そんな日もあるよね。「ママ」と呼ばれるのに疲れた日
ママと呼ばれるのに疲れた
息子に呼ばれるのをあんなに楽しみにしていた「ママ」という言葉。9カ月の頃、ママのような、まんまのような言葉を言い始めたときはすっごくうれしくて何度も何度も自分を指差して「これは?」「これは誰?」と聞いてたっけ。
あれからちょうど2年たった2歳9カ月、贅沢な悩みとは重々承知の上で、1日の中で何度も何度も呼び止められるのに疲れてしまった。
大事な書類を書いている、メールをしている、電話をしている、本を読んでいるときでも「ママ、ねぇ見てママ、これ見て、ほら、しゅごいのよ、ママ、ママ、ママ、ママ、ママ、ママ、ママ……」。
一度や二度なら はいはい、なあにと言えるものの、これが毎日毎日1日に何度も。息子をないがしろにするのは嫌で、自分の用事を中断して話を聞いたり一緒に遊んだりももちろんしていたけれど、ある日限界が来てしまいました。
「も~~~ママママママママばっかり疲れたよしんどいしんどいよ~~~~!ウワーーーーーーーーーッッ!!!」
2歳の子でももっとマシなぐずり方するぞというような駄々のこね方をして机に突っ伏してしまいました。しん…と静まり返る部屋の中で、息子が先に口を開きました。
ママ何してるの?
心が折れました。