20年間でもっとも読まれた「巻頭特集」ベスト10

20年間でもっとも読まれた「巻頭特集」ベスト10

おかげさまで、幼稚園児とママの情報誌「あんふぁん」は今年創刊20周年! 20年間で作った巻頭特集(表紙をめくって1番最初に出てくる特集記事のこと)は200を超えます。「子ども達の将来に少しでも役立つことを!」「ママとパパの子育ての参考なったらいいな!」という思いで記事作りをしてきました。この20年分の記事の中から特に注目度が高く、長く読まれ続けている「巻頭特集記事ベスト10」※をまとめてみました。子育て法・考え方に多少の変化はあれど、子どもを思う親にとって、今読み返しても心に響くテーマばかりだと自負しています。ぜひチェックしてください!
※あんふぁんWebで読まれた巻頭特集の順位

1位:感情をコントロールできない 暴力幼児が増えている!?

感情のコントロールが苦手な子どもが増えているというデータをもとに、児童の問題行動について白梅学園大学子ども学部子ども学科教授の増田修治先生に話しを聞きました。すぐに手が出てしまう子、自分の感情をうまく言葉にできない子、手や体の一部が触れることを嫌がる子、自分を棚に上げて人のことを責める子など、子どもの暴力の特徴について解説。また、アンケート結果からきょうだいやパパ・ママを叩いたり、電車の中で大声を上げたり…といったお悩みを、読者の約半数が抱えていることもわかりました。「子どもがムカついているときこそ、感情をコントロールする術を教えるチャンス」ということで増田先生からのアドバイスは特に関心を集めました

2位:読者が1週間チャレンジ! 夫婦円満、歩み寄るのは私から?

「パパは指示しないと動いてくれない」「せっかくママを手伝っても文句を言われる」。パートナーへこんな不満を持ちつつ、「どうせ変わらないから」と諦めていませんか? 気持ちを上手に伝え、夫婦円満になれるコミュニケーションにはコツがあるそう! 2人の読者に1週間、パートナーには内緒で専門家のアドバイスに従って、接し方を変えてもらいました。果たして効果のほどはいかに? 夫婦仲が良いことは子育てにも良いことですよね。お互いを尊重する歩み寄り夫婦を目指しましょう。

3位:ママでも簡単! 人気キッズサロン直伝おうちヘアカット

キッズ専門サロンのスタイリストさんに、おうちでできるキッズのヘアカット法を教えてもらいました。全部自分でカットするのはハードルが高い…という人は、前髪だけなど、ポイントを絞ってチャレンジしてみて! 男の子の場合は、おうちで土台から作るのは大変なので、まずはお店でカットしてもらい、伸びてきた分をママがカットすれば、失敗も少なくおすすめ。女の子の場合は、真ん中が短くサイドが長い、自然な前髪カットをアドバイス。

4位:“怒り”はコントロールできる!怒鳴る私よ、さようなら

イラッとしたり、カーッとなった感情を子どもにぶつけてしまい「ああ、またやってしまった」と後悔すること、ありますよね。「おこらない子育てセミナー」を開催している嶋津良智さんは「怒りの感情はコントロールできる」と断言。どうすればコントロールできるのかノウハウを聞きました。「怒り」は人間が生きていく上で大切な感情のひとつ。怒りたければどんどん怒っていいそう。また、怒りに「いい怒り」も「悪い怒り」もなく、あるのは「いい表現なのか」「悪い表現なのか」だけ。怒ったあとに「何であんな言い方してしまったんだろう」と後悔したり、自己嫌悪に陥ったりするのは、怒りを上手に表現できなかったから。感情に流されずに、上手に怒りの表現をするために、押さえておきたい4つは要チェックですよ。

