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3人きょうだいで育った元乃木坂46・衛藤美彩さん「自分のきょうだい育児に思うこと」
2019年にアイドルグループ「乃木坂46」を卒業後、女性ファション誌のモデル等で活躍している衛藤美彩さん。2022年1月に第1子、そして2023年12月に第2子が誕生し、2児のママに。今回のテーマは「兄との絆」について。
兄との絆
私は3人きょうだいの真ん中で、兄と弟がいます。3つ上の野球少年だった兄と、7つ下の弟と一緒に育てられました。今回は兄とのお話しをしたいと思います。
私の兄は本当に優しいです。小さい時から私を怒鳴りつけたり、たたいたり、仲間はずれにしたりしたことは一度もありません。同じ小学校に通っていたのですが、登下校の際は私の荷物を持ってくれたり、お兄ちゃんの仲間と遊ぶ時も一緒に連れて行ってくれたりと、本当に私に優しくしてくれました。
兄が大好きだった私は、兄に初めての彼女ができたときには大泣きして部屋にこもったほどです。後にその彼女さんから、私が好きで憧れていたブランドのお洋服のお下がりを貰ったり優しくお話ししてくれたりしたことでコロッと好きになったのも、今思えば微笑ましい話しです(笑)。
私の結婚式の時には一通の手紙をくれました。手紙の一文に「もしも、万が一何かがあったときはいつでも帰っておいで。どんな時も絶対にミサの味方だから。結婚おめでとう」と、書かれていました。詳しい内容は私と兄だけの秘密にしたいのですが、この手紙を読んだ瞬間から私の一生の宝物になりました。
生きていると苦しいことや、社会に出ると傷つく経験もあると思います。でもそんな時に何があっても、この人は味方であり自分の理解者であると、お互いが思い合える関係があれば人は孤独を感じずに乗り越えられるのではないでしょうか。
私は自分の人生に兄がいて本当に良かったし、私もまた兄が何かあった時は一番に駆けつけて絶対に守りたいと思っています。
兄と妹の関係になる子どもたち
私の子どもたちも、兄と妹の関係です。ママに甘えん坊だった息子は、妹が生まれたことで少しずつ意識が芽生えてきて、妹のお世話を手伝ってくれたりと成長しています。自分よりも小さくて守りたい存在なんだと思っているようです。
私と兄のように、お互いが大切だと思い合える関係を築いていってほしいなと思います。