夏休みに親子でトライ!おもしろ実験遊び
親子で過ごす時間が増える夏休み。
身近な材料を使ってできる実験遊びを楽しんでみませんか?
子どもの知的好奇心を育むだけでなく、さまざまな分野を横断して学べる「STEAM(スティーム)教育」(※)に触れるきっかけにもなりますよ。
※科学・技術・工学・芸術・数学を対象とした教育理念
まだまだあるよ!おもしろ実験遊び
まるで生き物みたい!動くスライム
[用意するもの]
●砂鉄 約大さじ1
●軟らかめのスライム 約80g
(市販品の場合は「ジューススライム」などがおすすめ)
●磁石
[手順]
- スライムに砂鉄を小さじ1程度ふりかけて練る。この工程をスライムが真っ黒になるまで繰り返す
- [1]に磁石を近付ける
スライムに磁石を載せると、どんどん沈み込んでいきます。他の物を載せるとスライムがどう変化するか比べてみましょう。
ここに注目!
磁石を近付けると、スライムが生き物のように動きます。これは、磁石にくっつく砂鉄の性質を利用した実験です。砂鉄はホームセンターなどで購入できますが、公園の砂場で集めることもできます。磁石を近付けるとくっついてくる黒い砂が砂鉄です。
◯◯をつけるだけで絵の具の大爆発
[用意するもの]
●トレイ(浅くて広い皿でもOK)
●牛乳
●水で溶いた絵の具
●食器用洗剤
●綿棒
[手順]
- 牛乳を入れたトレイに絵の具を垂らす。
- [2] 食器用洗剤を付けた綿棒で、[1]の牛乳や絵の具をつつく。
ここに注目!
綿棒でつついたとたんに、絵の具が水面に広がっていきます。これは食器用洗剤に含まれている「界面活性剤」の働きを利用した実験で、毎日の食器洗い(洗剤が水の「表面張力」を壊し、油となじませる現象)と似ています。水面がマーブル模様になったら白い紙を載せて絵の具を写しても楽しめますよ。
好きな色を組み合わせて色水カクテル
[用意するもの]
●水
●砂糖
●食紅
●スポイト
●筒状のグラス
[手順]
[1] 以下の4種類の液体を用意する。濃度がある程度異なれば良いので、目分量でOK!
A:飽和砂糖水(これ以上、水に溶けなくなる状態まで砂糖を入れる)
B:濃度約25%の砂糖水(水:砂糖=3:1)
C:濃度約10%の砂糖水(水:砂糖=9:1)
D:何も混ぜていない水
[2] [1]にそれぞれ食紅で違う色を付ける。
[3] 「A→B→C→D」の順にスポイトで少量ずつ試験管に入れる(色水が混ざらないよう、試験管の縁に沿わせながらそっと入れる)。
[手順]
01.以下の4種類の液体を用意する。濃度がある程度異なれば良いので、目分量でOK!
飽和砂糖水(これ以上、水に溶けなくなる状態まで砂糖を入れる)
B 濃度約25%の砂糖水(水:砂糖=3:1)
C 濃度約10%の砂糖水(水:砂糖=9:1)
D 何も混ぜていない水
02.[1]にそれぞれ食紅で違う色を付ける
03.「A→B→C→D」の順にスポイトで少量ずつ試験管に入れる(色水が混ざらないよう、試験管の縁に沿わせながらそっと入れる)
ここに注目!
砂糖水で層を作れないときはガムシロップで代用を。水の入ったグラスに食紅で色を付けたガムシロップをそっと注ぐと、ガムシロップが沈む様子を観察できます。観察し終えたらグラスの中を混ぜてみましょう。混ざることで濃度が一定になるので、層がなくなる様子が分かりますよ。
STEAM教育にもつながる!あんふぁん読者のおうち遊びアイデア
子どもの「お金って汚いね」という言葉をきっかけに、10円玉をクエン酸水に入れてきれいにする実験をしました。(愛知県/伊藤祥子さん)
野菜をいくつか用意して「どれが水に浮かぶでしょうか?」とクイズを出して遊びました。(京都府/中澤あゆみさん)
家にあるのものを使って重さが100gぴったりになるようにチャレンジ!(兵庫県/藤田京さん)
水風船やシャボン玉が割れる瞬間をスローモードで撮影。動画を再生して割れる様子を観察しました。(神奈川県/小笠原久美子さん)
夜に部屋の照明を薄暗くして、懐中電灯で息子を照らし、影が大きくなったり小さくなったりする様子を楽しみました。(東京都/白子慶子さん)