5位:急かさない!怒らない!平日の朝時間スムーズ乗り切り術

朝の準備時間で子どもの行動が遅くて焦ったり、イライラしたり、思わず「早く!」と叱ってしまうことはありませんか?「今よりさらに早起きするのではなく、朝の余裕が生まれる他の方法を知りたい!」というのが忙しいママの本音ですよね。そんなママにおすすめの子どもを動かす声かけテクニック、読者ママの実践アイデアを紹介! 朝が忙しいのは「大人の都合」。自分のペースで「親の時間を食べて大きくなる」のが子ども。何でも「大人の2~3倍は時間がかかる」と心得つつ、時短の工夫をしていきましょう。また、子どもは不安や怒りなど「負の感情」が強いと、スムーズに動けません。だからママが「早く!」と急かしたり、叱ったりすると、かえって動きが遅くなってしまうのです。日頃から子どもの話をじっくり聞いたり、スキンシップをとったりして、不安感を減らしておくことも朝をスムーズにする大事なポイント!

6位:ちゃんと泣ける子に育てよう!

年少さん、年中さん、年長さんと、年齢が上がるとともに自分の気持ちを言葉で伝えられるようになっていきます。でも、まだ「泣く」ということで、さまざまな気持ちを表現することが多い年代です。幼稚園児にもなると「もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから、そんなことで泣かないの」と言ってしまいがちですが、泣けるのは心が健康な証拠。長年、子どもの心と向き合ってきた慶應義塾大学医学部の渡辺久子先生に泣くことの大切さについて聞きました。

7位:我慢する力の育て方

公共の場では静かにする、欲しいものがあっても「買って」と言わないなど、生活の中で子どもに我慢してほしいシーンはたくさんありますね。でも「ダメ!」と叱るだけでは我慢する力は育ちません。また、強い力で押さえつけてばかりいると、幼児期に一番大切な主体性がそこなわれたり、親がいない所では我慢できない子になってしまう場合もあります。親はどのように関わるのが望ましいのでしょうか。長年、子どもたちの成長に寄り添ってきた安見克夫先生に聞きました。

8位:小1の壁はこう乗り越えた! 働く小学生ママからアドバイス

ずっと働き続けたいママの前に立ちはだかる「小1の壁」。この春に子どもが小学校入学を迎えるママはもちろん、数年後に迎えることになるママでも気になることですよね。入学後もイキイキ働き続けるママ3人に、自身が感じた壁と乗り越えた方法について語ってもらいました。壁を乗り越える秘訣は、園時代の情報収集と心の準備です。公立小学校で、学童保育を利用するケースの道のりも併せて紹介します。

9位:ケンカ体験はタカラモノ

幼児期のケンカは、自己主張のぶつかり合い。ケンカを通して自分の思い通りにいかないことを知り、相手の気持ちを思いやったり、折り合いのつけ方を学んでいきます。子どもがケンカをすると、つい止めてしまいたくなりますが、この時期、ケンカ体験はタカラモノなのです。今と昔では、子どもを育てる環境が大きく変わりました。1つは、幼稚園に入園する前、多くの子どもは家の中でお母さんと2人だけで過ごすケースが多くなりました。子どもが親以外の人間と関わる機会が少なくなっています。2つ目は親同士の気兼ねの問題。他の親たちとうまくつき合うためのストレスがとても大きくなっていると思います。この2つの変化によって、子ども同士がケンカをしにくい環境になっているのです。

10位:失敗を恐れて挑戦しない子は どうすれば意欲が出るの?

親としては、子どもが新しいことに果敢に挑戦してくれるとうれしいものです。でも、子どもの発達段階では、自分がどう見られるかという客観的な視点が出てくる時期。どうすれば「失敗を恐れない」「失敗してもへこたれない」意欲をもった子になるのでしょうか?「子どもと真剣につき合えば、子どもは必ず変わる」を実践し、全国の園や保護者の悩みを解決している本吉圓子さんにお話を聞きました。

ライター

&あんふぁん編集部&あんふぁん編集部の画像

&あんふぁん編集部 &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

学び・遊び・教育:新着記事

電子書籍

幼稚園児とママ・パパの情報誌

親子の保育園生活を応援する情報誌