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「ユースキンA」/ユースキン製薬
発売から62年。ママもばあばも使ってきた、乾燥・手あれ対策にぴったりなクリーム「ユースキンA」。ロングセラーの秘けつや商品の誕生秘話を編集部がリサーチしました!
ひび・あかぎれ・しもやけなどの肌トラブルに効く、黄色くてスッとする香りが特徴のビタミン系クリーム。発売は1957年(昭和32年)、発売から62年目。使用シーンに合わせて、ジャー・ポンプ・チューブなど3形態6種を販売(指定医薬部外品、メーカー希望小売価格:税別420円から)。販売名:ユースキンAa
この人に聞きました
五嶋文乃さん
ユースキン製薬 企画部
2013年入社。1年半は営業を担当し、薬局・薬店を巡る日々。その後企画部に配属され、プロモーション・広報業務を担当。
黄色くてスッとする香りが特徴の 全身に使えるビタミン系クリーム
Check1 手あれに悩む女性の声が誕生のきっかけ
昭和31年当時、神奈川県川崎市で薬局を営んでいたユースキン製薬の創業者・野渡良清さん。その店に手あれに悩む一人の女性が訪れますが、その頃の市販薬といえばベタベタして手にほこりが付いてしまうようなものばかり…。その女性の残念そうな表情を忘れることができず、知り合いの化学・薬学の専門家である綿谷益次郎先生に依頼して新しいクリームの開発をスタート。翌年、発売にこぎつけます。
Check2 黄色はビタミンB2、においは有効成分「dl-カンフル」
ユースキンAといえば、クリームの黄色とスッとする香りが特徴的。黄色は「ビタミンB2」、においは炎症を鎮める成分「dl-カンフル」によるもので、発売当時の処方から受け継がれています。
Check3 名前の由来はまさに“You(あなた)”“Skin(肌)”
いざ商品に名前を…というとき、野渡良清さんの頭にパッと浮かんだのが“あなたの肌=ユースキン”。正しい文法では“ユアスキン”ですが、そこは昭和当時のご愛嬌。何と、ものの5分で決まったそう。