娘が幼稚園児になって夫婦の会話に変化が!体操のお兄さんの経験が生きていることも

娘が幼稚園児になって夫婦の会話に変化が!体操のお兄さんの経験が生きていることも

NHKの子ども向け番組で14年間、体操のお兄さんを務めてきた小林よしひささん。パパとなった今、お兄さんとは違う形で子どもとの関わりを満喫中! 自身の子どもとどう関わっているか、夫婦の関係まで、お話を聞きました。子どもとの向き合い方のヒントが満載ですよ!

娘の幼稚園入園で時間の使い方を考えるように!

――幼稚園に入園して、娘さんが決まった時間に家にいないという状況ですが、生活に変化はありましたか?

小林)まず入園してから、娘の起きる時間、寝る時間が一定してきたのを感じますね。あとは、娘が幼稚園に行っている時間を、どう使うかというのを考えるようにもなりましたね。思いのほか、あっという間に時間が過ぎてしまうなという感覚があります。

――子どもが幼稚園に入園すると、「さみしい派」と「楽しみ派」に分かれるようなのですが、小林家はどちらタイプですか?

小林)僕は娘の園生活は楽しみ派かな。どんな体験をしてくるのかなとか、友たちたくさんできるかなとか、楽しい想像の方が多いです。妻はずっと長い時間、娘と過ごしてきたので、これだけの時間、子どもと離れることはなかったので、心配している様子はありますね。

先生からの指摘に不安になることも…そんなときはこうしています

――園の先生から「今日はこんな様子でしたよ」と教えてもらうと思います。いいこともあれば、耳が痛いこともあって気にしてしまうママ、パパもいると思うのですが、小林家ではそういった話題は出ますか?

小林)先生と話す機会が多いということもありますが、心配するのはどちらかというと妻の方ですね。自分のやりたいことだけをやるという環境から、決められたこともやらなければいけない環境に入るのが幼稚園ですよね。自己主張の強い娘なので、それがなかなかできないと指摘されることがありました。そのことを妻は心配していましたね。でも、何万人という3、4歳の子どもたちを見てきた経験からですけど、まだ3歳なので、これからだと思いますし、「あまり心配しなくていいんじゃない」と話しています。
ある日、先生から「塗り絵が、お絵描きになってしまうと言われたから、パパ教えてあげて!」と妻に言われたんです。なので、娘と一緒に教えてながらやってみたらできたので、理解していなかっただけかもしれない、ちゃんと時間をつくってあげれば、できるようになるのだなと感じました。

――体操のお兄さんとして、長く子どもと接してきた経験があるから、奥様も「教えてあげて!」と言えるのだと思います

小林)そうかもしれないですね。本当にいろいろな子どもがいるし、まだ3歳ですしね。そして、先生もすべての子どもに時間をかけられるわけではないと思うので、家でできる娘のサポートはしたいなと思っています。
幼稚園で指摘されたことを、家で一緒にやってみるという時間も増えてきましたね。夫婦で不安を共有して、少しずつ払拭しているという感じですね。

――幼稚園生活でとっても困ったなぁというエピソードはありますか?

小林)あったかな・・・(考える)。あっ、ひとつありました! いつも娘はお弁当を完食して、元気いっぱいな子なんですけど、ある日、「お弁当をぜんぜん食べなくて、心配で電話しました」と、先生からはじめて連絡が来たんです。それで、すぐにお迎えに行ったことがありました。
娘はサンドイッチが大好きなので、サンドイッチのお弁当が多いんですけど、その日はおにぎりだったんですね、それがイヤだったという理由だったんですよ(笑)。体調は何も問題なかったということでした。ただ、初めての園からの電話だったので本当にドキッとしましたね。

――娘さんは、男の子とも仲良く遊んでいますか?

小林)娘は男女関係なく、人が好きですね。私の仕事現場に来ても、人見知りはほとんどなくて、みんなに好かれるという特技がある子です。男の子って、とくに男に子が好きそうなおもちゃで遊んでいると仲間に入れてくれなかったりすることもあるんですけど、娘の場合は遊びにも入れてもらって、年齢、男女関係なく遊んでいますね。

――小林さんは娘さんが男の子と遊んでいても、気にならないタイプですか?

小林)正直、気になりますよ(笑)。娘が男の子特有の力強い遊びなんかを一緒にしていると、大丈夫かなという心配はありますね。
自宅では人形や、パパのお世話をするのが大好きなんですけど、幼稚園では、お友だちにお世話をしてもらったり、遊ぼうと声をかけてもらったり、カバンを持ってもらうようなキャラクターのようで、うまいこと世渡りしているのを感じますね。

この春、スタートした娘さんの幼稚園ライフをきっかけに、会話の内容も変わってきたというよしお兄さんご夫婦。長く体操のお兄さんとして、子どもたちを見つめてきた経験は、奥様にとっては頼もしいですよね。
次回は忙しくて、子どもとの時間が十分にとれないよしお兄さんがしている工夫を紹介したいと思います。2月上旬頃公開予定、お楽しみに!

話を聞いたのは

小林よしひさ
1981年、埼玉県生まれ。日本体育大学卒業。2005年~2019年NHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」体操のお兄さんを歴代最長14年間務める。卒業後も得意な料理や運動能力を生かし、バラエティ番組、CM等で活躍。
子ども向けイベント、体操指導など活動の幅を広げる。YouTubeチャンネル「よしお兄さんとあそぼう!」も人気。「第10回イクメンオブザイヤー2020」芸能部門受賞

ライター

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こどもりびんぐ &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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