遊びながらさまざまな“飛行機のお仕事”を体験しよう

小学館『幼稚園』8・9月号の付録は「おとがなる!スカイマークひこうき」
多彩なギミックがSNSで“大きなお友達”にも話題に


2024年6月28日に小学館から発売された雑誌『幼稚園』8・9月号では、スカイマークとコラボした飛行機の組立て紙ふろくが登場!『幼稚園』編集部が公式X(旧Twitter)アカウントで完成品の動画を公開しています。スカイマークがこの投稿を「ちいさなおともだちも、大きなお友達も、みんなでなかよくつくろうね」と紹介すると、そのこだわりのギミックが“大きなお友達”にも話題に。


飛行機を安全に運行するために多くの人が携わっていることを、遊びながら体験できる仕組みになっており、園児はもちろん、飛行機好きの子どもから大人まで一緒に楽しめそう。今回はこだわりを形にしたスカイマーク 労務室 兼 そらとぶピカチュウプロジェクト事務局の森松慶子さんと、『幼稚園』編集部の今村祐太さんのお二人に、付録を最大限に楽しむおすすめポイントを聞きました。

スカイマークとコラボした組立て紙ふろく「おとがなる!スカイマークひこうき スペシャルセット」を組立てた完成品がこちら

「大人の方も楽しめるよう細部にまでこだわりました」(森松さん)


―――今回の組立て紙ふろく一番のこだわりはどこですか?


森松さん 幼稚園や保育園に通うお子さん向けではありますが、大人と一緒に楽しんでいただけるように細部にまでこだわりました。空の旅の楽しさを伝えたいのと同時に、飛行機が安全に飛ぶためには多くの職種の人たちの協力が欠かせないことも遊びながら体感してもらえるようになっています。
付録はもちろん誌面でも、飛行機に関わるさまざまな職業を紹介していただきました。
これをきっかけに航空会社を将来就きたい職業として感じていただいたり、スカイマークのファンが増えたらいいですね。大人の方にとっては、お子さんと一緒に付録を作っていただくことで、新たなコミュニケーションをとったり、笑顔になってもらえたらうれしいです。

飛行機本体だけでなく、パイロットや客室乗務員、航空整備士や地上旅客係員、グランドハンドリングスタッフなど、さまざまな職種の人形もずらり。制服の細部まで再現したそう。荷物運搬車とコンテナは、そらとぶピカチュウプロジェクト仕様で、実際に那覇空港で使われているものをベースに再現


今村さん 普段まじまじと見られないような部分もリアルに観察してもらえるよう、細部まで表現していますが、飛行機本来のフォルムより少し太めにデフォルメすることで遊びやすさにもこだわりました。胴体を本物と同じように細くすると置いた時には格好良いですが、遊びがいがなくなってしまうので。

付録の細かいこだわりはピカチュウジェットに関する企画やイベントを行う「そらとぶピカチュウプロジェクト」の中でも、若手中心の“アドバイザリーボードメンバー”とアイディアを出し合ったそう(右から2番目が森松さん)

「ただの模様ではなく、それぞれに大切な役割があることを知りました」(今村さん)


―――どんな部分に注目して楽しんでもらいたいですか?


森松さん 飛行機のライトやエンジンの形は本物に近い表現にこだわっています。普段触れたり近くで見たりできないものですから、本物に近づけることによって、いろいろな発見をしていただけるかなと。本当に小さなポイントですが、エンジンの形はまん丸のように見えて、実は下の方は俵型のおにぎり型になっている部分も再現しています。
また、飛行機は通常コンテナと呼ばれる大きな箱にお客様の荷物を入れて、コンテナごと飛行機に積み込みますが、スカイマークは「バラ積み」にこだわっています。お客様からお預かりした荷物を一つ一つスタッフが丁寧に積んでいる、その作業もこの付録で体験することができます。

荷物をきれいに積まないと、荷物室の扉がきちんと閉まらないようになっているそう

あとは通常は開かない機体の上部が開くようになっているのも特徴です。客席乗務員の人形を置いて遊ぶこともできますし、直接見ることのできないギャレーと呼ばれるキッチンスペースものぞけます。

内部は音声ユニットが組み込まれているほか、客席もズラリ。ギャレーはイラストで細部まで再現されています

今村さん スカイマークさんは翼の「ウイングレット」と呼ばれる部分にハートや桜などのマークが描かれているんですね。今回は中でも一番数の多いハートマークを入れています。また、機体が滑走路で尻餅をつきそうになった時に、直接機体を擦ってしまわないように取り付けられている「テールスキッド」も実物さながらに印刷しています。

あとはコックピットの下側にある外気温や速度などを計測するピトー管などです。飛行機のおもちゃなどにも再現されていることがありますが、だたの模様ではなく、そんな大切な役割があるんだと僕自身もすごく勉強になりました。

あとは背景ポスターにもこだわりがあります。ピカチュウジェットの機体や、那覇空港で管理課のスタッフが描いて話題になった水アートの様子も描きました。

「飛行機が飛び立つ瞬間のワクワク感を音声で繰り返し楽しんで」(森松さん)


―――機体内部には音声ユニットも組み込まれていますね。


森松さん 飛行機に乗り込んでから離陸までの音声やエンジン音をギュッと詰め込みました。客室乗務員からの挨拶や、出発の準備が整って、プッシュバックと呼ばれる機体を動かす動作の許可をもらう管制塔とのやり取り、離陸する時のエンジン音などを入れています。飛行機が飛び立つ瞬間の非日常感や、ワクワク感を何度も繰り返し楽しんでいただけるかなと思います。


―――園児だけでなく、小学生や飛行機好きの大人まで広く楽しめそうです。


今村さん 老若男女楽しめる付録を目指した結果、付録を作り上げるのに1時間半くらいかかるので、『幼稚園』の付録史上かなり上位の難度になりました(笑)。ただ割とすぐ飛行機という形がすぐに見えてくるので、そこをモチベーションに作っていただけると良いかと思います。今回、空港にある書店にも多めに配本してもらう予定になっていますので、旅の思い出のお土産にしていただけるとうれしいですね。


森松さん 飛行機に乗ったことがある方もない方も、飛行機に興味を持ったり、空を見上げて笑顔になっていただけるようなきっかけの一つになったのではないかなと思っています。やっぱりお客様を安全にお送りするために、飛行機にたくさんの人が関わっているということを遊びを通して多くの方に知っていただければうれしいですね。

PROFILE

森松慶子さん(写真左)
スカイマーク株式会社労務室(総務人事部 人事課 採用グループ/そらとぶピカチュウプロジェクト事務局兼務)。
労務室として社内における労働問題に関する業務を行いながら、採用活動や、ピカチュウジェットに関する企画やイベントを行う「そらとぶピカチュウプロジェクト事務局」メンバーとしても活動。

今村祐太さん(写真右)
小学館 幼児誌編集室幼稚園編集。『幼稚園』の付録を担当。スカイマークと共に『幼稚園』史上初の飛行機付録を実現させる。

取材・文/山田朋子

『幼稚園』2024年8・9月号

ユニークな企業コラボ付録で話題の幼児雑誌。4・5・6歳の好奇心をくすぐる、遊びと学びが詰まった一冊。

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ライター

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&あんふぁん編集部 &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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