アニメやクイズで楽しく「食べもの」について学ぶ「たべるのおはなし教室」

アニメやクイズで楽しく「食べもの」について学ぶ「たべるのおはなし教室」

埼玉に本社があるスーパーマーケット「ベルク」。同社の管理栄養士や食育インストラクターが講師を務める、幼稚園・保育園を対象とした食育授業についてリサーチしました。

食育アニメーション「どうぶつ村は今日も大さわぎ⁉」は、子どもたちの身近な食生活の問題をテーマにしたプログラム。園児たちが飽きることなく、正しい食生活の基本を学べます

この人に聞きました

飯島美佳さん
株式会社ベルク 食品管理室 係長

管理栄養士、日本野菜ソムリエ協会認定野菜ソムリエ、アスリートフードマイスター3級の資格を取得。

食を通じた社会貢献活動の取り組みとして 「食育」を推進

Check1 出張授業で楽しく食育を学ぶ、店長との中継も

ベルクの食育授業は、ファイブ・ア・デイ協会の園児のための食育プログラム「5 A DAYたべるのおはなし教室」をベースに組み立てています。動物が登場する食育アニメーションや、キャラクターを用いた「三色食品群」の説明、1日(a day)に5皿分の野菜と200gの果物を食べようという意味を表す「5 A DAY」の紹介、野菜・果物クイズなど楽しく学べるコンテンツが盛りだくさん。おうちの人とお買い物でベルクに来店いただいた際、学んだことを思い出してほしいという願いから、授業の最後にはベルクの店長との中継も。「三色食品群」が一目でわかるランチョンマットのお土産は子どもたちに好評です。幼稚園・保育園に講師が出向いて出張授業を行います。

Check2 店舗に移動して「おかいものたんけん」もできる

ベルク近隣の保育園・幼稚園なら、園バスなどで店舗に移動して「おかいものたんけん」を体験することもできます。店内では、まず実物の野菜や果物を見ながら、豆知識のお話やクイズをします。例えば「にんじんのオレンジ色は目にいいんだよ」「ダイコンが辛いのは上の太いほうか下の細いほう、どっち?(正解は下)」のような、子どもたちが興味をひく内容で、楽しみながら知識を身につけることができます。その後、グループごとに「みどりいろの野菜を選んで買ってきて」など具体的なお買い物のミッションを出し、ベルクオリジナルの“魔法のお金”を使って実際にレジでお会計も体験。購入した食品は、お土産としてみなさんにお渡ししています。

Check3 リピーターが多数! 今後は園児向けに「SDGs」の授業も展開予定

参加はホームページなどで受け付けていますが、ありがたいことに、一度体験いただいた園に翌年もリピートしていただけることが非常に多く、「たべるのおはなし教室」の参加園は年々増えています。2022年度は23園・計577人、2023年度は9月12日現在、16園・計424人に参加いただいています。店舗の近隣の園も多いですが、どこの園からも参加をお待ちしています。現在は小学生高学年向けの「オンラインSDGs学習」を展開していますが、今後保育園・幼稚園児向けにわかりやすいコンテンツをつくり、食育の取り組みをSDGsにつなげて学んでもらえたらと考えているところです。

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&あんふぁん編集部 &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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