方が「まねしてみよう!」と声をかけ、DVDなどに出てくるフレーズを表情やジェスチャーも交えながらまねしてみせると、子どももその英語のリズムが楽しくなって「まねしてみたい!」と思うようになり、英語がぐんと身につきやすくなりますよ。
おうちの方の英語との向きあい方
おうちの方も子どもと一緒に学ぶつもりで大丈夫!
英語が苦手なおうちの方は、英語のDVD や動画を子どもと一緒に見たり、絵本の読み聞かせを収録した音声コンテンツを流したりすることから始めてみましょう。おうちの方自身も子どもと一緒に学ぶつもりで、聞こえてくる英語をまねしているうちに、話せる英語が少しずつ増えていくはずです。
完璧をめざさずに英語を使うことを楽しむ
子どもが「英語を使うのって楽しい!」と思えるようになるには、まずはおうちの方自身が英語を使うことを楽しんでいることが大切です。「まちがえないようにしなければ」と気負わずに、英語を使ったやり取りの中で「英語で話せたね!」と親子で喜び合う経験を積み重ねていってくださいね。
0歳
手遊び歌などでふれあいながら英語を楽しむ
生まれたばかりの赤ちゃんは言葉を話せませんが、しばらくすると「アー」「ウー」などの声を出す「クーイング」が始まります。「アー」と言ったら、おうちの方も「アー」と同じように返してあげると、赤ちゃんは言葉でコミュニケーションをとることの喜びを感じられるようになります。また、0歳台は、ふれあいを通じておうちの方との信頼関係を築いていく時期です。英語の手遊び歌を歌いながら手にふれたり、体にタッチしたりして、おうちの方とのふれあいと英語の音を聞くことを同時に楽しめるような関わり方をしていきましょう。
【声かけのヒント】
子どもをひざの上に座らせて、手を握りながら“Hand”と言ってみたり、“Head”と言って頭をやさしくポンポンとたたいたりしてみましょう。お互いのこぶしをじゃがいもに見立てて重ねながら“One Potato, Two Potatoes”と歌う手遊び歌で数に親しむのもおすすめです。
1歳
絵本の「読み語り」で言葉への興味を育む
子どもが言語を身につけるプロセスでは、聞いたときに意味がわかる単語が50語を超えると、単語の発話が始まるといわれています。1歳をすぎると、少しずつ意味のある単語を言えるようになり、絵本を一緒に楽しむこともできるように。英語の絵本をゆっくり読んであげるのもいいですし、お気に入りの絵本に描かれているものの名前をおうちの方が英語で教えてあげる「読み語り」をするのもおすすめです。絵本に出てきたものをお散歩のときなどに見かけたら、そこでも再び英語の名前を教えてあげると、言葉への興味がさらに深まります。
【声かけのヒント】
絵本に描かれているものをおうちの方が指して、「何かな?」と日本語で言ってから、“Whatʼs this?” “A dog”という質問と答えの両方を英語で言って聞かせます。お散歩中にも“A dog! Itʼs big!”と言うなど、知っている言葉はどんどん使っていきましょう。
2歳
まねっこ遊びの中でフレーズのやり取りを
2歳台は大人のまねっこをするのがとても上手な時期で、おうちの方が言ったことをそのまま繰り返して言ってみる姿がよく見られます。英語遊びでも、子どもの「まねっこしたい!」という気持ちを生かすことが大切です。すぐにまねして言えるような、簡単で短いフレーズが登場する英語の動画を見たり、絵本をおうちの方が読み聞かせたりしてから、そのフレーズをまねして言う「まねっこ遊び」をしてみましょう。英語での簡単な質問と答えもまねできるようになると、覚えたフレーズを使って自分で質問に答えることもできるようになります。
【声かけのヒント】
例えば、動画で“Do you like apples?” “Yes, I like apples.”といったやり取りの様子を見て、そのフレーズをまねして練習したら、親子でお店屋さんごっこをして、そのやり取りを再現してみましょう。「まねっこ遊び」として取り組むと、英語を使うことを楽しめます。