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2歳&0歳を育てる衛藤美彩さん、1日のスケジュールや2人育児の“今”について
2019年にアイドルグループ「乃木坂46」を卒業後、女性ファション誌のモデル等で活躍している衛藤美彩さん。2022年1月に第1子、そして2023年12月に第2子が誕生し、2児のママに。今の衛藤美彩さんの日常や子育てについて聞いてみました。
いろいろな発見と喜びと学びがあって、1日があっという間
2歳・0歳の子どもと過ごす、1日のスケジュール
子どもたちは朝7時に起きてくるので、私はその30分前くらいに起きて洗濯や片付けなどをして、子どもたちが起きてからはハイスピードで駆け抜けます。朝ごはんや、長男がプレスクールに行く日であればその準備など。そんなハイスピードモードの私を知ってか知らずか、息子は今いろいろなキャラクターのシールにハマっていて、起きてすぐ机に向かいシールタイム。朝は比較的おとなしく過ごしてくれますね。
息子は、ほとんどひとりで食べられますが、まだサポートが必要なので、離乳食が始まった娘と同時進行。両手で兄妹にそれぞれ食べさせていますね。息子がスクールに行っている間は、ようやく娘にスポットが当てられる時間です。娘にだけ注目してあげられる時間が今は貴重なので、じっくりと向き合うようにしています。
この夏も毎日暑かったので、外で遊ぶということができなくて、家にマットを用意しました。息子はその上でジャンプをしたり、スクールから帰って来てもパワー全開で遊んでいますが、なんであんなに全力で動けるんでしょうね(笑)。子どもの体力には感心するばかり。そこからまたハイスピード!お風呂に入り、ご飯を食べて寝る、という日々です。
19時くらいには寝るので、そこから私は家事をスタート。おむつのストックを追加したり、ティッシュを詰め替えたり…といった名もなき家事をやっています。不足分をネットで購入しようと検索していたら、1週間前に購入したと思っていた商品がカートに入ったままだった!なんてこともあって、ボケボケしていることもありますが…。そんな感じで、あっという間に1日が過ぎていきます。
リビング学習、音楽、食育と、ちょっと教育ママっぽいところも
自分で「ボケボケしているなぁ」と思いつつも、ちょっと教育ママっぽいところもあります。子どもが興味を持っていると話したシールも、リビングに本人用の机を置いてそこでやっていますが、小さいうちから机に向かう習慣ができたらいいなと思っています。
また、私はアイドルとして歌を歌ってきた中で、音楽は素晴らしいと思っていて、その気持ちを子どもと共有したくて、タンバリンなど簡単な楽器も用意しました。私が童謡を歌って聞かせることも多いのですが、最近は「ぶんぶんぶん」が娘のお気に入り。縦揺れで音に乗ってくれます。
息子には「もりのくまさん」を歌ってあげると、「なんでくまさんはもどってきたの?」と質問をされることもあって、ストーリーとしても面白いようですね(実はこの歌って5番まであるって知っていますか?)。今は童謡から音楽に触れさせて、大人になった時に音楽が好き、歌が好きって思えたらいいですね。
食べ物では「蒸しパン」がお気に入りの息子
私がよく作る「蒸しパン」にハマっているようで、息子は進んでお手伝いをしてくれます。自分で卵を割って、自分が嫌いなほうれん草のパウダーも自ら入れてまぜまぜ(まぜるのが楽しい!)。
最初は、ほうれん草とは言わずに「緑の蒸しパン」と話していたのですが、「実はほうれん草なんだよ、食べられたね!」と教えてあげると、自信がついたようです。とはいえ、まだほうれん草単体では食べられませんが、ゆっくり自分のペースで食べられる日が来たらいいなと思っています。
3歩進んで2歩さがっても、確実に前に進んでいる
今、息子がとても成長しているなと感じています。特に娘に対しての優しさが、日に日に増していますね。“お兄ちゃん”と言っても年子なので、例えば自分が使っているおもちゃを取られたら、嫌じゃないですか。私がその度に「取られても、貸してあげてね」と言って納得をさせていたのですが、ある日、ケンカになる前に、あげてもいいおもちゃを妹に与えて交換という形で渡して、それぞれのおもちゃで楽しく遊ぶことができたんです。ずっと言い続けていたことを、ちゃんと実践できていて、そばで見ていてジーンと感動しちゃいました。
優しい気持ちを持つこと、どうしたら相手が喜ぶのか考えること、自分がどうしたら楽しく過ごせるのかをナチュラルにできている様子が見られたので、勝手におもちゃを奪うような行動はせず、「どうぞ」と渡せる子になっているんだなと思いました。
集団生活は不安よりも期待の方が大きい
来年から息子は幼稚園に入る歳ですが、いろいろなことを吸収して覚えていく成長過程で大事なのは、多くの価値観に触れることだと思っています。
昔は、たくさんの大人と関わって暮らしていたので、当たり前のように、さまざまな意見があってその中で生活してきたと思いますが、今は核家族が多いですよね。多くの大人と過ごす経験をせずに成長をしているので、幼稚園のような集団生活をする場に入ることで、先生や同じ年齢のお友達と一緒に過ごして、いろいろな経験をしてほしいなと思います。
「ママには聞いてもらえるけど、別の人はこういう反応なんだ」とか、「この先生は優しいな」とか、人を見ていく力を養って、臨機応変に対応できるように、徐々に感覚として覚えてほしいですね。
子どもと離れる時間ができて、きっと不安やさみしさはあると思いますが、こだわりを他人には求められないし、人に預けるというのは自分の訓練だと思っています。最初からママも、3歩進んで2歩さがる、でいいと思っていて、迷ったり悩んだりしながらも、その都度夫や家族と話して、クリアしていければいいのかなと思っています。一緒に子育てを楽しみましょうね。
取材/森岡陽子