子育てと仕事を両立する働き方が見つかる「LIFULL FaM」

ママが子育てと仕事を両立しながら、スキルアップできる“ママの就労支援事業”。IT系などの企業から仕事を受託し、子育てママを中心としたFaMパートナーに研修と仕事を提供。 現在、東京都目黒区と岩手県、福井県、島根県、宮崎県（フランチャイズ）にオフィスを展開。

この人に聞きました

秋庭　麻衣さん
LIFULL 地方創生推進部 FaMグループ長

ネクスト（現LIFULL）の社内第1号となる産休・育休を取得。復職後に「仕事と子育ての両立で直面する問題を解決したい」という思いから社内制度を立案。2014年ネクストから100％出資を受け「LIFULL FaM」を設立。2021年4月からLIFULL地方創生推進部FaMグループとして事業を継続。

“子育てと仕事をHAPPYに！”を目指し 「子どもが小さくても働きたい」ママをサポート

Check1 働くママが安心できる仕事環境が充実

「LIFULL FaM」は“子育てと仕事をHAPPYに！”をコンセプトに、「子どもが小さくても働きたい」というママの思いをサポートする事業です。主な業務内容は、企業から受託した、サイトのデータ入力やライティング、SNS代行など、Webマーケティングの案件が中心。ですが、パソコンの経験がない人でも取り組めるよう、研修制度を充実させ、スキルアップも可能にしています。また、1つの案件に対して3人～10人の複数人で取り組みますので、お子さんの急な体調不良で仕事ができなくてもほかのメンバーがカバーし、お互いがサポート。働くママにとっては安心できる仕事環境を整えています。
子育てをしながらお仕事をするにも、子どもを「預けたくない」「預け先がない」「預けたい」とそれぞれの考えがあると思います。どのような環境で仕事に取り組むかは、人それぞれです。そのため「LIFULL FaM」では、オフィス勤務、オフィス勤務＋キッズスペース利用、在宅ワーク、1日1時間からフルタイムまでと場所と時間が自由に選べるようになっています。オフィス勤務は、現在はコロナの影響で、週に1回くらいしか集まらないのですが、その日が意外と大切で。仕事についての課題解決はもちろん、子育ての話をするなど、在宅ワークのリフレッシュにもなっているようです。

Check2 子育ては立派なキャリア。思い切って一歩を踏み出して

私自身、子育てをしながらキャリアを継続させてきました。振り返ってみると、育児休暇から復帰した1カ月は「仕事を続けていいのだろうか…、会社にも子どもにも申し訳ない」という精神的葛藤が大きかったように思います。子育てと仕事の両立は大変でしたが、授業参観に顔を出したり、一緒に勉強をしたりと、楽しいことがたくさんありました。
実は子育てをしながらお仕事をされている方の多くが短い時間で集中して働くため、生産性やマネジメント能力が高い傾向にあります。子どもの体調不良で休むことも多いので、同僚にお仕事をお願いするコミュニケーション能力も高くなります。また、「子育てしかしたことがないのですが…」という方がいらっしゃいますが、家事や子育ては、本当にやることが多いんです。学校や習い事、食事の準備など、限られた時間でタスクをこなさないといけないため、タスクマネジメント能力がいつしか高くなるんですよね。家事や子育ては立派なキャリア。ですので、ブランクがある方も専業主婦の方も、もっと自分に自信を持って、自分らしい“両立方法”を見つけて、思い切って一歩を踏み出してほしいですね。

Check3 地方に住む子育て中のママも一緒に働ける

現在「LIFULL FaM」では、東京都目黒区と岩手県、福井県、島根県、宮崎県（フランチャイズ）に子連れで利用できるオフィスを展開しています。地方のオフィスは自治体と連携し、地域の空家や空き施設をオフィスとして運営しています。実は、地方では子どもを育てながら仕事をする環境がまだまだ整っておらず、また、自宅でできるようなWebマーケティング関連のお仕事はあまり見つけることができません。「LIFULL FaM」は、Webマーケティングのお仕事が中心。働く場所を選ばないので、地方の方でも登録が可能です。「LIFULL FaM」をきっかけに、地方に住む子育て中の女性の定住、または地方への移住の促進につながればと思っています。
100人いれば100通りの子育てと仕事の両立方法があります。「LIFULL FaM」では、より多くのママが“子育てと仕事をHAPPYに！”過ごせるよう、事業を拡大し、地方拠点も増やしていきたいと思っています。

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